ママたちの子育てトラブル体験談 第5回 PTA役員はやりたくない! 幼稚園でも小学校でも役員になった私の乗り越え方


入園や入学、進級などは、子どもの成長を嬉しく感じる時期である反面、PTAの役員や委員を決める憂鬱な時期でもありませんか? 私は、幼稚園で本部役員、小学校で学年委員を経験しました。どちらも立候補したわけではなかったので、決まった当初は面倒だと思いました。今回は、私がPTA活動を負担に感じず、やって良かったと思えた取り組み方をご紹介します。
○幼稚園でのPTA本部役員

私は、次女が幼稚園の年少の頃にPTA本部役員の副会長になりました。我が家はそのとき、夫の転勤で海外にいましたが、通っていた幼稚園は日本の幼稚園の姉妹園だったので、PTA活動に大きな違いはありませんでした。

本部役員を前向きに取り組めたきっかけ

役員の選出は、立候補者がいなかったため、くじ引きで決まりました。くじに当たってしまった私は面倒な気持ちでいっぱいでしたが、子どもは2人とも通学・通園していて日中は手が離れていますし、ビザの種類の関係で働くこともできず時間があるので、「どうせやるなら頑張ろう! 」と気持ちを切り替えました。

すっきりと気持ちを切り替えることができたのは、ほかの本部役員である2人のママの影響もありました。最初に本部役員全員で顔を合わせたときに、「やるからにはイヤイヤやらずに頑張ろう」という気持ちと、「無駄を排除して効率的に進めていこう」という考えが同じだということがわかったからです。

習慣よりも効率化を意識

実際に、本部役員の仕事をできる限り効率化し、次年度の本部役員にも感謝されるほどでした。たとえば、運動会でPTAから子どもたちに配布していたプレゼントは、毎年決まったお店で購入していましたが、手配しやすいお店に変更しました。

その地域にはもう1つ姉妹園があり、一緒に各行事の準備を行っていたのですが、もう1園の方が歴史があり、行事も多く経験していたので、子どもたちへのプレゼントの購入場所や購入日時を向こうに合わせていたのです。

そこを両園の本部役員間で話し合い、それぞれの近い場所、都合のいい日時で準備するようにしました。このように、今まで手間をかけていた仕事を効率化して、負担を減らすことができました。
○小学校では学年委員を経験

日本に帰国後、今度は小学校で学年委員を経験しました。

納得のいかなかった委員選出

学年委員は、委員選出の場に対象のママが全員出席し、立候補者がいなければくじ引きで決定します。欠席のママの分は、司会をしている本部役員が代理でくじを引くことになっています。

しかし当日の出席者は少なく、ちょうど委員の定員数と同人数だったため、司会の方から「やってほしい」と頼まれ、くじを引くことなく決まってしまいました。そんな経緯で決まった学年委員だったので納得のいかない気持ちでしたが、幼稚園の本部役員の経験から、前向きに取り組んだ方が良い結果になると思ったので、また気持ちを切り替えて取り組みました。

前向きな気持ちが広がり良い雰囲気に

学年委員の仕事は、ベルマークの収集・集計や懇談会の企画・運営、カーテンの洗濯など、多岐にわたりました。全員で考えなければいけないこともあれば、分担できることもあります。最初に顔合わせしたときは、みんな遠慮がちな雰囲気で、じゃんけんで役割分担するかどうかという話になりましたが、誰かが「うちにはパソコンがないから、パソコン作業じゃないことがやりたい」と言い始めてから変わりました。

私はパソコン作業が得意だったので、「パソコンなら私ができる」と言うと、「じゃあ私はこれならできる」というように、積極的に役割分担ができたのです。一気にメンバー間の雰囲気が良くなり、活動が進めやすくなりました。
○私が負担に感じずに活動できたポイント

本部役員や学年委員になったときは、「イヤだなぁ」という気持ちがありましたが、それぞれ1年後には「やってみたら、それなりに楽しかった」と思うことができました。そのように感じられたのは、以下の2点を意識して取り組んだからだと思います。

1. 自発的に役割分担した

PTA役員には、多くの種類の仕事がありました。その分担を機械的に割り振るのではなく、各人が「私はこれならできる」や「これが得意」という前向きな声かけで役割を決めたので、雰囲気が良くなり、スムーズに活動することができました。

2. 効率化を意識した

小学校の学年委員のときのメンバーは、仕事をしている人もいれば、乳児を子育て中の人もいました。全員の予定が合うタイミングというのもなかなかなく、気軽に集まろうとは言えません。なので、基本的にはSNSのメッセージ機能を使って打ち合わせしました。集まる必要があるときは、決めなければいけないことを事前に明確にして、ダラダラしないようにしたり、無駄な作業だと思うことをなくしたりして、効率化を意識しました。

PTAの役員・委員と言うと、「なりたくない」と思う方が多いでしょう。私も積極的にやりたいとは思いませんが、普段話す機会のなかった方とママ友になれたり、先生方とじっくりお話しする機会もあったり、打ち合わせで学校に行ったときに授業参観ではない授業中の姿が垣間見られたりして、結果的にはやって良かったと私は思っています。

もし、PTAの役員などになったときに、この記事が参考になると幸いです。また、このように進めるために、仲の良いママ友に声をかけて立候補してしまうのも良いのではないでしょうか。

○筆者プロフィール: 半沢まりこ

オフィスシンシア代表貯金ゼロ・パート収入のみで離婚し、お金の知識の重要性を痛感する。ファイナンシャルプランナーの勉強をした結果、生活の質を変えずに離婚前よりも貯金できるようになる。現在は、離婚前後の女性のお金と心の専門家として、講座や個別相談をはじめ、シングルマザー向けのコーチングでも活動中。自身のホームページ
AFP/GCS認定コーチ/マイライフエフピー認定ライター

イラスト=オオノマサフミ

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