世界のリーダーが実践する、「進むべき道」を見つけるための方法


世の中のテック企業やCEOは、次に何をすべきかを決めるために、さまざまな思考実験を行っています。その1つに自分の追悼文を書くというものがあります。

このメソッドは、Building Championsと呼ばれるコーチンググループによって広められてきました。グループのエグゼクティブ・コーチであるDaniel Harkavy氏が、Fast Companyで、このメソッドのやり方となぜそれがうまく機能するのかを語っています。

「自分の追悼文を書いてみてください。そうすれば、それが磁石のようにあなたを引っ張り、行くべき道を歩ませてくれるでしょう」とHarkavy氏は話します。

リーダーとして自分はどこを目指すのか、どのようにそこへ到達するのか。こうした問に対するビジョンと優先事項がくっきりと見えるようになります。

そうしたことがはっきりと見えることにより、最良の意思決定を行ない、快適なパターンから抜け出し、新しい習慣をつくり、より良い未来に向かって歩きだすことができるのです。

自分もやってみたいと思ったら、以下を参考に自分の追悼文を書いてみてください。

時間をつくる


追悼文は買い物リストとは違います。

真剣に取り組むつもりがあるなら、親友に捧げる追悼文を書くのと同じだけの時間を自分の追悼文にも割いてください。

インターネットや社内政治から離れて、静かになれる場所へ行きましょう。それは自然の中かもしれないし、コーヒーショップかもしれません。日常生活から少しだけ離れられる場所を見つけたら、目の前のタスク、すなわちあなたの死に集中してください。

1つめの追悼文を書く


このエクササイズは2つのパートに別れています。

最初のパートでは、今日あなたが亡くなったとしたら、人びとはあなたについて何を語るだろうかと思いを巡らしながら追悼文を書きます。

厳格になりすぎる必要はありませんが、自分のどんな業績が人びとの口から語られるのかについては、現実的にならなければなりません。

Harkavy氏は、このプロセスをさらに一歩進めることを提案しています。

自分の追悼式典がいま開かれているとイメージしてください。あなたの棺がセンターステージに置かれていて、あなたはそこから中央、最前列の3列を見下ろしています。

通常、そこはあなたと最も親しかった人たちが座っています。誰の顔が見えますか?

おそらく、家族や親密だった友人がそこに座っているはずです。次に、視線を後方へ移し、10列目から20列目あたりを見てください。誰が座っていますか? 知人や顧客といった人たちでしょうか。そうした人たちにあなたは何を与えてきましたか?

Harkavy氏は、こうした質問の答えは似通っていることが多いと言います。企業のCEOたちはたいてい、「顧客は最高の仕事をしたと言ってくれるはずだが、家族や友人は思い残しがあると言うだろう」と答えるそうです。

人生がバランスを欠いていることを知るのに、CEOになる必要はありません。参列者が自分について何を語るかを思い描いてみれば、人生にどんな調整が必要なのかがわかることでしょう。

2つめの、未来の追悼文を書く


1つめの追悼文の素晴らしいところは、書き終わった後もあなたはまだ生きているということです!

つまり、事態を変えられるということ。

2つめの追悼文は、いわばあなたの「レガシーステートメント」のようなものです。つまり、自分はどのように人びとの記憶に残りたいかを表しています。

「追悼文とレガシーステートメントの両方を書いてみることで、現在の自分と、将来、人びとの記憶に残りたい自分とのあいだのギャップが見えてくるはずです」とHarkavy氏。

それが見えてくれば、あなたはこのギャップを埋めるために残りの人生で何をしなければならないかを考えざるをえなくなります。

追悼文とレガシーステートメントを見比べれば、両者の間にズレがあることがわかるでしょう。あなたは何を無視、あるいは先延ばししているのでしょうか?

誰と疎遠になってしまっている? 生きたいのにまだ行っていない場所は? 本質的には重要でないことに時間を費やしていないか? そうしたことが見えてくるはずです。

こうしたギャップを埋めるための時間は、まだ残されています。

自分に正直になる


このエクササイズに取り組むと決めたのなら、できるだけ自分に正直になってください。死に向き合うことは本当に恐ろしいことですので、本気で考えることをためらってしまうのも無理はありません。

しかし、Harkavy氏は、自分に正直になっているかをチェックする簡単な方法があると言います。追悼文を大きな声で読み上げ、どんな感情が湧いてくるかを見るのです。

この追悼文とレガシーステートメントを使って、望む人生を手に入れたいと願うなら、頭と心の両方がしっかりと関わっていなければなりません。

もし、心がおろそかになっていれば、すばらしい未来を実現するために必要な変化や決断を行なうことが難しくなるでしょう。

正直になれていないと感じたら、書いたものをいったん脇に置き、あとでまた戻ってきて、そこに何が欠けていたかを確かめてください。

ただし、あまり時間を置きすぎてはいけません。私たちが地球上にいられる時間は限られているのですから。

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Image: Micael Widell/Pexels

Source: Fast Company

Aimée Lutkin - Lifehacker US[原文

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