「成果」と「労働時間」、給与にはどちらが反映されたい?


しゅふJOB総研はこのほど、「望ましい給与の支払われ方」に関する調査結果を明らかにした。同調査は5月17日~23日、転職エージェントサービス「スマートキャリア」登録者153人を対象にインターネットで実施したもの。

給与の支払われ方の希望について尋ねたところ、「働いた時間にかかわらず成果に応じて支払われる」(43.8%)が最も多かった。その理由としては「時間に対して支払われるとだらだらしてしまいがち」「成果物が明確になれば、ただいるだけのような無駄な時間を減らせる」といったコメントが寄せられた。

一方、「成果にかかわらず働いた時間に応じて支払われる」(21.6%)と答えた人からは、「成果が出るタイプの職種でないので、時間給が良い」「成果は評価する上司によって異なる」などの意見が寄せられている。

「どちらとも言えない」という答えは34.6%だった。その理由としては、「成果だけでは評価できないものがある」「ある一定のお給料は保証してもらい、成果の評価をプラスしてもらいたい」などだった。

続いて、過去に最も高かったときのおおよその年収が500万円以上と500万円未満で、給与の支払われ方の希望を比較した。

その結果、一番差が多かったのは「成果にかかわらず働いた時間に応じて支払われる」だった。年収500万以上の人では13.2%であったが、500万未満の人は33.9%と、約20.7ポイントの差があった。過去年収が高い人の方が、成果に応じた給与支払いを求める傾向がより強いことがわかった。

裁量労働制や高度プロフェッショナル制度など、成果重視で就業時間に縛られない働き方の推進についてどう思うか尋ねたところ、50.3%が「仕事内容や求められる成果がはっきりしそう」と答えた。43.8%は「本当に時間に縛られないか不安」、34.0%が「求められる成果が出せるか不安」と回答している。

続いて、裁量労働制や高度プロフェッショナル制度など、成果重視で就業時間に縛られない働き方の推進について、過去で一番高かったときのおおよその年収が「500万以上」「500万未満」の人と比較した。その結果、「仕事内容や求められる成果がはっきりしそう」は年収500万以上の人が500万未満の人より、14ポイント多かった。

一方、年収500万円未満の人が、年収500万円以上の人より多かった回答は、「本当に時間に縛られないか不安」(23ポイント差)、「職種などから自分には適用されなさそう」(19ポイント差)だった。

しゅふJOB総研 所長の川上敬太郎氏は、望ましい給与の支払われ方について、「1/3以上が『どちらとも言えない』と回答しているように、成果ベースにも時間ベースにもメリットとデメリットがあります。業務内容との相性なども踏まえながら、成果と時間双方の特性を考慮した給与支払い方法を構築することが重要なのでは」と語っている。

あなたにおすすめ

ランキング

もっとよむ

注目ニュース

もっとよむ

あなたにおすすめ