シーンで選ぶクレジットカード活用術 第93回 空港ラウンジも使える年会費2,000円のゴールドカード


年末年始は帰省や旅行で飛行機に乗る予定がある人も多いだろう。しかし、空港はどこも混雑している時期のため、出発ロビーで空いているイスを探すだけでも一苦労。そうしたときに役立つのが、空港内のラウンジを無料で利用できるサービスを付帯したクレジットカードだ。

とはいえ、空港ラウンジが使えるのは、基本的に「ゴールド」以上のランクのカード。ゴールドカードの年会費は5,000円~1万円が相場のため、空港ラウンジだけが目的の場合は申し込みを躊躇する人もいるだろう。では、これが年会費2,000円だったらどうだろうか? いま心が動いた人は、以下に紹介する3枚のカードをぜひ検討してほしい。
○■楽天ゴールドカード

「楽天ゴールドカード」は年会費2,160円。会員特典として、国内28空港(羽田は国内線のみ)、ハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港、韓国の仁川国際空港のラウンジを年2回まで無料で利用できる。3回目以降は各ラウンジの一般料金で利用可能。なお、利用回数は毎年9月1日から翌年8月31日までを1年間として計算される。

家族カードは、1枚につき年会費540円。本会員と同様の条件でラウンジを利用できる。夫婦2人で利用するなら、1枚あたり1,350円となる計算だ。なお、カードを持っていない同伴者も、一般料金を支払えばラウンジを利用可能。

空港ラウンジだけでなく、ハワイ・ワイキキ中心部にある楽天カードラウンジが利用できることも特徴。ドリンクの提供やベビーカーの貸出(数に限りあり)などのサービスが無料で受けられる。海外旅行傷害保険も付帯しており、所定の旅行代金を事前にカードで支払えば、最高2,000万円の補償を受けられる。ただし、これらは年会費無料の「楽天カード」と同一の特典となる。

ショッピング利用の際は楽天スーパーポイントが貯まり、通常は100円につき1ポイント。楽天市場で利用する際は、100円につき5ポイントが貯まる(年会費無料の「楽天カード」では100円につき3ポイント)。頻繁に開催されているキャンペーンを活用すれば、さらに多くのポイントを貯めることも可能だ。
○■MUFGカード ゴールド

「MUFGカード ゴールド」は年会費2,057円で、初年度は年会費無料。リボ払いサービス「楽Pay」に登録し、年1回以上リボ手数料を支払うと、次年度の年会費は1,028円となる。空港ラウンジは、新千歳、成田、羽田、中部、関西、福岡の国内6空港(国際線のみ)と、ダニエル・K・イノウエ国際空港のみ利用可能で、回数制限はない。

家族カードは、1枚目は年会費無料で、2枚目以降は1枚につき年会費432円(初年度無料)。本会員と同様の条件でラウンジを利用できる。夫婦2人で利用する場合、「楽Pay」による年会費割引が適用されているなら、1枚あたり514円となる計算だ。なお、カードを持っていない同伴者も、有料でラウンジを利用できる。

旅行傷害保険は海外・国内ともに最高2,000万円を補償。ただし2年目以降は、前年のショッピング利用額が20万円未満の場合、海外旅行傷害保険の最高補償額は100万円となる。国内旅行傷害保険は、所定の旅行代金をカードで支払った場合のみ適用される。このほかに最高2万円を補償する国内渡航便遅延保険(航空券などの代金をカードで支払った場合のみ適用)、年間最高100万円を補償するショッピング保険(日本国内で購入したものは購入時に分割払い・リボ払いを指定した場合のみ対象)も付帯している。

ショッピング利用の際はMUFGカードグローバルポイントが貯まり、通常は1,000円につき1ポイント。入会時に指定した月は毎年ポイント1.5倍、年間利用額に応じたボーナスポイントもある。また、国際ブランドをアメリカン・エキスプレスにした場合は、海外利用時にポイント2倍、国内利用時も初年度はポイント1.5倍。貯まったポイントはキャッシュバックや提携ポイントなどに交換した場合、1ポイント=4~5円相当となる。
○■EX Gold for Biz

オリコカードが発行する「EX Gold for Biz S」と「EX Gold for Biz M」は、ともに年会費2,160円で初年度は無料。「EX Gold for Biz S」は個人事業主、「EX Gold for Biz M」は法人代表者を対象としたカードで、どちらも国内16空港(羽田は国内線のみ)、ダニエル・K・イノウエ国際空港、仁川国際空港のラウンジを回数制限なく利用できる。

「EX Gold for Biz S」は個人事業主を対象としたカードのため家族カードなどの発行はできないが、「EX Gold for Biz M」は従業員が利用できるメンバーカードを3枚まで無料で発行可能。メンバーカードでも本会員と同様の条件でラウンジを利用できる。カードを持っていない同伴者も、一般料金を支払えばラウンジを利用可能だ。

旅行傷害保険は海外最高2,000万円、国内最高1,000万円を補償。国内旅行傷害保険は、所定の旅行代金をカードで支払った場合のみ適用される。このほかに年間最高100万円を補償するショッピング保険も付帯しているほか、ビジネス向けの優待も多数用意されている。

ショッピング利用の際はオリコの「暮らスマイル」が貯まり、通常は1,000円につき1.2スマイル(端数切り捨て)。年間利用額に応じて次年度の付与率がアップする制度があり、最高で1,000円につき2.2スマイルとなる。貯まったスマイルは各種カタログ商品やギフトカードに交換できるほか、オリコポイントに移行(1スマイル→5オリコポイント)すると電子マネーや提携ポイントなどにも交換できる。

ゴールドカードと聞くと高額なイメージを持っている人も多いと思うが、今回紹介したように機能を絞って低料金でサービスを提供しているものもある。空港ラウンジだけ使えればいいなど、特定のサービスだけが目当ての人は、こうしたカードを探してみるといいだろう。

ちなみに、年会費3,240円の「UCSゴールドカード」(初年度無料)や「SuMi TRUST CLUB エリートカード」なら、国内28空港のラウンジを回数制限なく利用できる。もう1,000円ほど足してもいいと思う人は、こちらも比較検討してほしい。なお、空港ラウンジは満席の場合は入場できないので、必ず利用できるわけではないことは理解しておこう。

(※クレジットカードの用語などは以下を参照)

『シーンで選ぶクレジットカード活用術 (1) 最低限知っておいてほしい基礎知識』

※本記事で紹介したサービス内容は、消費税率8%を前提とした更新日時点の情報です。ポイント価値は編集部にて算出。利用方法によって上下する場合があります。また、各サービスには一部対象外となるケースがあります。ご利用の際は公式サイトなどで最新の情報をご確認ください。

■ 筆者プロフィール: タナカヒロシ(ライター・編集者)

普段は音楽やエンタメ関係の仕事が多いが、過去に勤めていた会社の都合でクレジットカード本を作ったことをきっかけに、クレジットカード、電子マネー、ポイントなどに詳しくなる。以降、定期的にクレジットカードのムック本を編集・執筆。3月8日発売の『最強クレジットカードガイド2017 本当にトクするカードの選び方・使い方=写真=』(角川SSCムック)では、編集統括および記事の大部分を執筆している。

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