髭男爵・ひぐち君が日本一になった安心院のワイン畑を探訪!<後編>

Walkerplus

2018/12/8 18:00

ワインエキスパートの資格を持つ、髭男爵のひぐち君が『安心院葡萄酒工房』を訪ねる企画の後編。ブドウ畑を見学したあと、ますます安心院ワインに興味をもった様子。東京ではなかなか飲めないというワインを試飲しながら、ディープなワイン談義はすすむ。

ひぐち君「九州は雨が多く、ワイン用ブドウの栽培に適していないといわれてきました。この地区の雨量はどうなんですか?」

古屋さん「梅雨はよく降るんだけど、終わると降らなくなります。山梨の甲府あたりの降水量と比べると、7、8月は変わりません。むしろ9月からは逆転するぐらいです」

ひぐち君「へぇ。こっちのほうが少ないぐらいなんですね」

古屋さん「瀬戸内に面しているのと、南や西に山があるのでそちらに降っているのでしょう。2018年でいえば8月はほとんど降っていません。逆に水が足りないぐらいでした」

ひぐち君「気温はどうですか?」

古屋さん「冬は気温がマイナスまで下がる日もあります。低温にさらされた時間がブドウの芽吹きには重要な要素ですね」

ここで『安心院ワイン シャルドネ イモリ谷2017』をじっくり試飲させていただく。

ひぐち君「柑橘の香りが特徴的ですね。新樽のシャルドネとは全然違う。あれはちょっとクリーミーで、乳酸っぽいというか、バターな感じ。いやぁ、これはおいしい。上品な樽使いですよ。ミネラルも感じるし。これうまいっすねー。ほら、白桃のニュアンスも出てきましたよ」

と、おいしいを連発するひぐち君。

ひぐち君「ところで古屋さんのワインへの情熱はどこから生まれるんですか?」

古屋さん「どうですかねぇ。私はいろんな興味をもったらなんでもやりたがるタイプなんです。その代わり深く一点集中するほうじゃないですが(笑)。なんでも自分でやってみたいタイプですね。その点は活かせていると思います」

ひぐち君「なるほど、研究熱心なんですね」

古屋さん「いやぁ、そうでしょうか(笑)。次、こうしよう、ああしようといろんなところからアイデアが湧いてきます。さまざまな食体験の影響も大きいですね」

ひぐち君「ブドウの試験栽培にもチャレンジしているとか?」

古屋さん「大分県の果樹試験場と連携して、シャルドネなどを交配させています」

ひぐち君「もう飲めますか」

古屋さん「いえいえ。最初は種の数でいうと何千とありました。目が出ないのや枯れたのもあって。接ぎ方が悪かったのもあるし。今は10数種ぐらいまでにしぼり込んでいます」

ひぐち君「そういった試みが『嚆矢(こうし)』シリーズや、『諸矢(もろや)シリーズ』につながっていくんですね」

古屋さん「どちらも弓道の言葉です。『嚆矢(こうし)』はいろんな試みを経てできた挑戦のワイン。そこから生まれて安定供給に結びついたものが『諸矢(もろや)シリーズ』です」

ひぐち君「おもしろいワインがどんどん出てきそうな予感がします!」

ひぐち君「これから『安心院葡萄酒工房』はどうなっていきますか?」

古屋さん「2018年に総面積10ヘクタールもの自社畑を造りました。それまでは自社畑は5ヘクタールでしたから、およそ3倍になります」

ひぐち君「いろんなブドウが植えられますね!楽しみです」

~ひぐち君の感想~

ひぐち君「イメージしていた通りのきれいな畑でした。おいしいワインはやはり手入れされたきれいなブドウ畑から生まれるんですね。ワインの出来は70、80%はブドウで決まるといわれますが、納得です。そしておいしいワインはいい人が作っているというイメージが僕にはあるのですが、古屋さんもまさにそうでした。しかし『安心院ワイン シャルドネ イモリ谷2017』は腰を抜かすほどおいしかった。樽の使い方が絶妙です!九州の人はこんなおいしいワインが近くで飲めて、本当うらやましい!」

[安心院葡萄酒工房]大分県宇佐市安心院町下毛798/0978-34-2210/9:00~16:00/火曜休み(祝日の場合は営業)

【九州ウォーカー編集部/撮影=菅祐介】(九州ウォーカー・山本陽子)

https://news.walkerplus.com/article/170561/

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