50代、一生平社員でも「あいつはデキる」と思わせる方法

日刊SPA!

2018/11/30 08:53



出世競争に巻き込まれるサラリーマン。だが、いつまでたってもヒラ社員というのはどういう気持ちなのだろうか。つらい? 問題ない? むしろ楽?

そこで、SPA!では全国の「社員数50人以上」の会社で働いている40~54歳のサラリーマンの中から、役職についていない500人を抽出して調査した。40OVERでヒラという立場を「こんなはずじゃなかった」と嘆く人は少数で、「むしろよかった」という人が21%と多かった。そこで今回は肩書ナシでも生き生きと働く人々に直撃。その“強さ”はヒラ社員の希望となるか。

◆一度のヒットで地位を確保!退職後を見据える現実派

正木直哉さん(仮名)51歳・システム会社・年収700万円

出世競争をして社員同士で心を削り合うより、和やかな職場で働きたい。そう願う人は決して少数ではないはずだ。現在システム会社に勤務する正木直哉さんもその一人。

「もともと競争心が希薄なタイプなんですよね。出世して尊敬を集めるよりも、同僚たちと笑って馬鹿を言い合うほうが性に合う。実際に周囲で出世した人たちが残業と競争続きで大変そうなのを見て、20代の時点で『自分は一生ヒラ社員だろうな』と思っていました」

だが、社内で出世しなければ、周囲の見る目は冷たいままだ。そこで、正木さんが注力したのは、何かしら実績を残すこと。

「30代の頃、当時、爆発的にユーザーが増えつつあった某メールサービスに関連するシステムを開発したら、偶然ヒット商品になって。時代の波に乗れたおかげですが、以来、『あいつはデキる』という雰囲気になり、マイペースにやっても許される環境ができました」

その後は目立つ功績はなかったものの、一定の地位を保っている。

「一度ヒットを出したおかげで、『メール関連の仕事はこいつに任せよう』という認識ができたのか、部署異動もなし。同じ仕事を20年以上続けていれば、自然とスキルや知識はたまっていくので、仕事も速くなる。結果、ほかの同僚よりも評価は高くなるんですね」

長年、変わらずヒラ社員として現場仕事を続けたがゆえに、自由に動ける環境を手にした正木さん。その環境さえあれば、昇進せずとも仕事は楽しくなると続ける。

「正直、同期が出世していく姿を見て、『自分はみじめだな』と思うこともあります。でも、マイペースに仕事できるし、ヒラだからこそ家族と過ごす時間や趣味の時間を持てるので、十分かなと。今の目標は、『リタイア後にも使えるスキルや人脈を培うこと』。退職後は、管理職の経験より現場で使える技術があるほうが重宝される。退職まで10年を切った今、ヒラの現状を使い倒そうと思います」

「昇進」より、未来を目標に見据える。よく言われる「ヒラは老後が心配」への対策は十分だ。

★ここを見習え!…ヒラの仕事の中に自分自身で「おもしろみ」を見いだす!

― [中年ヒラ社員]も悪くない! ―

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