【RE雨宮 LOTUS EUROPA 3Rotor 20B】RE雨宮35周年アニバーサリーを飾ったメモリアル・スーパーチューンド

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2018/11/30 09:00


ハイコンプ20Bユニットを搭載したロータスヨーロッパ!

流麗なフォルムの奥に潜むスーパーGTスペックの強心臓

この真紅のチュ−ンドロータリーを見て「懐かしいな…」と感じる人も多い事だろう。

雨さん率いるRE雨宮が、ファクトリー設立35周年という節目の年に誕生させたメモリアルチューンドは、1987年の東京オートサロンでコンプリートカー部門・最優秀賞に輝いた“雨宮スーパーヨーロッパ”の再来と呼べる存在だ。

いや、F3レース用サスペンションやヒューランド製FG400ミッション等のレーシングパーツで組み上げられた前作とは異なり、今作は市販車パーツのみでの構成。それを考えるならば、この“ロータスヨーロッパ3ローター20B”は、ストリート仕様としてより純度を高めた、伝説のアップグレードモデルと呼ぶ方がしっくりくるかもしれない。

「昔から車高の低いクルマが好きでさ。その究極って、やっぱロータスヨーロッパなんだよ。なんたって全長が1080mmだかんね!」。雨さんが熱く語り出す。続けて「ズ~ッと作りたかったんだよ。26年前に作ったヤツとは違う、気を張らずに乗れるようなヨーロッパをさ」。

ロータスヨーロッパは、1966年から約10年間に渡って生産されたイギリス産のミッドシップスポーツだ。逆Y字型のバックボーンフレームにFRPの軽量ボディを被せた構造で、車重はなんと610kg(初期型)。エンジンは、最終的に126psの1.6L直4DOHCまで進化したのだが、REチューンの神様が手掛けたコイツの心臓部は、もちろん勝手知ったるロータリーユニットとなる。

前回はロータスヨーロッパの軽量性を活かすために13Bターボ仕様としたが、今回は圧倒的なトルク感&レスポンスを求め、13B-MSP用ローターを組み込んだハイコンプ20Bで、内部パートはほぼスーパーGT最終年のスペックに近いもの。搭載位置はもちろんリヤミッドである。その後部にレガシィ用のミッション&デフをドッキング。

その他、ステアリングラックASSYやサスペンションまわり等はロードスター用、ラジエターやリヤブレーキ等はRX-8用、オイルクーラーはRX-7用と、RE雨宮らしくマツダのDNAを全注入。現代車のテクノロジーを持ってロータスヨーロッパを生まれ変わらせた、というわけだ。

PHOTO:Katsuyoshi Kobayashi

取材協力:RE雨宮

低重心ボディのセンター部に搭載された20Bユニット。13B-MSP用の10.0高圧縮ローターを使用し、ポート形状は耐久性重視でサイド拡大に留めている。想定出力は300ps、制御はモーテックが担う。ゴールドの遮熱シートがインパクト抜群だ。

20Bユニットの後端にはレガシィ用ミッションがドッキングした状態でフレームのY字部分に挟まる。ミッション内フロントデフには3.9ファイナルが組み込まれ、ギヤ比は最適化済みだ。

フロントフード内にRX-8用のアルミラジエターをマウント。その後部にはロードスター用のブレーキシステムやドライバッテリーがレイアウトされるが、普段は雨避けのカーボンプレートで覆われているため視認することはできない。

エキゾースト環境はストリートスペック前提のスペックとなる。特にエンドマフラーにはこだわり満載で、大型のステンレス楕円サイレンサーを2連で装備した上、エンド部にはデザイン性を重視した純チタンテールを合体している。

サスは元々がFダブルウィッシュボーン/Rチャップマンストラットだが、旋回性能を根本から高めるために前後ともロードスターのダブルウィッシュボーンへと変更。ダンパーにはクァンタム製のSPLモデルを奢る。

ホイールは特注ゴールドに塗装された17インチのエンケイRPF1。タイヤサイズはフロント215/40-17、リヤ235/40-17だ。

エクステリアは同社のRX-7用エアロパーツを加工流用しながら構築。ヘッドライトはAC987キットと同一のポルシェ純正だ。ちなみにルーフパネルにはヴィッツ純正ボンネットが使用されていたりもする。ボディカラーはソリッドのレッドである。

カーボンパネル&全面バックスキンで上品に仕上げられたインテリア。センターパネルのモニターはバックビュー用として機能する。シートはブリッド製のフルバケを導入。ステアリングラックやペダル類はロードスター用を流用する。パワステはもちろんレスだ。

(web option編集部)

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