2018年に整形リクエストが増えたタレントは誰? Dr.高須幹弥が驚いたのはアノ人!


【第77回】「高須幹弥センセイ、今年の“なりたい顔”の傾向はどうでした??」

今年も残すところあと1週間。振り返れば、スポーツ界では平昌オリンピックやサッカーワールドカップ、音楽業界では安室奈美恵の引退、女性社会では#Me Too運動など、2018年もさまざまなブームが生まれた年でした。では、美容整形の世界では、どのようなブームが起こっていたのでしょう? 高須クリニック名古屋院院長の高須幹弥先生、2018年にリクエストが増えた“なりたい顔”の女性タレントは誰でしたか? 昨年、一昨年に引き続き、2018年の傾向を教えてください!

■安室の引退フィーバーは整形業界にも波及

2018年にリクエストが増えた女性タレントは何名かいますが、中でも多かったのは、安室奈美恵さん、橋本環奈さん、中条あやみさんですね。

安室さんのような顔になりたいという患者さんは昔から多かったですが、今年は引退騒動があったので、特に注目が集まったのだと思います。全盛期からのファンという30代を中心に、10代から40代まで、幅広い年齢層でリクエストがありました。当時を知らない高校生などは、母親の影響も然ることながら、引退フィーバーでメディア露出が増え、目にする機会が多かったことなども影響していたようですね。

安室さんの顔のパーツで、もっともリクエストが多かったのは目元。ただ、安室さんは琉球民族の顔立ちで、目が離れていて、蒙古ひだのない平行型二重の目をしているので、ある程度土台が近くないと似せることが難しいんです。というのも、日本人は蒙古ひだの張っている人が多いので、目頭切開をすると、目のカタチを似せることはできても、目と目の間隔が近づきすぎてしまうことがあるからです。そのため、患者さんの土台で限界まで似せるというかたが多かったですね。あとは、広くて丸みを帯びたおでこや、すっきりとして顎先のとがった輪郭もリクエストが多いパーツでした。

橋本環奈さんも以前からリクエストは多かったものの、今年に入って特に増えましたね。丸顔の童顔だし、もともとアイドルだったし、今年はアニメが原作の映画やドラマに多く出演していたこともあって、オタク気質のかわいいものが好きな女性が憧れる傾向が見られました。橋本さんってファッションなどのセンスがイマイチで、背が低くて足も短く、スタイルはあまりいいほうではないんですね。なので、オタク系の女性からすると手が届きやすいというか、整形で近づけるんじゃないかと思える存在みたいです。

橋本さんのパーツでリクエストが多いのは、やはりあの大きな目。平行型と末広型の中間のような二重は、狭すぎず広すぎずのほどよい幅で、目の開きもよく、眼球自体も大きくて少し前に出ているので、黒目が8割くらいのぞいています。整形で近づけるためには、患者さんの元の目のカタチに応じて、二重形成、眼瞼下垂、目尻切開、目頭切開、タレ目形成などを行い、ヒアルロン酸で涙袋を作ります。

逆に、中条あやみさんはこれまであまり名前が挙がらなかったのですが、今年になって急にリクエスト増えた女優さんです。理由として考えられるのは、メディア露出が増えて人気が出たことに加え、性格がよさそうな雰囲気から、憧れた女性が多かったのであろうということ。性格がいいと、2倍3倍かわいく見えますから(笑)。

中条さんはお父さんがイギリス人のハーフということで、日本人の骨格とは違って、小顔で背が高くてスタイルもいいですね。リクエストで多かったのは、ほどよい幅の末広型二重の目、鼻、ゴツゴツしていない輪郭です。中条さんは骨格的に眉間と額が若干前に出て鼻筋が高く、白人と日本人のハーフらしいほどよい彫りの深さがあります。そのため、患者さんは、二重形成のほか、眉間から鼻筋にかけてプロテーゼを入れたり、エラ削りやボトックスで輪郭を近づけたりする人が多かったです。

人気のタレントさんとは逆に、18年僕がいちばん驚かされたのは、「ヴァニラさんになりたい」というリクエストが増えたこと。日本人は整形がバレないようにナチュラルにかわいくなりたいという人がほとんどなのですが、一部にはパーツが強調された“THE・整形顔”になりたがる人もいて、その大半は、醜形恐怖症から整形依存症になっている人ですね。そのような人は整形をし続けていないと不安になってしまうので、日本全国の美容整形外科を渡り歩いて、韓国にも行って、失敗しては修正して、また失敗して修正して……を繰り返すなど、絶えず整形をしています。そうなるとお金も休みもある程度まとまった額や期間が必要になるので、そのあたりの融通が利きやすい風俗嬢の女性が多いです。

ヴァニラさんを目指す患者さんのオーダーは、「二重の幅を思いっきり広げて、目頭も目尻もガッツリ切って、タレ目形成もガッツリやりたい」「鼻もできる限り高くして鼻先も下方向に伸ばして、輪郭もできる限り細く尖った顎先にしたい」みたいに、極端なパーツの形をつくろうとします。明らかにおかしくなる場合や、やりすぎると皮膚を突き破るとかのハイリスクな手術を要望された場合は断りますが、すでにおかしくなっている失敗を修正するなど、施術が患者さんのメリットになるならお受けすることもありますよ。

高須幹弥(たかす・みきや)
美容外科「高須クリニック」名古屋院・院長。オールマイティーに美容外科治療を担当し、全国から患者が集まる。美容整形について真摯につづられたブログが好評。
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当記事はサイゾーウーマンの提供記事です。

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