年間ドラマ視聴率はテレ朝トップ! フジは日テレに肉薄!「2018年民放連ドラ局別・枠別視聴率ランキング」

日刊サイゾー

2018/12/30 01:00


 2018年のプライム帯の民放連ドラがすべて終了した。そこで、本項では、今年放送された民放プライム帯の連続ドラマの局別、枠別の平均視聴率をランキング形式でまとめた。

まず、局別では『相棒』(水谷豊主演)、『科捜研の女』(沢口靖子主演)などの人気ドラマシリーズを多く抱えるテレビ朝日が平均13.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、昨年の13.0%を上回り、断トツでトップを守った。

今年はドル箱だった『ドクターX~外科医・大門未知子~』(米倉涼子主演)が放送されなかったが、代わりにオンエアされた『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(同)が15.7%をマーク。木村拓哉主演『BG~身辺警護人』も15.2%を記録。『相棒』も着実に15%を超え、放送された12作品すべてが2ケタに乗せる快挙を達成し、盤石の首位となった。

TBSは平均10.8%で、昨年(10.7%)から微増し、今年も2位をキープ。看板枠「日曜劇場」では、嵐・松本潤主演『99.9ー刑事専門弁護士-SEASONII』が17.6%、嵐・二宮和也主演『ブラックペアン』が14.3%、阿部寛主演『下町ロケット』シーズン2が13.6%と高い視聴率をマーク。綾瀬はるか主演『義母と娘のブルース』も14.2%を記録し、全体の平均視聴率アップに大いに貢献した。

日本テレビは順位こそ3位で、昨年と変わらなかったが、平均視聴率は9.4%→8.2%と急降下。最大の敗因は、看板枠だった「水曜ドラマ」の大不振だ。昨年の同枠ドラマでは、綾瀬主演『奥様は、取り扱い注意』、高畑充希主演『過保護のカホコ』、吉高由里子主演『東京タラレバ娘』と3作が10%を超えたが、今年は総崩れ。

広瀬すず主演『anone』、吉高主演『正義のセ』、石原さとみ主演『高嶺の花』、新垣結衣&松田龍平主演『獣になれない私たち』が、いずれも1ケタに終わったのが、なんとも痛かった。もともと「土曜ドラマ」「日曜ドラマ」が弱いだけに、日テレは「水曜ドラマ」を立て直さないと、来年の巻き返しはならないだろう。

長らく視聴率低迷が続くフジテレビは今年も4位だったが、平均視聴率は昨年の7.4%から、7.8%に上げて、日テレに0.4ポイント差に肉薄した。山崎賢人主演『グッド・ドクター』が11.2%をマークし、月9の沢村一樹主演『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』、織田裕二主演『SUITS/スーツ』が2ケタに乗せ、全体の底上げを果たした。しかし、吉岡里帆主演『健康で文化的な最低限度の生活』が5.8%に沈むなど、5~6%台の作品が7作もあったのが致命的だった。いわゆる爆死ドラマを減らさないかぎり、日テレを捕らえるのは難しいだろう。

5位のテレビ東京は6.0%で、昨年と同率。「金曜ドラマ」は、10月期の寺島進主演『駐在刑事』が8.1%をマークするなど、昨年以上に健闘した。しかし、4月期からスタートした『ドラマBiz』(月曜午後10時~)の低空飛行が響き、足を引っ張った。この枠はビジネスドラマで、どうしても視聴者層が限定されるため、致し方ない面もある。ただ、一部では高い支持を得ている枠だけに、もう少し数字を上げたいところ。来年1月期には、真木よう子が所属事務所を移籍後、初の連ドラ主演作となる『よつば銀行 原島浩美がモノ申す!~この女に賭けろ~』がオンエアされ、準主役には関ジャニ∞・丸山隆平が起用されるだけに、注目してみたい。

次に、「枠別」平均視聴率だが、昨年は『ドクターX』のテレ朝「木9」が14.4%で首位だった。しかし、20%超のドラマがなくなって、『リーガルV』『BG』は15%を超えたが、7月期の綾野剛主演『ハゲタカ』が10.4%と苦しんだことが響き、平均13.6%で3位に終わった。

1位になったのは、『相棒』が放送されるテレ朝「水9」枠。『警視庁捜査一課9係』(故・渡瀬恒彦さん主演)の後を継いだ、V6・井ノ原快彦主演『特捜9』が14.0%の高視聴率を挙げるなど、枠の平均は14.1%を記録した。

2位はTBS「日曜劇場」の「日9」枠で、13.8%。『99.9』などの3作は高い数字を記録したが、7月期の松本穂香主演『この世界の片隅に』が9.8%と1ケタにとどまった。同ドラマが、もう少し数字を上げていれば、1位も可能だったはずだ。

前述の通り、日テレの「水10」枠は、昨年の11.2%から、8.6%まで落ち込んで、8位と振るわなかった。名だたるキャストが主演を務めて、この視聴率では絶句するばかり。来年1月期は、16年7月期の同枠で11.6%をマークした、北川景子主演『家売るオンナ』の第2シリーズ『家売るオンナの逆襲』が放送される。脚本家(大石静)も変更がないだけに、ここは確実に2ケタを取りたいところ。

長らく低迷が続き、枠廃止も取りざたされたフジ「月9」は平均9.1%で、昨年と同じ7位。視聴率的には、昨年9.2%から微減となったが、明るい材料も出てきた。1月期の芳根京子主演『海月姫』は6.1%の大爆死で、枠史上ワースト視聴率を記録。4月期の長澤まさみ主演『コンフィデンスマンJP』も8.9%と1ケタに終わったが、7月期の『絶対零度』、10月期の『SUITS』が2期連続で2ケタに乗せた。これは同枠では3年ぶりのことで、希望が見えてきた。ただ、「木10」は7.6%(11位)、「火9」は6.8%(13位)と散々で、この2つの枠をなんとかしないと、フジのドラマが全体的に浮上することはあり得ない。

来年1月期の民放プライム帯の連ドラは、1月6日日曜の『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系/菅田将暉主演)でスタートする。年間を通して、どんなヒット作が生まれるか大いに期待したい。
(文=田中七男)

<2018年民放プライム帯連続ドラマ 局別平均視聴率ランキング>


※2018年中に放送された連続ドラマのみが対象。計算式は(各ドラマの平均視聴率の合算)÷(ドラマ作品数)
1位 テレビ朝日 13.4%(12作品)
2位 TBS   10.8%(12作品)
3位 日本テレビ  8.2%(12作品)
4位 フジテレビ  7.8%(12作品)
5位 テレビ東京  6.0%(7作品)

<2018年民放プライム帯連続ドラマ 枠別平均視聴率ランキング>


※2018年中に放送された連続ドラマのみが対象。計算式は(各ドラマの平均視聴率の合算)÷(ドラマ作品数)
1位 テレ朝「水9」   14.1%(4作品)
2位 TBS「日9」   13.8%(4作品)
3位 テレ朝「木9」   13.6%(4作品)
4位 テレ朝「木8」   12.5%(4作品)
5位 TBS「火10」   9.3%(4作品)
6位 TBS「金10」   9.2%(4作品)
7位 フジ「月9」     9.1%(4作品)
8位 日テレ「水10」   8.6%(4作品)
9位 日テレ「土10」   8.2%(4作品)
10位 日テレ「日10:30」  7.8%(4作品)
11位 フジ「木10」    7.6%(4作品)
12位 テレ東「金8」    7.2%(4作品)
13位 フジ「火9」     6.8%(4作品)
14位 テレ東「月10」   4.5%(3作品)

当記事は日刊サイゾーの提供記事です。

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