2トンの重さに耐える発泡スチロール? これまでの常識を覆す“新素材”が話題!

レタスクラブ

2018/12/3 20:00

発泡スチロールといえば、普通は食品の容器や家電などのクッションに使われるもの。しかし日本のある企業では、発泡スチロールの製造過程に着目して新たな可能性を見出した人がいるようです。

■ 建築物や造形物に活用される画期的な発泡スチロール!

今年の11月6日に放送された「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)では、現在大きな注目を集めている“新素材”について特集。これまでの常識を覆す画期的な“発泡スチロール”が紹介されました。

岡山にある「株式会社マリンフロート」の中村俊一さんは、建築物や造形物に活用する新しい発泡スチロールを開発。強度が高く熱に強い特性を持ち、厚さ3cmの発泡スチロールで2トンの重さに耐えることができます。

千代田区立九段小学校では、校舎の外壁に中村さんの発泡スチロールを使用。発泡スチロールは断熱性が高いので、室内の暖気や冷気を逃がしません。校舎の壁はコンクリートの外側に発泡スチロールを貼り、断熱効果を上げているそうです。施行を依頼した千代田区の職員は、「室内の冷暖房の負荷が減ることで、環境にも優しい建物にできている」と中村さんの発泡スチロールを絶賛。

ちなみに発泡スチロールはプラスチックのビーズを蒸気で加熱し、膨張させて作ります。そこで中村さんは、加熱する時間を通常よりも短くして膨張率を調整。小さい粒にすると成型した時に密集するので、高い強度が実現されました。さらに強度を高めるため、素材の表面にも一工夫。耐熱性や強度をアップさせる「ウレア樹脂」と、弾力性が増す「ウレタン樹脂」を合わせてコーティングしています。

「形が自由自在」「軽くて施行が楽」という発泡スチロールは、すでに全国200カ所以上のホテルや結婚式場などで採用。中村さんは「新しい業種のところへ持っていけるというのが一番楽しい」と仕事のやりがいを語っています。これからも色々なものに、中村さんの発泡スチロールが利用されていくかもしれませんね。

番組を見ていた視聴者からは、「近い将来は建物に発泡スチロールを使うのが当たり前になってるかも」「発泡スチロールの新たな可能性が広がっていくね。建築物に使えるなんて本当にスゴい」「膨張率を調整して発泡スチロールの強度を高めてるのか。仕組みを知ると面白いな」と反響の声が相次いでいました。

■ 日本の技術が世界で大注目?

新素材の発明には、世界を変える力があります。東京・銀座に本社を置く日本企業「TBM」も、新素材の力で環境問題に挑んでいました。

TBMが開発した「LIMEX」は、紙やプラスチックの代替になる石灰石で作られた“石の紙”。枯渇の心配がないと言われる豊富な石灰石を、樹脂と一緒に成形します。普通紙と同じように文字を書いたり印刷に使える紙ですが、生産時に森林や水資源に負担をかけません。

現在は1500社以上の企業が洋服のタグ、レストランのメニュー表、名刺などでLIMEXを採用し、日本企業のみならず海外からもオファーが殺到中。生活の中で当たり前のように消費されていく“紙”が変わっていけば、守れるものは数多く存在します。

これからも日本の技術が世界で大きく注目されることを期待しましょう。(レタスクラブニュース)

https://www.lettuceclub.net/news/article/170869/

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