そんな装備で大丈夫か?レベル1からでも間にあう「冬コミ」準備!




「おたスケ」。それはオタクのスケジュールであり、あなたのお助けとなるスケジュール。ハシビロコ流・オタクの休日スケジュール、教えます。

こんにちは!アニメ大好きライターのハシビロコです。本コラムではオタクライフを満喫したい方のお助けとなるような時間の過ごし方を、私・ハシビロコがお伝えしていきます。

今年も残すところあと10日ちょっと。師走の目まぐるしさの中、オタクにとって大切な祭典である“あの日”が刻一刻と迫ってきます。そう、年末恒例の同人誌即売会、冬のコミックマーケット。通称「冬コミ」です!

2018年の冬コミは12月29日~31日の3日間開催されます。

「まだ10日もあるから大丈夫」と思うことなかれ。冬コミをはじめとする即売会は何の準備もせずに行くと、ことごとくお宝を逃してしまうことがあります。そう、事前準備のない即売会は、布の服と木の棒でボスを倒しに行くほど無謀なのです……!

そこで何度か一般参加とサークル参加で各種即売会に参加したことのある私が、冬コミ準備のための“おたスケ”を紹介します。

今から準備をすれば、レベル1でもまだ間に合うはずです!(※1)

(※1)短期集中レベルアップ
この記事は読んだあなたがコミケでピンチに直面しかけた時、「あ!『おたスケ。』でやったところだ!!」となる事を祈っております。

同人誌即売会は神に直接お布施ができる場所

※画像はイメージです。

具体的な“おたスケ”を見ていく前に、簡単なチュートリアルにお付き合いください。まずは同人誌即売会の魅力や参加するうえでの心得を伝授します。

日本では毎週末、全国各地で何かしらの即売会が開催されています。中でも夏と冬に開催される「コミックマーケット」、通称「コミケ」は日本最大級の同人誌即売会。なんと40年以上も続いている歴史あるイベントなのです!

コミケに限らず、同人誌即売会の魅力のひとつが、プロ・アマチュア問わず自分の「好き」を詰め込んだ作品を発表できること。そして作品を生み出した作者、つまり神に直接お布施をして応援の気持ちを伝えることができる、という点だと思います。(※2)

神のご尊顔を拝することができるだけでも幸せなのに、タイミングが良ければ会話までできるなんて……!

サークル参加者にとっても、自分の作品を手にとってくれる人がいる、というだけで次の作品のモチベーションにつながります。

普段お店で買い物をする時とはまた違い、作品を通した心のやり取りができるのです。だから即売会参加はやめられない。

(※2)お布施
神社の賽銭箱を想像してみてください。作品を生み出した「神にお金をお支払い」するんだから、お布施です。

コミケに必要なのは参加者意識


一度ハマったら抜け出せない魅力を持ったコミケですが、コミケにはいわゆる「お客さん」は存在しません。

コミケに訪れる人は、作品を頒布する側が「サークル参加者」、お布施をする側が「一般参加者」と呼ばれています。どちらも「参加者」なのです。

「行ったら現地のスタッフが何とかしてくれるだろう」というお客様意識ではなく、「自分もみんなもお宝を手に入れられるように協力しよう」という参加者意識を持つことが、コミケ参加の第一歩です。

チュートリアルはここまで。それでは冬コミ準備のための“おたスケ”をご紹介します!

【おたスケ1】まずはカタログをチェック!




コミケの約3週間前になると、書店などでカタログが販売されます。まずはこのカタログをチェックしましょう。

カタログには作品を頒布する「サークル参加者」のスペース配置をはじめとして、コミケに必要なことがすべて書かれているといっても過言ではありません。特に初めてコミケに参加する人は読んでおくと安心です。

カタログには冊子版、ROM版、Web版の3種類があります。冊子版とROM版は書店だけでなく、通販でも買うことができます。



冊子版は電気や電波がない場所でも読める紙媒体ですが、唯一の難点は3日分の内容が詰め込まれているため「物理的にかさばる」こと。

195ページを誇る樫木祐人先生のコミックス『ハクメイとミコチ(3巻)』と比べてもこの通り、飛んできた矢も防げそうな分厚さ。参加者の中には、必要なページだけを切り取って持っていく人もいるようです。

「目的のサークルだけチェックできればいい」という方にはROM版かWeb版がおすすめ。

コミケまで時間がない場合は、会員登録をすればすぐに使えるWeb版カタログで参加サークルを確認しましょう。

【おたスケ2】宝の地図を用意しよう!




コミケには何千ものサークルが参加するため、配置図なしで目的地にたどり着くのは困難です。そこで、自分だけの宝の地図を作るつもりで配置図をカスタマイズしていきましょう!

配置図の番号に丸をつけたり、その横にサークル名を書いたり、欲しい作品の名前を書いたり……。地図の準備をしていると「いよいよコミケなんだなあ」という実感と共に、テンションも上がってくるので日頃の疲れも吹っ飛びます。

この宝の地図ですが、パソコン上で作った場合は紙に出力して持って行くことをおすすめします。(※3)

「スマホで確認すれば大丈夫」と思っていると、当日スマホの充電が切れたり電波が届かなくなったりというハプニングが起こることもしばしば。それでなくとも、民族大移動並みの人数が一斉に移動する場所でスマホの画面を見るのはとても危険です!

私の経験上、紙の地図を透明なクリアファイルに保管し、必要なときにサッと取り出して確認するという方法が安全でおすすめです。

(※3)PCで作るならExcelをベースに
スペースNo.、サークル名、本のタイトル、値段をエクセルの表にすると買い物リストとして使いやすいです。

【おたスケ3】Twitterでお品書きを確認




コミケ1週間前くらいになってくると、Twitter上でさまざまなサークルの宣伝を見かけるようになります。検索窓に「冬コミ お品書き」と入れたり、「C95 お品書き」(※4)と入れたりすると、当日の頒布内容を確認できます。

お品書きには値段が書かれていることが多いので、軍資金の目安にもなります。

(※4)C95
Cは「コミックマーケット」の略、95は通算開催回数。100回近くも開催していることに同人界の歴史を感じる。

【おたスケ4】小銭の数は弾の数




コミケ前にやっておきたいのが両替。武器屋で銃弾を多めに買い込むように、銀行で小銭を多めに両替しておきましょう。

サークル参加者もおつりを用意していますが、さすがに毎回1万円札を出されたらすぐに残弾が尽きてしまいます。(※5)

そのため、コミケ用の財布の中身は100円玉と500円玉を多めに。お札の場合は野口さんの顔が入った1000円札にしてもらえると、サークル参加者はとても助かるはずです。そんな些細なことで、修羅の世界の仏となれるのなら仏の道を選びましょう……。

(※5)極力おつりを出さないように
軽率に諭吉さんを出す行為は、「釣りはいらないぜ」と言える石油王になるまで取っておきましょう。

【おたスケ5】防具屋と道具屋で装備をそろえよう!余裕があれば差し入れも

※画像はイメージです。


武器をそろえた後は、防具と食料もそろえましょう。

まずはオタクにとっての防具屋、すなわちユ●クロで防寒対策グッズをゲット。列に並んでいると手先や足元が冷えるので、手袋やレッグウォーマーがあると便利です。

道具屋ことドラッグストアではカイロやマスクなど、待ち時間や移動中の防寒に使えるものを仕入れましょう。また、水分補給用にスポーツドリンクも買っておくと役に立ちます。

冬とはいえ、こまめに水分を取って脱水症状にならないように気を付けましょう。体調管理も参加者の義務です!

防具類をそろえたら、最後は食料の調達です。

会場周辺のコンビニや飲食店はかなり混雑するため、おにぎりや菓子パンなど、お腹が空いた時に食べやすいものを持っていきましょう。

また、作者に差し入れをしたい!という方は差し入れの準備もしておきましょう。

差し入れは義務ではありませんが、作者に応援の気持ちをより伝えることができる手段。食べ物であれば市販の焼き菓子系がおすすめです。生ものや消費期限が近いもの、手作りのお菓子は避けておきましょう。カイロなどのちょっとした防寒グッズも喜ばれます。

そんな中、一番おすすめなのが、作品の感想を書いた手紙。

かさばらないので持ち帰りやすいですし、何より作者にとっては作品の感想をもらえるのが一番の幸せ。人にもよりますが、高価な差し入れをもらうよりも心を込めて書いてもらった手紙のほうが嬉しいという話をよく聞きます。(※6)

(※6)差し入れは気持ち
神も人なので、あまり高価なものをもらうと恐縮してしまう事が多いようです。

【おたスケ6】交通系ICカードのチャージはOK?

※画像はイメージです。

最後に忘れてはいけないのが交通費。コミケ会場となるビッグサイトの券売機や精算機には、毎回長蛇の列ができます。

ここの列に並ぶくらいなら会場内で壁サークル(※7)の列に並びたいはず。帰りに交通費がなくなることのないように、出発前に多めにチャージしておきましょう。

(※7)壁サークル
通称:壁サー。著名な漫画家やイラストレーターなどの大手サークルは壁際に配置されるため、このように呼ばれている。
開場と同時に完売することも珍しくないため、壁サー目当ての人は早朝から並ぶ覚悟で挑もう。ただし徹夜はダメ、絶対。

いざ、宝探しの旅へ


さて、ここまで準備をすればレベル1からレベル30くらいには成長しているはず。あとはありったけの夢をかき集めて実際に参加することで経験値をため、さらなるレベルアップを目指していきましょう!

しかし準備に熱中しすぎて徹夜で当日の朝を迎えては元も子もありません。HPとMPが空っぽの状態でコミケに行くと、返り討ちにあいますよ!

ぜひ今回紹介した“おたスケ”を実践して、初めての方もそうでない方も、お宝や神との邂逅を楽しんでくださいね!

(※)注釈は筆者個人の主観によるものなので悪しからず。興味のある方は、ぜひご自分でも調べてみてください!

コミックマーケット95


会場:東京ビッグサイト
開催日程:2018年12月29日(土)~31日(月)

公式サイト:https://www.comiket.co.jp/

WRITERハシ ビロコ

  • アニメとドイツ語とハシビロコウを愛するフリーライター。アニメ好きの両親のもとに生まれたオタク2世で、幼少期はCCさくらとガンダムSEEDを見て育った。趣味でハシビロコウブログを運営中。■ブログ:https://hashibiroco.wordpress.com/ ■Twitter: @birocohashi

あなたにおすすめ

ランキング

もっとよむ

注目ニュース

もっとよむ

あなたにおすすめ