柏レイソルまさかのJ2降格! 原因は監督の“指導経験不足”と“謎人事”!?

日刊サイゾー

2018/12/4 21:00


 サッカーJ1リーグ戦が終了し、J2に降格する2チームが決定した。

開幕前にサッカー関係者に取材したところ、「今季は降格チームを予測するのは難しい」という声ばかりだった。そんな中でも真っ先に名前が挙がっていたV・ファーレン長崎(参照記事)は、やはり降格が決定した。

そして、もうひとつは、誰もが予想しない結末となった。なんと昨シーズン4位、今季はアジアチャンピオンズリーグ(ACL)にも出場していた柏レイソルがJ2降格することになったのだ。

開幕前に柏降格を予想した関係者は皆無に等しい。にもかかわらず、なぜ柏は降格することになったのだろうか? サッカーライターに聞いた。

「2012年のガンバ大阪、14年のセレッソ大阪がACLとリーグ戦の並行した戦いに苦戦し、柏と同様にJ2降格しました。この4チームに共通しているのは、監督のトップレベルでの指導経験不足です。柏の下平隆宏監督は、ユースから経験を積み、16年から柏の監督として、チームを強くはしました。ただし、ACLのような過密スケジュールをこなす、強豪クラブとしての監督経験は初となります。選手を補強するだけではなく、ACLや海外での経験豊富な参謀をスタッフ側にも雇うべきでした」

今季の柏は、勝ち試合が引き分けに終わるなどスタートダッシュに失敗。3月から4月にかけてACLの試合が続くと、ACLでもリーグ戦でも連勝できずに連敗を喫する試合が続く。そして、ロシアW杯中断期間前に下平監督を解任し、加藤望ヘッドコーチを監督に内部昇格させた。

だが、加藤監督は09年から別のチームでコーチを務めていたものの、トップレベルのチームで経験を積んでいたわけではない。また、柏のコーチに就任したのは今季からであり、求心力があるわけでもない。

それを物語るように、柏は中断期間開けからの試合で4連敗を喫している。ぶっちぎりの降格圏内だった名古屋グランパスが連勝し始めたのと対照的である。

さらに、解任した下平前監督を強化チームダイレクターに就任させるという、謎の人事もあった。これでは危機感も生まれない。

この理由を、柏の瀧川龍一郎社長は「クラブになんらかの形で下平氏の知見は必要だと判断して残した」と説明した。その理屈は理解できるが、下平氏は来季から柏を離れて別のクラブの監督に就任するという報道も出ている。であるならば、解任時にチームから離脱させるべきだったし、他クラブに流出したアカデミー経験のある指導者を招へいする手だってあった。

このすべてにおいて中途半端な人事が、そのまま戦績に表れた。名古屋との直接対決に敗れ、そのままの流れで入れ替わるようにJ2降格してしまったのだ。

もちろん、柏には運がなかった部分もある。しかし、中断期間の処方箋の人事がベストだったとは思えない。そんな今後の柏はどうなるのか?

「柏の社長は日立製作所からの天下りで、2~6年任期で退任するサッカー経営者としてはド素人。柏の命運を握るのはゼネラルマネージャーですが、先日就任した布部陽功さんはトップの立場で結果を残してきたわけではないので、未知数です」(前出ライター)

柏関係者も不安の色を見せている。

(文=TV Journal編集部)

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