いきなり電話をするのは無礼? 得体の知れないマナーが、知らないうちに常識に

日刊サイゾー

2018/12/6 02:00


 得体の知れないマナーの氾濫に困惑しているがゆえの出来事なのか。実在しないビジネスマナーを、それっぽく説明する大喜利がTwitterで繰り返される現象が起きている。

「クラウドの語源は“雲”、つまり今後の関係に翳りが出てしまう意味」だから、クラウドは使うな、に始まり「賃金を受け取るのは、単に金のために働いている意思表明だから失礼」など、頓智の聞いたツイートが繰り出されている。

この現象の背景にあるのが、近年の得体の知れないビジネスマナーの氾濫だ。最近では、日本酒をとっくりからおちょこに注ぐ時に、注ぎ口を使うのは失礼。さらには、客先で出されたお茶を飲むのも失礼など、もはや意味不明なマナーが存在することが次々と明らかになっている。

もちろん、どれももっともらしい理由がついてはいるものの、本当にそうなのか根拠は薄弱である。

得体の知れないマナーが氾濫する理由としては、マナー講師などの業界人がでっち上げているのではないかなどともいわれるが、原因は明らかではない。

ただ、変なマナーの流行の背景にはビジネスの現場での常識の激変が挙げられる。とりわけ顕著なのは、電話をめぐる問題だ。

「近年、目立つのは『いきなり電話をしてはいけない」という妙なマナーです。というのも、電話は相手の都合を考えずに時間を奪う行為だからよくないというのです。事前にメールなりLINEなりで、電話をしてよいか確認を取ってから電話するのがマナーというのですが、いつの間に、そんなマナーはできたんでしょうか」(50代会社員)

そのメールでも「了解しました」という記述については、賛否の分かれるところ。さらにメールでも手紙のように「拝啓」とか「敬具」を記載すべきかも議論がある様子。

結局、マナーになんて正解はないし、時間の流れと共に変化をしていく。その中で、なんとなく受け入れられて残ったのだけが、マナーとして定着するということか。
(文=ピーラー・ホラ)

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