海外観光客が殺到する“若者が最も行きたい街”に!台湾の古臭い老舗を若いオーナーたちが変えた

Walkerplus

2018/12/4 06:05

年越しの買出しや漢方薬などで賑わっていた台湾・台北で最も古い問屋街「迪化街」は、年配の人が行くところだというイメージが従来強かったそう。ただ近年、若者が自らこの古い街に新しい風を吹かせようと、さまざまな試みが始まっている。古民家をリノベーションしておしゃれなカフェにしたり、若いオーナーが老舗を継いでブランドを一新したり。

今の迪化街は台北の若者が最も行きたい街となっただけではなく、日本の旅行客をはじめ、海外からの観光客が増えている。いつ訪ねても必ず新しい発見があるのが、まさに今の迪化街だ。

■ 創業者自慢の台湾式ケーキが若者が喜ぶお手軽スイーツに

1947年に創業した「上海合興糕糰店」はもともと、台北市の伝統市場「南門市場」にあり、お正月などに食べる縁起のいい「糕餅(台湾式ケーキ)」を販売。3代目が継いでからは、若者にも伝統の糕餅の良さを知ってもらいたいと、2016年に店名を「合興壹玖肆柒」に変更し、迪化街に引っ越した。

「市場時代に販売された100種類の商品の中で、祖父が最も自慢の何種類かをピックアップして販売しています。さらに今の若者の好みを研究し、サイズを小さくして、いつでも食べられるスイーツのようなものに改良しています」とオーナー。

おしゃれな店内は今でも、手作りの音や商品を蒸す湯気に包まれていて、市場時代と何も変わらない。それが一番美しい風景だからと、オーナーは笑っていた。

[合興壹玖肆柒]住所:台北市大同區迪化街一段223號 / 営業:11:00~19:00 / 休み:月曜

■ 創業の地に戻り、祖父の思いに花を咲かせる

現オーナー兄弟の祖父が日本人から店を買い取ってから、すでに69年目になった。そして今、長年メーカーとして励んできた石鹸製造商の仕事は、孫に引き継がれている。若いオーナー兄弟は製造だけでなく、ブランドも立ち上げようと、「大春煉皂」を誕生させた。この歴史の長い石鹸店はついに世に知られることとなったのだ。

2017年には創業の地である迪化街に戻り、店を構えた。製造に欠かせないマシンを店内ディスプレイに利用したり、壁一面に石鹸を並べたりといった試みも注目を浴びた。小さい頃に使っていた石鹸が可愛いパッケージやデザインで帰ってきたと、地元客の話題を集めている。

[大春煉皂]住所:台北市大同區迪化街一段193號 / 営業:9:00~18:00、土日祝9:00~19:00 /休み:なし

■ まるで宝探し!昔ながらの「年貨」に変化が

年越しの買出しに欠かせない「年貨」(干物や飴などの食品)も、おしゃれに変身した。朝9時、迪化街はまだ目覚めたばかりだが、「富自山中」はすでに忙しさのピークを迎えている。店内に山のように積まれた商品は、ロングセラーの「阿里山手工薑糖(阿里山手作りショウガ飴)」をはじめ、近年人気のドライフルーツやナッツ類も豊富に並ぶ。

2016年にリニューアルされた店舗には、日本スタイルののれんを掲げ、おしゃれな雰囲気に。オーナーいわく「来店する若者がかなり増えた!」と、古臭い年貨のイメージも変わったようだ。

[富自山中]住所:台北市大同區迪化街一段220號 / 営業:9:30~20:00 / 休み:日曜

■ 3代目が新しい風を吹かせた青草茶の老舗「姚德和青草號」

台湾人であれば誰もが飲んでいたハーブティー「青草茶」。1946年に創業した青草茶の老舗「姚德和青草號」は3代目が継いでからすでに20年。もともとの青草茶、苦茶のほか、アロエ茶、茅根茶などの新メニューを開発し、さらにティーパックも販売するようになり、若者の心を掴んだ。

2017年、政府の古建物リノベーション計画に参加、おしゃれなデザインで店舗を一新させた。木とお茶の香りが漂っている店内には、イートインスペースも用意されている。

[姚德和青草號]住所:台北市大同區民樂街55號 / 営業:8:00~20:00 / 休み:日曜(東京ウォーカー(全国版)・Laney & keimi)

https://news.walkerplus.com/article/171473/

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