仕事中にアイドル画像を集めてクビになった50代男。その後は…

日刊SPA!

2018/11/10 15:55



年功序列が崩壊したといわれるが、いまだに年齢階層別平均賃金では50代がピーク。しかし、リストラ、転職失敗、介護など、一度道を踏み外せば、いとも簡単に年収300万円以下へと転落する。バブル期に入社し、「恵まれていたクセに」と同情もされない悲しい世代の横顔は、明日の我が身だ。今まで語られることのなかったそんな転落50代のリアルから、社会人後半戦の教訓を学び取る。

◆仕事中にPCでアイドル画像を漁っていることがバレて失職

▼出版社正社員年収500万円⇒ドライバー助手年収300万円

「自分の夢を仕事に」と思い、大卒後は東南アジアで日本語教師となった小泉敏行さん(仮名・55歳)。生活は厳しかったが達成感はあり、帰国後は中堅出版社の正社員として採用された。

「結婚後は子供と野球をしたり、家族で温泉に行ったりと、あの頃はいい思い出ばかり。営業の仕事も充実していました」

だが、リーマンショック後に会社の業績悪化で事態は急変。’09年には社員50人のうち20人が大量リストラされ、小泉さんも倉庫の閑職に追いやられた。

「仕事が暇すぎて、一日2時間くらい会社のPCでアイドル画像を集めたり、ヤフー知恵袋に投稿したり。ベストアンサーにも選ばれたことがあるんですよ」

そんなある日、突然小泉さんのPCがメンテナンスという名目で没収される。

「結局、私用で使っていたことがバレて、辞めるか罪状を掲示板に張り出すか選べと迫られて退職しました。今思えば、自分のクビを切る口実をつくるために泳がされていたんだと思います」

そう唇を噛む小泉さんを社員として雇う会社はなく、現在は運送会社のドライバー助手など3つのバイトを掛け持ち、なんとか糊口をしのいでいるという。

「息子の中学卒業と同時に、都営住宅の家賃が4万円から8万円に値上がりしたのが痛い。持病の高血圧で通院費も掛かりますし、あと何年続けていけることか……」

それでも愛する一人息子の学費を稼ぐため、今日も痛む腰を押さえながら小泉さんはアルバイトに精を出している。

― 転落する50代の共通点 ―

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