妊娠中の妻と2人の娘を殺害した男に終身刑 裁判官も「今まで扱った中で最も残酷」

しらべぇ

2018/12/6 10:00

(Halfpoint/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)
2018年8月、アメリカのコロラド州で妊娠中のシャナン・ワッツさんと娘2人が殺される事件が起こった。3歳と4歳の娘たちは絞殺された後オイルタンクに沈められ、シャナンさんは地中に埋められた状態で発見された。

その後逮捕され、終身刑に処されたのは夫のクリス・ワッツ容疑者である。

■嘘を重ね、どこまでも厚顔な犯人


8月中旬、シャナンさんが妊婦検診に現れなかったことを不審に思った知人が警察に捜索願を提出。その日、クリス容疑者は地元テレビ局のインタビューに対して、「3人とも無事に帰ってきてほしい」と答えている。

捜査員には、娘たちを保育園まで迎えに行き、帰宅後に食事を与えて寝かしつけたと証言。実際には子どもたちをベビーシッターに預け、愛人と会っていたという。

■妻が殺人を犯したかのような発言も


家族を殺害したとして逮捕された後も「妻が娘たちを殺したことに逆上し、つい首を絞めた」とシャナンさんを殺人犯に仕立て上げるような発言をしていたことも分かっている。

2人はクリス容疑者の愛人や両親との関係のことで揉めており、警察は家族の問題が殺害の動機と見ている。11月に開かれた判決の日、マルセロ・コップカウ判事は満席の傍聴席に向かってこう話しかけた。

「わたしは17年もの間、裁判官をやってきたが、今まで扱った中で最も残酷で悪意のある犯罪かもしれない」

クリス容疑者には仮釈放なしの終身刑が言い渡された。証人として法廷に立ったシャナンさんの父は、こう言い放った。

「事件の夜、何が起こったかは神のみぞ知ることだが、娘と孫2人の命は冷酷な悪魔によって奪われたと思っている。その悪魔は彼女たちをまるでゴミのように扱った。最低な男だ」

■世間の反応は…


近隣の住人たちの声も厳しい。近所に住むシェリルさんは、

「終身刑だなんて、刑務所の空間さえ無駄。死刑こそがふさわしい」

と訴えた。ネット上ではシャナンさんと娘たち、そして生まれてくるはずだった命を悼むと同時に、犯人を憎む声が挙がっている。

「亡くなった4人のことを考えると胸が苦しい。犯人は息をする権利もない」

「どうして子どもたちを殺さなければならなかったの? 父親のすること?」

「クリスは悪魔。獄中で痛めつけられればいいのに」

■警察が再現動画を公開


事件直後に遺体を運ぶ様子など、クリス容疑者の犯罪を裏付ける防犯カメラの映像が次々と公開される中、警察は証言に基づいて作成された再現ビデオも公開した。

犯人に扮した捜査員が人形の首を絞めるという衝撃的な内容だ。このような積極的な情報の公開が、同様の事件が起こらないための抑止力となることを願うばかりである。

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(文/しらべぇ編集部・鈴木 もなみ

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