世界に100以上!? 現代文明との接触を拒絶し続ける“未接触部族”とは

TOKYO FM+

2018/12/7 19:00

中西哲生がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「クロノス」。12月6日(木)放送の「BREAKFAST NEWS」のコーナーでは、ジャーナリストの仲野博文さんに、インドの先住民族による殺害事件について話を伺いました。



“最後の秘境”と言われているインドの離島・北センチネル島に上陸しようとしたキリスト教徒のアメリカ人宣教師が、現地住民に殺害されたと見られています。発生からおよそ2週間が経過した今なお、依然としてその真相は明らかになっていません。

事件があったとされるのは、タイやマレーシアに近いインド洋に浮かぶ直径5kmほどの小さな島、北センチネル島。仲野さんによると、人口は50~400人程度と見られているそうですが、「正確な人口が全くわからない」と言います。というのも、この島の住民は“未接触部族”と呼ばれ、文明社会や外部との接触を頑なに拒んでいるから。かつてインド政府が、この島の住民と接触を試みたことがあったものの、「近隣の島で同様の試みをして、武力衝突や、外部から持ち込まれた病気のために住民が亡くなる事態が発生した」と仲野さん。そのため、1990年代以降、インド政府は北センチネル島とは全く接触しないという方針を打ち出し、島の周辺5km以内に立ち入ることすら禁止しているそうです。

11月、アメリカ人宣教師がその島に上陸直後、弓矢によって殺害されたと見られていますが、仲野さんは「島の住民は、近づこうとする人に対する警戒心が強いため、遺体の回収もできていない」と現状を説明。2007年に国際連合総会において、先住民族の権利に関する宣言が採択され、先住民族を差別してはならないとされています。世界各地に目を向けてみると、異なる生活様式を受け入れた先住民族もたくさんいるそうですが、一方で“未接触部族”と呼ばれる人たちが、世界には100以上存在するとか。そんな外部との接触を望まない先住民族に対して「融合を強要することが果たしていいのかどうかという声も出ている」と仲野さんは言います。

ドローンの発達によって、南米のジャングルなどでは、文明に接していない先住民族を発見したという報道がなされるようになってきています。しかし、「その先住民族と我々が接触していくべきなのか、それとも避けるべきなのか、倫理的な問題が起きている」と仲野さん。「彼らが今の文明に触れてしまうと、間違いなく元には戻れなくなってしまう」と危惧していました。


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【番組概要】
番組名:クロノス
放送日時:毎週月~金曜6:00~8:55
パーソナリティ:中西哲生(月~木)、速水健朗(金)
アシスタント:綿谷エリナ(月~金)
番組Webサイト:http://www.jfn.co.jp/ch/

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