一年のしめくくりに感謝をこめて──お歳暮のマナー

tenki.jpサプリ

2018/12/2 18:30


お歳暮シーズンが到来しました。
年の暮れ、お世話になった方に感謝の気持ちをこめて贈るのがお歳暮でしたが、近年では、親愛の情を込めて友人、知人や親族にも贈るお歳暮へと少しずつ変化してきているようです。
お歳暮を贈るにも贈られるにも、相手に失礼のないよう、きちんと気持ちを伝えたいですね。新しい年を、お互いに気持ちのいい関係でスタートさせるためにも、基本的なお歳暮のマナーを学んでいきましょう。

誰に何を贈るか迷いますね

誰に何を贈るか迷いますね

お歳暮にはNGなもの。実はたくさんあります!


商品券やカタログは無難だけど、もうちょっと心のこもったものを贈りたい……そんなふうに考えると、本当に何にするか迷ってしまいますね。ちなみに、あるアンケートでは「お歳暮に希望するもの」のランキングNo.1は「商品券」でした。
せっかく悩んだ末に選んだものが、相手をがっかりさせたり失礼だったりすると、身も蓋もありません。どんなものがNGなのか、押さえておきましょう。
【お歳暮にはNGなもの】
・靴下や下着など身につけるもの
相手に対して「踏みつける」「みすぼらしい格好をしている」といった意味で受け取られるため。特に目上の方に贈る場合は要注意。
・はさみや刃物
相手との縁を切るという意味にも取られるため。
・現金や金券
「お金に困っている人」という意味でとても失礼に当たります。
・相手の嫌いなものや苦手なもの
例えば、アルコールがダメな方にビール、甘いものは苦手な方にチョコレート……。好き嫌いのほかに、アレルギーもありますね。
事前に相手の好みなどを知っている場合は問題ありませんが、よくわからない時には、嗜好品と思われるものは避けたほうがよいでしょう。

気を使って選んだつもりが、相手を困らせることも……

気を使って選んだつもりが、相手を困らせることも……

送り状を出すのが正式なマナー


送り状とは、お歳暮の品が相手に届く前に、「お礼とご挨拶の言葉に添えて、心ばかりの品をお届けする手配をしました」とお知らせする挨拶状です。
突然品物だけが届くのは、(特に目上やビジネス上の関係の方にとっては)失礼だと感じる方がいるかもしれません。一年間のお礼や、来年のおつき合いのお願いとともに、歳暮の到着方法や日時を知らせます。
送り状は手書きで、正式には手紙形式ですが手紙は仰々しいという場合は、はがきでもかまいません。短い文面でも、要点を押さえて一言を添えれば立派な送り状になります。
文面については、文例集が簡単に検索できるので参考にしましょう。
また、送り状とは違い、贈り物につける挨拶状を「添え状」と言います。日頃大変お世話になっている方々に送り届ける場合は、添え状を同封するのが礼儀。これも手書きで文例集は検索できます。

挨拶状はパソコンではなく手書きで……

挨拶状はパソコンではなく手書きで……

お歳暮を出す時期は?


現在では12月初め(早いところでは11月末頃)より、遅くとも20日くらいまでには届くように贈るのが一般的です。
うっかり忘れていたり手配が遅れたりして年内に届かないと判断した場合は、正月の松の内(1月6日まで)に「お年賀」として贈る方法もあります。
尚、この場合は先方に対して、贈答時期を逸してお歳暮を贈れなかったことを詫び、加えて年明けにお年賀として贈らせていただく旨を、手紙か電話にて一言伝えておくのがマナーです。

お歳暮を受け取ったら


お歳暮をいただいても、基本的にはお返しは必要ありません。
ただし、お礼状を出します。
親しい間柄の人なら、届いたらすぐに電話でお礼の気持ちを伝えてもよいでしょう。その場合でも本来はお礼状を出すのが正式なマナーです。
無事にお歳暮が届いたことを相手に知らせるためにも、相手の誠意に応えるためにも、なるべく早い対応がいいでしょう。「会った時にお礼を」は禁物です。
お世話になったからと高価な品を贈るのは、逆に相手に気を使わせてしまいます。価格帯は3000円から5000円が相場。また、お中元とお歳暮のどちらか一方にしたい場合には、お歳暮を優先させます。わからないことは、お歳暮の特設会場などで係員に相談するといいですね。
本来お歳暮とは、一年間の感謝の気持ちを込めてお礼の品を持参し、お世話になった方のところへご挨拶に伺うものでした。しかし、近年ではデパートや商店などから直送するのが一般的になっています。
時代とともに習慣も移り変わりますが、正しいマナーは多少、面倒でも守っていきたいですね。相手に好印象を与え、目上の人の評価が上がりそうです。

お歳暮は風呂敷に包んで持参するものでした

お歳暮は風呂敷に包んで持参するものでした

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