【調査結果】キャリアアップより福利厚生!? 女性の「転職」のリアル

ananweb

2018/12/6 20:00

転職はもはや当たり前の時代。しかも最近は早い段階から動きだす人が増え、入社後3年以内に3分の1の人が転職するというデータもあるとか。女性が転職する理由は主に2つ。プライベートを充実させるためとやりたい仕事に挑戦するため。

「5年ほど前まではキャリアアップを目指す女性が多かったのですが、最近はプライベートの時間を確保したいという声が増えています。『ワークライフバランス』の概念が浸透したため、仕事内容より福利厚生などの制度を重視して企業選びをするのも特徴です」

と話すのはマイナビキャリアアドバイザー・千本佳奈子さん。国として女性の活躍を推す流れがあり、女性を積極的に採用する企業が増えている現状も。

「女性が活躍している企業は、『働きやすい優良企業』というイメージにも繋がるので、その意味でも女性を求める熱は高まっています。実際、各社はさまざまな制度を導入し始めていて、女性の大きなテーマである“キャリアとライフイベントの両立”が可能な環境も整いつつあります」

と、コンコードエグゼクティブグループ・西谷有生さん。20代後半から30代は、キャリアや人生を考えるうえで岐路に立つ年代。転職エージェント「morich」代表の森本千賀子さんは、「新卒で入社して6~7年働いたタイミング、28歳くらいの時が一番迷う頃」と指摘する。

「今の仕事をずっと続けるか、本当にやりたいことにチャレンジできるのは今しかないのでは…。そんなふうに考えて、もやもや悩む人も多いですが、副業や兼業を尊重する企業も増えているので、本業以外でもやりたいことは実現可能です。いろいろな側面で、女性が自由にキャリアを構築するのに、“突風”といえるほどの追い風が吹いているのです」

プライベートの充実、ライフイベントとの両立、やりがいの追求。すべてを望めるまたとない好機を活かさないのはもったいない!?  転職が、人生を切り拓く一歩になるかも。

転職に関するアンケートをご紹介。

■ 転職回数

1回…23.2%2回…12.9%3回以上…14.9%転職したことはない…49.0%

■ 希望職種(複数回答)

42.5%…管理・事務21.0%…サービス業(医療・福祉)18.2%…サービス業(美容・ブライダル・ホテル・交通)14.5%…サービス業(販売・フード・アミューズメント)13.1%…企画・経営13.1%…保育・教育・通訳9.2%…技術職(医薬・食品・化学・素材)7.4%…営業6.0%…クリエイティブ

■ 転職へのモチベーション

1位 いいところがあればすぐにでも転職したい2位 自分の経験、専門、資格、特殊技能を活かせるなら、今の会社にこだわらない3位 特に希望はなく、成り行きに任せる4位 自分の経験、専門、資格、特殊技能を活かして、今の会社で働きたい5位 昇進の有無にかかわらず、定年まで今の会社で勤めあげたい

■ 魅力的な会社像

1位 休日が適正に取れる2位 会社に将来性・安定性がある3位 残業時間が適正4位 希望の勤務地である5位 転勤がない/少ない6位 新しいキャリア/スキルを身につけられる

※2017年10月~11月、20~35歳の女性1626人に調査「マイナビ転職」調べ

森本千賀子さん 昨年リクルートを退社して、(株)morichを設立。転職エージェントを軸に、さまざまな相談業ほか講演活動も。『本気の転職パーフェクトガイド』(新星出版社)など著書多数。

千本佳奈子さん (株)マイナビのキャリアアドバイザー。求職者との面談をもとに適切な情報を精査して提供し、ひとりひとりに合ったキャリアプランを提案している。人材業界歴は11年。

西谷有生さん (株)コンコードエグゼクティブグループのゼネラルマネージャー。長年コンサル業界に従事した経験と転職支援の豊富な実績を活かして、望むキャリアの実現をサポート。

※『anan』2018年12月12日号より。イラスト・谷口奈津子 取材、文・熊坂麻美

(by anan編集部)

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