岸博幸氏「ありえない」官民ファンドの“1億円超”報酬を痛烈批判

TOKYO FM+

2018/12/5 20:10

中西哲生がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「クロノス」。12月5日(水)放送の「BREAKFAST NEWS」のコーナーでは、慶應義塾大学大学院教授の岸博幸さんに、官民ファンドの役員報酬をめぐる問題について伺いました。



官民ファンドの高額報酬の原因は?

官民ファンドである産業革新投資機構(JIC)の役員報酬をめぐる混乱を受け、12月4日(火)、世耕弘成経済産業大臣は大臣給与を1ヵ月自主返納すると発表しました。

経済産業省は今年9月、所管するJICの経営陣に対し、最大で年間1億円を超える報酬を支払うことで機構側と合意。しかし、「ほかの官民ファンドと比べて報酬が高すぎる」との指摘を受け、11月に白紙撤回していました。世耕経産相は自らの監督責任を問い、給与を1ヵ月分返納。一連の失態を認めました。

今回の混乱について、岸さんは開口一番「ばかばかしくて笑うしかない」と痛烈に批判。混乱の原因を、「ここ5~6年の間で(官民ファンドなど)政府の延長のような組織がたくさんでき、関係者が“官”と“民”の境目がわからなくなり、事態を招いた」と分析しました。

JICに投じられている資金の大半は、国の公的資金でまかなわれています。岸さんは、都道府県知事ですら年収3,000万円に届いていないという事実を挙げ、「公的資金が元手の組織で働くのであれば、給与は安いもの。経産省も組織にくる人間も、それをわかっていて当たり前」と指摘。組織のトップに立つ人間であっても、「年収が1億円を超えるなんてありえない」と話します。

その一方で、日本の組織については「年収が良くないといい人材が集まらない」「日本の給与はグローバル水準より低い」という意見も多く聞かれます。これに対して岸さんは、「給料だけでなく、利益水準も日本は海外に比べれば低い。それなのに給与だけはグローバル水準に合わせるというのは都合がよすぎる」と反論しました。

最後に、一連の流れを「“官”と“民”を混同し、勘違いをしたあげく起こした情けない騒動」とまとめ、「“官”と“民”の境をはっきりさせるべきだ」と主張しました。


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【番組概要】
番組名:クロノス
放送日時:毎週月~金曜6:00~8:55
パーソナリティ:中西哲生(月~木)、速水健朗(金)
アシスタント:綿谷エリナ(月~金)
番組Webサイト:http://www.jfn.co.jp/ch/

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