『相棒season17』4つの見どころ。成宮寛貴さん復帰に高まる期待

日刊SPA!

2018/11/14 08:50



10月17日にスタートした『相棒season17』(テレビ朝日系、水曜夜9時~)。杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)のseason17は第4話まで手堅い人気をキープし、11月14日に第5話が放映される。

今シーズンの方向が見えてきたところで、あらためて見どころを押さえておこう。

◆見どころ1)特命係(水谷豊ら)VS衣笠(杉本哲太)のバトル

警視庁組織犯罪対策第5課長であると同時に特命係の良き理解者でもある角田六郎(山西惇)。職場が隣りあっていることもあり、よく特命係にコーヒーを飲みにやって来るほどだ。そんな角田課長は杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)の特命係への協力を惜しまない、いわば頼れるパートナーでもある存在でもある。

それほど信頼関係が厚かったこの両者の“対立”と“和解”が描かれたシーズン17の第4話。このエピソードを見る限り、今シーズンはこれからますます特命係が追いつめられ、“孤立”していく展開が加速するのではないだろうか。

特命係の孤立――それを目論む最大の権力者が、警視庁副総監である衣笠藤治(杉本哲太)である。現在、警察庁長官官房付に階級が格下げされている甲斐峯秋(石坂浩二)とはもともと政敵関係であったが、その峯秋が特命係に肩入れしていることもあって、峯秋を特命係もろとも葬り去ろうと画策している。

第4話でも、特命係に協力を持ちかけ、一見、友好的な関係を築いていくのかと思われた生活安全課のキャリア刑事・久我(崎本大海)が実は衣笠側の人間だったりと、策謀を巡らせて特命係を追い込もうとしていた。当然、そんな衣笠の思惑を右京たちは感じ取っているワケで、この“特命係VS衣笠”の戦いが今後どう描かれていくのかが、今シーズンの見どころの一つとなる。

互いの警察官としての矜持がぶつかり合った先に待っているものは……。果たして決着が着くのか、それとも次のシーズンへと持ち込まれるのか、興味は尽きない。

◆見どころ2)右京をおとしいれる青木年男(浅利陽介)のスパイ的暗躍

今シーズンの『相棒』の見どころその2は、先の1とも関わってくるのだが、今シーズンから特命係に加わった元・警視庁サイバーセキュリティ対策本部特別捜査官の青木年男(浅利陽介)だ。

もともとはシーズン14の第15話でゲストキャラクターとして登場したのだが(そのときは役所勤めの公務員という設定だった)、極度の“警察嫌い”というキャラを全面に押し出していて、自らが目撃した殺人事件ではその捜査協力を強烈に拒んでいた。だが結局は右京と亘の仕掛けた罠にハマって結果的に警察に協力するハメに。

その後、シーズン15の第1話からメインキャストとして登場することとなったのだが、なんとその時点で警視庁に入庁しており、劇中で新説されたサイバーセキュリティ本部に配属されていた。亘とは警察学校の同期にあたり、2人で飲みに行くほどの仲となっていた。当然、その関係で右京とも積極的に交流しようと歩み寄るなど(同じチェスが趣味の右京としばしば対戦していて、互角に渡り合うほどの腕前を持っている)、そのデータ収集能力を活かして特命係の捜査に毎回のように協力している。

と、こう書くと表面上は特命係と良好そうな関係に見えるのだが、上記の事件解決の際にかつてこの2人にハメられたことが原因となって特命係に対して恨みにも似た感情を抱くようになっており、また元々抱いていた警察への憎悪も増幅している感じである(シーズン15の第1話と最終回で右京と亘の写真に画ビョウを刺す場面が描かれているほか、警察が起こした不祥事を嬉々として触れ回るシーンがたびたび劇中には登場している)。

当然のように特命係に対する反抗的な言動も次第にエスカレートしてきており、右京たちとは相容れない姿勢を貫き通している。

さらに青木は自身の父親が警察官で衣笠副総監と“竹馬の友”だったこともあり(劇中では青木が警察に入庁出来たのは衣笠のコネがあったのでは……との噂があることが描かれている)特命係を葬り去ろうとする衣笠のスパイ的立ち位置を確立した感じだ。

つまり、青木は特命係の孤立化をさらに加速させるうえで、前シーズンまで以上に重要な存在となっているのである。当然、右京と亘は青木が衣笠側の人間であることはお見通し。かたや青木も自身が衣笠派の人間だということを知られつつも、事件解決のため、右京たちに協力している。この青木を右京たちはどう逆利用するのか? かたや青木は衣笠の目論みを果たすためにどう暗躍するのか? この両者のせめぎ合いに注目である。

◆見どころ3)甲斐亨(成宮寛貴さん)の芸能界復帰&再登場はあるのか?

『相棒』の今シーズンの見どころその3は3代目相棒だった甲斐亨(成宮寛貴さん)の“再登場”があるのかという点だ。

シーズン13の最終回で“ダークナイト事件”の真犯人だったことを右京に看破され、逮捕。同時に懲戒免職となっていた。現在はまだ罪を償っている状況と思われるが、その亨を父親である峯秋が回想するシーンが今シーズンの第1話と第2話で登場したことで、『相棒』ファンは歓喜。甲斐享再登場への期待が高まっている。

ただ、そのためには演じる成宮寛貴さんの芸能界復帰が大前提であり、抱えている諸問題をクリアーする必要があるが、もし、成宮さんの芸能界復帰が実現すれば、『相棒』へのゲスト出演を願う声が多数出て来るのは当然。

その際、ドラマ中ではまだ亨は刑務所の中にいる設定となっているハズなので、亨が警察官時代に遭遇した未解決の事件、もしくは婚約者の笛吹悦子(真飛聖)が何らかの事件に巻き込まれる形で、右京に獄中からSOSを送る形になるのではないだろうか。

その際のサブタイトルはズバリ“獄中からの手紙”“獄中からのSOS”でどうだろう。

◆見どころ4)冠城亘(反町隆史)は、相棒を卒業するのか? まさか殉職?

今シーズンの見どころ、最後に注目したいのは“冠城亘の去就”である。初代相棒だった亀山薫(寺脇康文)は、シーズン7の第9話まで右京の相棒を務め上げ、歴代最長の在任期間を誇っているが、2代目の相棒・神戸尊(及川光博)と3代目の相棒・甲斐享はともに3シーズンで卒業している。そのため、反町隆史演じる冠城亘も長くて3シーズンだろうと多くのファンは推測していたのだが、現段階でまさかの4シーズン目に突入しているのだ。

先の3人は事前に卒業することがアナウンスされていたが、前シーズンは最後のほうになっても亘の去就に関する情報が発表されなかったため、制作サイドでは4シーズン目に突入することがすでに規定路線だったのだろう。ちなみに先に放送された今シーズン第4話では内村完爾刑事部長(片桐竜次)と中園照生参事官(小野了)との間で、亘がいつまで右京の相棒を勤め上げられるかという賭けが行われていることが明らかにされている。

4シーズン目に突入した亘は右京のパートナーとして、歴代最長2位の記録保持者となったが、さらにこの記録を伸ばすのか? はたまた今シーズン限りで卒業するのか? 卒業するのなら、どんな形になるのか(薫が退職、尊が人事異動、亨が懲戒免職とそれぞれ違うパターンで特命係を去っている。となれば、もはや刑事ドラマでは定番の“殉職”しか考えられないのだが……)?

以上、4つの注目点を念頭に置いて今シーズンの『相棒』をご覧いただければ、より楽しめるハズである。 <文/上杉純也>

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