結婚相談所、街コンの次は? 次世代の新たな出会い

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2018/11/9 21:50

昔は「お見合い結婚」が主流だったのです。1950年代はなんと半分以上の人がお見合い結婚をしていて、「恋愛結婚」は3割くらいでした。

お見合いより恋愛結婚が主流になったのはつい最近

若い人たちは信じられないかもしれませんが、昔は「お見合い結婚」が主流だったのです。……もちろん、僕もリアルタイムでは知らないのですが(笑)。

それ以前の1950年代はなんと半分以上の人が「お見合い結婚」をしていて、「恋愛結婚」は3割くらいでした。親や親戚の紹介でのお見合いはもちろん、昔はどこの街にも“世話焼きおばさん”みたいな方がいて、独身の男女をどんどん仲介してくれたりしたものです。大人が独り身でいたらとにかく結婚させなきゃ、みたいな空気が世の中にあったようです。

しかし、隣人とのコミュニケーションが疎遠となった現在では、そうした世話焼きおばさんも激減してしまい、恋愛や結婚の相談や仲介をしてくれることも少なくなりました。

恋愛結婚とお見合い結婚の割合の遷移

お見合い結婚と恋愛結婚の比率は1960年代から逆転、近年では9割近くが恋愛結婚となっています。世の流れとはいえ、多少強引にでも結婚させてくれた昔のほうが良かった……という奥手な人も多いのでは? とも思ったりします。

出典:国立社会保障・人口問題研究所
出典:国立社会保障・人口問題研究所 2010年出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査) ※見合い結婚とは出会いのきっかけが「見合い」で、「結婚相談所」での結婚を含まない

結婚相談所、街コンの次は? 次世代の新たな出会い

このような状況を踏まえて増えたのが、「結婚情報サービス」や「結婚相談所サービス」です。様々なバリエーションが生まれましたが、こうした出会いのサービスはちょっとお高めの料金など敷居が高いというイメージがなかなか払拭されず、普及し、一定の利用者はいるもののカジュアルな層まで浸透しきるというところまではいきませんでした。

2000年代に入ってくると、時代を反映した新たなサービスが登場します。まず、「出会い」ではなく「地域活性化」を全面に押し出した「街コン」が現われ、一度にたくさんの人と出会えるという手軽さ、料金面も含めたカジュアルさが受け、爆発的に広まりました。現在でも街コンが進化した趣味コンなどは日本全国アチコチで頻繁に開催され、カジュアル層には完全に普及したと言えるでしょう。

多彩な恋愛サービス……「相席」や「恋愛相談Bar」が話題

そして現在。生涯未婚率も上昇し、どんどん結婚しにくくなっていると言われる世の中を反映してか、街コン以降も様々な出会い系サービスが生まれ続けています。

特に最近、都内を中心に爆発的に増えているのが、「相席」系のサービス。居酒屋やBarなど……またこれに類するお客様同士で出会うシステムのお店です。基本的に、女性は無料(あるいは低額)、男性がお金を支払うシステムです。都内で申し上げたのは札幌や福岡など結婚適齢期の女性が多いエリアでは、女性が行列を作り男性が来るのを待つ状態で、東京ではにわかに信じられない光景が見られているからです。そもそも人口比率上、女性のほうが多いのですから、これは当然の光景なのですけどね。

出典:平成22年国勢調査 20~40歳だと女性のほうが多いんです。
また、恋愛相談のできるお店も、静かなブームを迎えています。つまり、常連のお客様同士をマスターが仲介して引き合わせるというお店のこと。これは、冒頭で申し上げた、昔の“世話焼きおばさん”に近いものがありますよね。

このように、ホントに信頼できるのは“人”ということで、原点回帰しているのかもしれませんね!
(文:大木 隆太郎)

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