知らなかった! 日本からイギリスに「ホラー作品」を郵送することは禁止されている?

日刊サイゾー

2018/11/9 02:00


 イギリスには郵便でホラー作品を送ることができない。そんな「禁制品」扱いの存在が、にわかに注目を集めている。

話題の発端になっているのは、郵便局のサイトに記載された各国別の禁制品などを記したページ。この中の「英国(ガーンジー、マン島及びジャージーを含む。)イギリス、グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国」のページに、確かにそのような項目が存在する。

禁制品として「恐怖物語、そのレコード又は映画」という記載があるのである。ネット上には、イギリスに書籍を送ろうとした時に窓口で、そうした内容のものではないかを確認されたという体験を記している人もいる。

イギリスといえば、ゴシックホラーの本家でもある国。そんな国が、実際に規制している<恐怖物語>とは何なのか。そして、それはいつから規制されているのか、郵便局に尋ねて見ると……。

「資料でわかるのは、1983年にはイギリスからの通知で記載されているということです。この年に始まったのか、それ以前からあったのかは、わかりません」(日本郵便広報室)

郵政省の時代にさかのぼるため、それ以前の状況はわからないが、少なくとも1983年の時点ではリストに記載されていたのは確かだという。

「日本側としては、イギリスからの通知を受けて禁制品として掲載したものです。資料には“ホラーコミックス&マテリアルズ”と英文で書かれているのですが、これが<恐怖物語>という和訳になった経緯は不明です。近年では2007年にイギリスから禁制品リストの更新が通知されたのですが、その際にも記載の変更がなかったので、そのままになっています」(同)

あくまで、日本側としてはイギリスの郵政当局からの通知を受けて、禁制品として掲載しているというだけのこと。とはいえ、受ける側にも疑問がないわけではない。

「ただ<恐怖物語>という和訳が適切かどうかという意見は社内でもありますので、今後、言葉を換えることも考えられます」(同)

ちなみに、実際に通常郵便やEMS(国際スピード郵便)などでホラー作品を送ろうとした場合、日本の窓口で止められることはあるのか、尋ねて見たところ……。

「うーん、あくまで記載されている品名は確認しますけど、開封することはありませんね」

少なくとも、日本側では厳密に禁制品として対応されているわけではなさそう。一方、イギリスに到着した時に、どういう扱いをされるかは不明だ。
(文=昼間たかし)

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