「70歳まで働く」環境整備へ…“人生100年時代”を生き抜くカギは?

TOKYO FM+

2018/11/9 20:10

中西哲生がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「クロノス」。11月6日(火)放送の「追跡」のコーナーでは、東京大学大学院 経済学部教授の柳川範之さんに「70歳まで働くために必要なこと」について伺いました。



2018年10月、安倍晋三首相は“人生100年時代”を見据え、誰もが70歳まで働ける社会を目指して環境整備をする考えを示しました。政府は、会社員の継続雇用を70歳まで引き上げるための議論を始め、2019年夏までに結論を出し、法整備に入ることが予想されています。

この環境整備について、柳川さんは「70歳まで働けるのはとてもいいこと」とおおむね賛成の様子。しかし、同じ会社で約50年間働き続けることについては疑問を呈します。

柳川さんはかねてより「40歳定年制」を提唱しています。これは「40歳で定年しよう」という働きかけではなく、「40歳くらいでピットストップ(F1などで、レース中ピットに入ってタイヤ交換や燃料補給などを行うこと)をし、そこからまた活躍することがテーマ」と柳川さんは説明します。

その背景として、「たいていの人が同じ会社で働き続け、同じような仕事しかしていない」現状に言及する柳川さん。そのような人々は「ほかの仕事をしたらどんなことが起きるのか、自分にはどんな仕事が向いているのか知らないことも多い」と言います。そのため、長く働き続けることを見据えて「次のキャリアを考えたり、新しい知識を入れたりする時期を設ける」ことの必要性を説いているそうです。

最近では、“学び直し”や“リカレント教育(基礎教育を終えて社会人になったあと、あらためて就労に活かすため学び直し、また就労するサイクルを繰り返すこと)”という言葉もよく耳にします。しかし、そもそも何を学び直すべきか、という点を見極めることが難しい場合もあります。

これに対し柳川さんは、「“学び直し”と聞くと教室に座って勉強するというイメージ強いが、ほかの仕事をしながら学んでいくということもある」と回答。すると、中西は「僕はたまにお店でアルバイトをさせてもらっている」と話し、まったく分野の異なる仕事をすることで「気付きがたくさん生まれる」と体験談を語りました。また、9年間プロサッカー選手として活躍し、スポーツジャーナリストに転身した経験についても「サッカー選手を辞めるときはとても不安だったけれど、18年この仕事をしてみると、こっちのほうが向いてたんじゃないかと思うことも(笑)」と話しました。

20~40代の会社員リスナーへのアドバイスとしては、「時間がなければ、寝る前に『こんなことをやってみたい』とイメージするだけでもいい」と柳川さん。政策や環境が整っていない現状では、「1つの選択肢として、今の仕事をしながら“副業”にチャレンジしてみるのもいいのでは」と話しました。


----------------------------------------------------
【▷▷この記事の放送回をradikoタイムフリーで聴く◁◁】
聴取期限 2018年11月14日(水) AM 4:59 まで

スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用頂けます。
----------------------------------------------------


【番組概要】
番組名:クロノス
放送日時:毎週月~金曜6:00~8:55
パーソナリティ:中西哲生(月~木)、速水健朗(金)
アシスタント:綿谷エリナ(月~金)
番組Webサイト:http://www.jfn.co.jp/ch/

あなたにおすすめ