“今日俺”自由すぎるムロツヨシにシソンヌ「どういうつもりでやってるんだろう?」

ザテレビジョン

2018/11/17 10:00

西森博之の伝説のヤンキーギャグ漫画を福田雄一監督がドラマ化した「今日から俺は!!」(毎週日曜夜10:30-11:25、日本テレビ系)は、転校デビューでヤンキーになった三橋(賀来賢人)、伊藤(伊藤健太郎)を中心に80年代初頭の高校生たちの青春を描く。

“卑怯者”のヤンキー三橋を演じる賀来や、相棒の伊藤を演じる伊藤、清野菜名、橋本環奈、太賀らフレッシュなキャスト陣による豪快で格好良いアクションや振り切った変顔、そして福田監督ならではの小ネタや物語を盛り上げる豪華なゲスト陣などが、SNSで話題になっている。

今回WEB「ザテレビジョン」では、三橋らが通う軟葉高校の教師を演じるシソンヌの2人に直撃。

今まで主に職員室でボケたりツッコんだりであまり物語の本筋には絡まなかった2人だが、11月18日(日)放送の第6話ではじろうが演じる教師・坂本が、町中で無職のヤクザ・剛田(勝矢)と出会ったのをきっかけに過激に豹変し、生徒を巻き込んで暴走を始める姿が描かれることに。

そんな6話の放送を前に、それぞれの役柄についてや撮影の裏話、見どころなどを聞いた。

■ あの眼鏡があれば大丈夫?

――それぞれの役どころについて教えてください。

長谷川忍:僕は体育教師で見た目もちょっといかついんですけど、ポジション的にはツッコミかなと思ってやってます。あまり役っていう感じではなく…演じるというよりも、みんながどんなことをしてくるのかに頭を回しているので、あまり演技に時間を割けてないかもしれないですね(笑)。

みんなが仕掛けてきてることをこぼさないようにということに気を取られてる感じです。

じろう:僕は未だに何の科目を教えている先生か分かってないんですけど…。

長谷川:あれ、お前何だっけ? 理数系?

じろう:科学の道具があるのでそういう先生なんだろうなって感じなんですけど。気弱な学校に一人は居たような、暗い学生時代を送ってそうで、生徒にも下に見られているけど、なるべくそうならないようにしようとしてるような役です。

普段、僕らのコントでも演じるのは立場の弱い人が多いのでやりにくさはないです。あとは福田さんのお気に入りのあの眼鏡をしていれば良いので(笑)。大体あの眼鏡なんですよ。

長谷川:衣装合わせの時に言われてたもんな。

じろう:衣装合わせの時に「じろう、あの眼鏡持ってきてる?」って。どれだけ衣装さんが眼鏡を用意してくれても、「大丈夫、じろうの自前のがあるから」と言うんですよ。

長谷川:別にじろうはこれじゃなきゃ嫌だなんて一言も言ってないのに、福田さんがこれじゃなきゃ嫌なんですよ(笑)。

じろう:「ニーチェ先生」(2016年、日本テレビほか)でもあれでしたね。

長谷川:舞台の時も着けさせられたもんな。「じろう、あれあるよな?」って。

じろう:福田さん的にはあれさえ掛けてくれればあとは好きにやってくれって感じなんだと思います。

――原作は読まれていましたか?

長谷川:当時、コミックで買って読んでいましたね。三橋がせこくて、伊藤が実直な感じで、僕は三橋が格好良いなって思っていました。あと、短ランの方が好きだなって。中学生くらいだったので、この漫画を読んでいるというステータスがありましたね。

1話にもあった今井が三橋に落とし穴に落とされて上がれなくなった場面で、壁と壁に体を乗せて上がろうとしているコマをよく覚えていますね。今井が面白いやつだなって印象が強いので、太賀くんがやっているのを見て良いなって思います。

じろう:僕も集めてました。自分が弱かったんで、ヤンキー漫画すごい好きだったんですよ。中学生の時はヤンキーにとにかく憧れてました。「今日から俺は!!」も元々は普通だったやつが、転校してデビューするっていう話だったので、その痛快さが好きだったんですよね。

自分も情けないけど、転校したら短ラン着て金髪にしてなにかできるのかなと思っていた記憶があります。

――原作ファンとして、実際に実写化されたのを見ていかがでしたか?

じろう:三橋も伊藤もビジュアルがカチッと決まっていますし、キャラクターも原作プラス、それぞれの良さも入っていて、すごく面白くて良いなと思いました。

■ 福田監督の演出とは

――福田監督作のドラマには何度か出演されていますよね。今作でも個性的なキャラクターですがどんな演出を受けましたか?

長谷川:指示というよりは「あれやって」とか「もっとふざけて」みたいなのが多いですね。「長谷川、あのツッコミの間もう少しもらっていい」とか「食い気味で言っちゃっていいよ、遠慮しないでいいよ」って感じで、俺達のシーンに関しては演技指導というよりそういうのが多いかもしれないです。

じろう:一応、撮影初日には役を作り込んでいくんですけど、始まった瞬間それを福田さんに壊されるんですよね。福田さんに壊されてからがスタートです。用意してきましたって姿勢は見せるんですけど、いつも大体初日に壊されてそれで突っ走っていきます。

僕はなるべく忠実にやろうとしてるんですけど、指示出してくるのは福田さんなので僕が好き勝手に壊してるわけじゃないんですよ。福田さんが「あの感じでやって」「もっとやっていいよ」って。

でも、福田さんが一番笑ってくれるので楽しいですね。

――普段はコンビで舞台などで一緒ですが、ドラマの現場に2人でいるというのは違和感あったりしますか?

長谷川:職員室のシーンで相方が居てくれると僕も安心できますし、プラスそこにムロ(ツヨシ)さんも居るのでやりやすいです。ムロさんが仕掛けるとじろうが乗っかって、じろうが仕掛けるとムロさんが乗っかるというのは確実に分かっているので、そこをどうさばいていくかっていう。

…僕、ずっとドラマの話してないですよね(笑)。「どうツッコもうかな」とかばかり。だから、どっちかというとドラマに出ている感じがしてないんですよね。ずっとシチュエーションコントをやっている気がしています。

相方は正直長いこと一緒にやっているので、こういうボケが来るだろうなって分かるのでツッコみやすいです。でもね、ムロさんも長いこと一緒にやっているのでなんとなくパターンが分かるんですよね。この2人が居てくれたからやりやすかったですね。他の人ならどう来るか分からなくて不安な部分もあるので。

ムロさんは突拍子もない謎のボケが多くて、「それどういう意味ですか?」っていうボケが多いんですよ。でも「どういう意味だよ、それ!」とは言いたくなくて頑張りました。

せりふは台本通りなんですけど、動きがおかしいんですよ。急に椅子を殴ったり、急に僕の胸のあたりを殴ってきたり…ほぼアドリブですよね。せりふをちゃんと言っていれば何をやってもいいと思っている人が多い気がします。

じろう:僕もドラマという感覚はあまりなかったですね。相方とは350日くらいずっと一緒にいる感じだから特に思うこともなく…現場が遠いなぁと思うくらいですね。いつもと同じ気持ちでいました。

僕もネタを書くので、書き手の人の意志を壊したくないっていうのがすごく強いんですよ。だからムロさんとか見てると「どういうつもりでやってるんだろう?」と思ったりします(笑)。

福田さんに言われたらやったり、もうOKカットは撮れただろう、今はおふざけの流れかなという時は、突拍子もないことをやったりもしますけど、基本は文字になっていることをそのままやりたいタイプなので、あまりそこまでかましてやろうという気持ちはないですね。

――印象的なシーンが多いドラマですが、一番印象に残っている撮影は?

長谷川:みんなが大変そうにアクションをしているのに、職員室のメンバーはアクションを全くしていないので申し訳ないなと思っていました。僕のアクションはバレーボールをぶん投げるくらいしかなかったので(笑)。それをアクションとみなしているんです、職員室メンバーは。

たまにほんの少しアクションに絡んだりするんですけど、「みんなすげぇな!」と思いながら見ていました。終わってからもみんな体育館で練習していて、自分の撮影がないシーンが2、3時間空くとなったら、僕とかじろうはすぐに寝場所を探しに行ったりするんですけど、若い子たちはすぐに体育館に行って練習していましたね。それでアクションの練習が終わったらバスケで遊んだりとかして、若いってまぶしいなと感じました。

でも、「休むのもプロの仕事だからね」って僕は自分に言い訳しながら休んでいました(笑)。

じろう:僕は6話で、上から落ちてくる看板を避けるというちょっとしたアクションみたいなのがあって、そういうのは初めてだったので印象的でした。肘当てとかプロテクターを着けて、スタントマンの方に「ここでこうやって転んでください」って指導を受けたりして。

長谷川:そんなしっかりしたのがあったんだ! めっちゃアクションじゃん、それ。プロテクターとか着けてる時点でアクションですよ。

じろう:キックとかパンチとかじゃなく、本当に転んでるだけなので、受身的な。

長谷川:でもいいよ、こっちは何もなかったんだから。竹刀を持っていたけど、何もなかったんだから。生徒ともみ合いくらいあるかと思ったんですけど、見た目だけのめっちゃ弱い先生でしたよ。

■ じろうのキャラが豹変?

――6話だと坂本はキャラが豹変してしまいますが、どのように演じましたか?

じろう:福田さんにそこまで言われなかったので、間違ってないのかなと思ってやってました。ふざけるところはいろいろとアドバイスももらいながら。すごく楽しく演じられましたね。

――剛田を演じる勝矢さんと一緒にいることが多かったかと思うんですが、いかがでしたか?

じろう:勝矢さんといつも一緒に車で帰って、必ずどこかのお店に寄ってラーメンを食べていましたね。普通の車なのに、勝矢さんが乗るとチョロQみたいなんですよね(笑)。体が大きすぎて。

長谷川:「楽しみだ!」って2人で調べて食べに行ってたね。「じろうくん、この間のラーメンおいしかったね」って話をしていたから何だろうと思ってたら。

じろう:仲良くなりました。

――放送前にYouTubeで公開されたクッキング動画は、じろうさんが脚本を書かれたんですよね?

じろう:スタッフさんから「やりませんか」とお声がけいただいてやることになりました。難しく考えすぎると書く手が止まっちゃうので、途中から「1分だしもういいや!」ってバババって書き上げました。

僕もどんな感じに書いたか覚えていないのですが…(笑)。僕の書いたことをベースにしつつ、撮影する時にそれぞれのコンビのノリでやっているところはありますね。楽しくやってくれたと思います。

――最後に6話の見どころ、ご自身の役の見どころを教えてください。

長谷川:6話は相方が中心なので、相方から…。

じろう:6話は…ずっと僕は職員室に居たんですけど、外に出ていろんなキャラクターに会いに行ったりしてます。あと、強気になっている時は大分いかれた表情になっていると思うので、いつもの弱気な坂本からの切り替わりは見てほしいですね。

長谷川:僕は…一つも面白くないんですけど、僕が演じてる反町は竹刀を持っていて、1話2話くらいまでは普通に持っているんですけど、3話4話以降くらいから「座頭市」の勝新太郎さんと同じ持ち方をしているので気にして見ていただけたらうれしいです。

じろう:僕はずっとすべってんなって思っていました。

長谷川:誰も何も言ってくれないんだもん!

じろう:気付かれていないから何も言わないでおこうと思って。

長谷川:相方なら言えよ! 「すべってるからやめろ」って。

まぁ、急にやりだした僕も悪いんですけど。パッと思いついてやっちゃおうと思ってやっていたら何も言われず…一回も福田さんから良いとも悪いとも言われなかったんですよね。

福田さんから「長谷川、それ変だからやめて!」とか「面白いじゃんとか」って言われたかったんですけど、どちらも無いのですごい悲しいんですよ…だから皆さまにはそこに注目していただきたいです。

■ 11月18日(日)放送 第6話あらすじ

とある場所で三橋(賀来)の父・一郎(吉田鋼太郎)に出くわした椋木(ムロ)は、秘密を共有することで「三橋に何でも言うことをきかせる」という取引を成立させる。そして、一郎から“ある見返り”を提案された三橋が、裏の事情を知らないまま、1週間椋木のしもべになるという男の約束を交わす。

翌日からそれまでの態度を豹変させ、椋木に尽くす三橋に、伊藤(伊藤健太郎)や理子(清野)らは驚く。

一方、気の弱い教師・坂本(じろう)は道で偶然助けた無職のヤクザ・剛田(勝矢)に懐かれ、生徒指導専門の実習生の仕事を紹介したことで剛田が軟高にやってくることに。剛田という用心棒を手に入れ気が大きくなった坂本は、突然強気な教師に豹変する。(ザテレビジョン)

https://news.walkerplus.com/article/169667/

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