本木雅弘のコンドーム事件とは? 平成最後の『紅白歌合戦』の前に過去の名・珍場面を振り返る

日刊SPA!

2018/11/15 08:51



大晦日の国民的歌番組と言えば『NHK紅白歌合戦』(NHK)。平成最後の紅白となる今年は、総合司会は昨年に引き続き内村光良とNHKの桑子真帆アナウンサー、白組司会は櫻井翔、紅組司会は広瀬すずが担うことが発表されている。

さて、そんな紅白歌合戦だが、2部制を導入した1989年以降で、昨年は歴代ワースト3位となる視聴率39.4%(第2部、関東地区、ビデオリサーチ調べ)と凋落ぎみ。とはいえ、昨年は安室奈美恵がラスト出演し、平成時代の紅白きっての名シーンと話題になったものだった。

そこで今回は、平成時代の『NHK紅白歌合戦』の名シーン・珍シーンを振り返っていきたい。

◆1991年/とんねるず:背中に「受信料を払おう」

当時、歌手としても絶頂だったお笑いコンビ・とんねるずは、彼らの代表曲である『情けねえ』を熱唱。この歌自体は世の中の不条理に抗おうとする真面目な名曲なのだが、石橋貴明は白いカツラに白いボディペイントに白パンツ一丁、木梨憲武は赤いカツラに赤いボディペイントに赤パンツ一丁という、度肝を抜くいで立ち。

しかし、彼らのサプライズはそれだけにとどまらない。歌唱の最後に二人揃って後ろを向いたかと思うと、彼らの背中には「受信料を払おう」というメッセージが…! 一周まわったアイロニーを存分に効かせたギャグをぶちかましたのである。

◆1992年/本木雅弘:コンドームを首に巻いた衣装

今や日本を代表する俳優となっている本木雅弘も、歌手活動をしていた当時、紅白出演経験がある。井上陽水の曲『東へ西へ』のカバーでシブガキ隊解散後、ソロとして紅白に初出場。その時の演出が斬新すぎて会場を騒然とさせたのだった。

本木は首まわりに白い液体が入ったコンドーム(のようなもの?)を、いくつも身に付けて登場。途中からは風船のように巨大に膨らませたコンドームを抱えながら歌唱したのである。最後は半ケツを出し、その風船状の巨大コンドームを自らの頭上で割り、中から飛び散った液体を全身で浴びるというパフォーマンスを披露。この演出にはエイズ撲滅のメッセージが込められていたとのことだったが、NHKには100件以上の抗議が寄せられたという。

◆2006年/DJ OZMA:裸のボディスーツで物議を醸す

“低俗”、“不謹慎”と猛バッシングを浴びたのが『アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士』を歌ったDJ OZMAだ。多人数の男女のバックダンサーを引き連れて始まった『アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士』。歌の序盤では金色のゴージャスな衣装を身に付けていたダンサーたちだったが、途中からその衣装を次々と脱ぎ捨てていったのだ…! 男性ダンサーだけでなく女性ダンサーもパンツ一丁の姿となり……!! DJ OZMA本人もほぼ全裸となり、舞台上はカオス化していた。

しかし、ダンサーたちは本当に裸になっていたわけではなく、裸風のボディスーツを着用していたのだった。歌唱後、番組内でもその旨はきちんと説明されたのだが、そのボディスーツがあまりにリアルで本当の裸のように見えたために、2007年に入ってからもしばらくDJ OZMAは叩かれ続けていた。

◆2010年/桑田佳祐: がん闘病から復帰パフォーマンス

2010年8月に初期の食道がんの手術を受けたことを公表していた桑田佳祐が、復活アピールの場として選んだのがこの年の紅白だった。「恥ずかしながら帰ってまいりました。今日はこういう場ですから“カチンカチン”にして参りました」と、いつもどおりの下ネタを織り交ぜた桑田節を披露。

歌ったのは『それい行けベイビー!!』と『本当は怖いと愛とロマンス』のメドレーで、セクシータイツを穿いたバニーガールたちとともに、艶めかしい世界観を魅せたのだった。 当初、同年10月発売予定だったソロアルバムの発売を延期、敢行予定だった全国ツアーも中止にして静養期間に入っていたため、ファンにとっては嬉しい完全復活だったに違いない。

◆2017年/安室奈美恵:安室ラスト紅白は感動の嵐…!

今年9月に予告どおり完全引退した安室奈美恵にとって、昨年の紅白が“ラスト紅白”となった。2003年以来、14年ぶりに出演した紅白では、中継先で真っ白なドレスに身を包み、『Hero』を熱唱。涙のまま中継は終わり、2017年紅白における瞬間最高視聴率48.4%を記録した。実に日本国民の約半分が、彼女の“ラスト紅白”を見守ったことになる。

ちなみに安室は紅白に9回出場している。1997年の紅白では産休前に登場し『CAN YOU CELEBRATE?』を歌い上げ、その翌年の1998年の紅白では産休明けで復帰を果たし、同じく『CAN YOU CELEBRATE?』を歌い上げた。この2回も伝説と化しているが、昨年の紅白も同じく伝説として語り継がれるに違いない。

数々の名シーン・珍シーンを生み出してきた紅白。近年は“オワコン”と言われることもあるが、瞬間最高視聴率で50%近く叩き出す国民的番組であることには、今も変わりない。今年はどのような名シーン・珍シーンを生み出してくれるのか……今から楽しみだ。<文/昌谷大介(A4studio)>

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