『ドロ刑』中島健人のプク顔&露骨なファッションブランドPRがストレスに……

日刊サイゾー

2018/11/10 17:00


 ジャニーズの人気グループ・Sexy Zoneの中島健人が主演するドラマ『ドロ刑 -警視庁捜査三課‐』(日本テレビ系)の第4話が3日に放送され、平均視聴率8.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から0.1ポイントダウンとなりました。

(前回までのレビューはこちらから)

都内で開催されるコミフェス(コミック・フェスティバル)に全国のスリ集団が大集結するという情報を得た警視庁捜査三課では、検挙数を上げるべく係同士で競い合うことに。そんな中、13係に所属する斑目勉(中島)は“異例の大抜擢”を受け、モサ(スリ専門の刑事)のベテラン・左門陽作(板尾創路)とコンビを組むことになります。

しかし、「捜査の基本は歩くこと」や「仕事は見て勝手に覚えろ」という昔気質の左門の教育法についていけず、班目は早くも音を上げそうになります。そんな矢先、街中で怪しい男を発見した左門が、バス内でその男をスリの現行犯で逮捕。ベテラン刑事の腕に感嘆する班目ですが、眼つきが鋭く、指に傷のある男が自分たちの方を見てニヤリとしたことに気がつき、違和感を抱きます。

バスから降車後、班目からその話を聞いた左門は、その男が“機械屋銀次”と呼ばれる伝説のスリ師・大文銀次(杉本哲太)であることに気がつき動揺。銀次は5年前に孫娘が誕生したことをきっかけに引退したハズ。今さらどうして……。30年前、新人刑事だった頃から銀次のことを知る左門は疑問を抱きます。そして後日、再び班目たちの前に姿を現した銀次は、モサのレベルが昔より落ちたことを左門に指摘。コミフェス当日には凄腕のスリたちが揃うと忠告をして去って行くのでした。

不安を抱えたまま迎えたコミフェス当日、左門と班目は会場へ向かう電車内で銀次を発見し、スリを行うのを目撃。しかし、銀次は犯行後すぐに仲間に財布を手渡すため、現行犯で挙げるのは困難を極めます。そこで左門は同じ車内に13係のメンバーを集結させるよう班目に命じ、連携プレーを駆使して、老人の懐から財布を盗み取った銀次を逮捕することに成功します。

ところが老人の胸ポケットにはちゃんと財布があり、ボタンまで締まっている。銀次はスリの中でも最高難易度の“中抜き”、財布の中身だけを盗み取るテクニックを駆使したのでした。たとえ自身の財布の中をチェックされても、その札を盗んだモノと証明することはできない。左門は負けを認め、銀次を釈放しようとします。

しかしここで班目が機転を利かせ、老人の孫が札に落書きをしたという話をでっち上げ、その絵が描かれた札がないか銀次の財布をチェックさせてくれと要求。同じく孫を持つ身の銀次に心理的な揺さぶりをかけたのです。そしてこれが功を奏し、銀次は犯行を認め署へと連行されます。

署へ戻った班目と左門は、“中抜きのタツ”と呼ばれた伝説のスリ師が、外国人スリ団と口論の末に殺された事実を銀次から聞かされます。つまり今回のコミフェス騒動は、警視庁に外国人スリ団を一斉検挙させるため、銀次たちが仕組んだ弔い合戦だったのです。

結果的に13係は検挙数で他の係を抜き圧勝。一番の大物・銀次を釣り上げた班目は左門に褒められ、少しだけ仕事にやる気を持ち始めたところで今回は終了となりました。

さて感想ですが、今回は職場モノではド定番のジェネレーション・ギャップをテーマにした回となりました。しかも、“足を使う”が基本のベテランとそれを疎んじる新人という、これまた刑事ドラマではありきたりな構図が描かれました。

ただ、遠藤憲一や杉本哲太、中村倫也などのベテラン&中堅俳優たちの演技力が高く、ストーリーもテンポよく進むため飽きることなく見られました。スリ集団が集結したのは、実は師匠の復讐のためだったという設定は、日本人が大好きな『忠臣蔵』に通じるものがあり、銀次側の視点をもう少し深掘りしていればより感動的になったのではないでしょうか。

その一方で、ドラマのテンポを阻む存在がひとり。それは主役の中島健人なのですが、プク顔をして決めポーズをするたびにいちいち“チャリーン”という効果音が流れるんですね。Sexy Zoneでの王子キャラを活かすためであり、初回から多用されていた演出なのですが、今回は特にその場面が多く、ストレスを感じてしまいました。

それと、ファッションブランド・Hysteric Glamour(ヒステリック・グラマー)の洋服をやたら着すぎじゃないですかね。普段から好んで着ているようですが、デカデカとロゴが入った服を露骨に着まわしているため、大金をもらいドラマを宣伝の場に利用しているのではないかと勘繰ってしまいます。班目のプライベート・シーンで着用するのならまだしも、捜査中にも派手な服を着ていると、そこだけ妙な生々しさがあり違和感を抱いてしまうんですよね。

というわけで前回に引き続き主役の演技はイマイチでしたが、それを相殺する脇役たちが揃っているので、次週放送も楽しみに待ちたいと思います。
(文=大羽鴨乃)

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