「僕とシッポと神楽坂」4話。相葉雅紀から広末涼子へ「もし僕でよければ」の続きを妄想してみた

エキレビ!

2018/11/9 09:45

「犬が無理な手術で殺された」
ネットの書き込みによって、窮地に立たされた坂の上動物病院。

医療ミスがあったと悪評が広まってしまい、診察予約のキャンセルが相次いだ。開業したばかりなのに早くもトラブル発生。どうするコオ先生。


僕は、命と向き合いたいんです
コオ先生こと高円寺達也(相葉雅紀)の覚悟を感じた第4話。
ナルタウン動物病院で、グリちゃんの手術を希望する飼い主を断った田代先生(村上淳)。

「命を預かっているんだ、無謀なチャレンジなどあってはならない!」
「手術を引き受ければ飼い主に希望を与える、失敗をすれば希望以上に絶望を与える。ん?君にその覚悟があるのか」
熱心な獣医学生の堀川(小瀧望)が食いさがるも、「その覚悟はあるのか」の言葉を突きつけられて、何も言い返せずにいた。

一方、コオ先生はグリちゃんの手術を受け入れた。声高に宣言するでもなく、気合を入れ直すでもないけど、コオ先生のいう「気持ちは受け取りました」は、全て引き受けるという覚悟の現れではないか。

「獣医師の数だけ見解はあると思います」
「奇跡など簡単には起きない」
田代先生の言葉は正論だ。成功すれば喜ばれ、失敗をすれば治療費目的などと言われてしまう。評判は経営に直結することだけに、技量やリスクを考えた上で判断するのも間違いではない。

「聞かせてくれ、もし、また今回のような依頼があったら君はどうする?」
田代先生から質問されると、

「僕は、命と向き合いたいんです。だからオペは引き受けます、何度でも」
いつもにこやかなコオ先生の顔つきが、この時は引き締まっていた。
コオ先生は奇跡が起こるとも思ってない。目の前の命と向き合って、獣医師としてできることをする。

リスクを考えた上で判断するバランス型の田代先生との会話を通して、コオ先生は飼い主の顔色を伺ったり評判を気にしたりするのではなく、動物の命を助けることを最優先、飼い主にもしっかり寄り添うコオ先生の覚悟と意思がみえてきた。

ペットロスに寄り添う
書き込んだ犯人をとっ捕まえて懲らしめたろ!と考える人がいないのが、このドラマの素敵なところ。トキワ(広末涼子)と堀川の犯人探しも、「僕らも困っている、だからまずは話を聞かせて欲しい」というスタンスを感じた。結局、井上の息子が犯人だと明かしたが、誰も責めなかった。

以前、現役の獣医師から話を聞いたときに、動物の命が最優先だが、それと同じくらい飼い主の心のケアにも気を遣っていると言っていた。

飼い主からすれば動物は我が子同然。言葉を持たない動物に対して、飼い主独自の解釈が入るので、飼い主が納得するまで寄り添う、コミュニケーションが大切だという。

ペットロスは、ペットに対する心の距離によって起こるもので、動物に対する向き合い方、飼っている間の付き合い方が反映される。病状が悪化した場合、限られた時間の中で、飼い主がどれだけ納得のいくケアができたかも影響する。動物が元気なうちから、ペットロスに陥らないための勉強会が開かれることもあるそうだ。

「虹の橋で、あなたを待ってます」
コオ先生は度々こう飼い主に伝える。ペットロスの人たちを中心に読まれているという、作者不明の詩「虹の橋」を元に言葉をかける。無理に元気づけるでもなく、人に寄り添おうとするコオ先生らしい言葉選びだ。

今回のコオ先生
「7年になります。夫が、南米で行方不明になって。今も信じてます必ず帰ってきてくれるって。でも時々不安になる…もしかしたら、もう帰ってこないんじゃないかって」
4話の最後で、トキワが目を潤ませて胸の内を明かした。
コオ先生は「もし僕でよければ…」と言いかけたところで、大地に邪魔されてしまった。

続きが気になる……。あまりにも気になるので勝手に妄想してみた。

1、もし僕でよければ…一緒に旦那さんを探しませんか

これはいずれ出てきそうなセリフ。田代先生からトキワの夫の話を聞いた2話。3話では、徳丸先生(イッセー尾形)との会話の中でうっかり「南米」というワードを出してしまい、はっ!としていたコオ先生。
「1%でも可能性があるならば見捨てるわけにはいかない」
トキワが救われたというコオ先生の言葉のとおり、一緒に夫探しに奔走してくれそう。

2、もし僕でよかったら…もっと頼ってください
3話で「みんな僕の知らない間に大人になってんだ…」と遠い目をしていたコオ先生。
恋愛とまではいなかくても、目を潤ませて夫のことを話すトキワをみていたら、もっと寄り添ってあげたくなった…とか。息子の大地とも打ち解けているコオ先生ならば、うまくやっていけるのではないか。

いずれにせよ、コオ先生は目の前に悲しみを抱えている人がいたら放ってはおけないはず。

さて、次回は、トキワとすず芽(趣里)に何やら問題が降りかかるよう。
金曜ナイトドラマ「僕とシッポと神楽坂」第5話は今夜23時15分から放送。
(柚月裕実)

金曜ナイトドラマ『「僕とシッポと神楽坂」』
テレビ朝日系にて、10月12日(金)スタート 毎週金曜よる11時15分から放送
原作:たらさわみち『僕とシッポと神楽坂』(officeYOU 集英社クリエイティブ)
出演:相葉雅紀(嵐)、広末涼子、趣里、小瀧望(ジャニーズWEST)、渚(尼神インター)、矢柴俊博、矢村央希、アトム、ミーちゃん、大倉孝二、村上淳、かとうかず子、イッセー尾形

原作:たらさわみち『僕とシッポと神楽坂』(officeYOU 集英社クリエイティブ)
監督:深川栄洋(『神様のカルテ』『60歳のラブレター』)ほか
脚本:谷口純一郎、国井桂
音楽:林ゆうき
ゼネラルプロデューサー:三輪祐見子(テレビ朝日)
プロデューサー:都築歩(テレビ朝日)、松野千鶴子(アズバーズ)、岡美鶴(アズバーズ)
制作協力:アズバーズ
制作著作:テレビ朝日
公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/shippo/

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