独身女性の1/3が貧困? 「貧困女子」の言葉にイラッとする理由

yummy!

2018/11/8 15:00


独身女性の1/3が貧困? 「貧困女子」の言葉にイラッとする理由

またもやメディアから「○○女子」という新語の登場です。
今度は「貧困女子」!
「単身で暮らす女性の所得から家賃を引いて84,999円以下」ならば「貧困女子」という定義づけ。
いまや独身女性の3人にひとりが貧困女子と言われているそうですよ。
しかし、当の貧困女子からはこんな反発もあるようです。

アラサー貧困女子の実態がテレビで特集された!


先日、単身で暮らす20~64歳の女性の3人に1人が「貧困状態」にあると国立社会保障・人口問題研究所から発表されました。
この件について『Mr.サンデー』(フジテレビ系)が特集を組み「3人にひとりが貧困女子!」とセンセーショナルに伝えました。
番組では、街行く女性に「所得から家賃を引いて84,999円以下(生活保護基準)なら貧困と言われているんですよ」というアンケートを実施。
手取り15~16万の女性のほとんどが“貧困”という結果が映し出されます。
そして、実際のアラサー貧困女子の生活に密着。
ルームシェアや、激安スーパーのはしご、ペットボトル持参・お弁当持参などの節約をしながらつつましく生活している彼女たち。
生活がつらいながらも舞台女優になる夢を持っていたり、外国語サークルでの交流をして「お金がなくても工夫すれば幸せですよ」と主張したりする貧困女子の姿に、スタジオの司会者・コメンテーターから、
「いいお嫁さんになるよ」
「若い世代がこんなで私たちの年金大丈夫か」
「この人たちにバブルの時代を見せてあげたいですよねー」
という、感想が語られていました。

放送中、Twitterで「貧困女子」がトレンドワードに


この番組を見ていた当の貧困女子たちは、Twitterでさまざまな意見をつぶやきました。
「貧困女子。お金があったらうれしいけど、それより今のしあわせを大切にしたい。って感じの女子たちだった。それに対してスタジオのおっさんどもは自分たちの年金の心配とバブルの時代を体験させてやりたいと突然の上から目線。一生噛み合わない気がする」
「久々にテレビ見たら超むかついた。なにが貧困女子だよ。晒すだけ晒して上から目線でバブルの頃を見せてやりたいとかwww何でアタシこんなにキレてんのww」
「貧困女子てなに? お弁当毎日作るの別に普通だよね。食材冷凍するのも貧困だからするわけじゃないって」
「貧困女子特集が誘導過ぎて驚く。『我慢してて偉い』『生き抜く』とか強調されているが、観てると普通の生活水準にみえる。私より手取りも暮らしも豊かだわ。……ということは、私が貧困?」
このように、スタジオのおじさま世代に対する批判が目立ちました。
たしかにバブルの時代を見せてもらっても、だからなに、と思うことでしょう。

さらに、この貧困の定義について疑問視する意見もありました。
「貧困女子って言っても、自ら稼げる仕事を放棄して、給料の安い仕事を選択している人を取り上げても仕方ないんじゃないの?」
「貧困女子が増えてるってさっきある番組でやってたけど、取り上げられてたのは事情があって仕事を変えたり、望んで転職したりした人たちじゃん。自ら望んで切り詰めた生活をしているならそれは貧困とは呼ばないんじゃないのかな? てゆかそう生きることってそんなに特別なの? わざと変な言葉作んなよ」
自ら進んで派遣社員として働く女性のなかには「プライベートの時間を充実させたい」と考える人も多くいます。
自ら夢があって仕事に縛られない派遣社員を選んだ彼女たちは、恵まれている気がします。これはひとつの生き方です。
病気で働けない、借金苦、というような貧困女子を特集すればまた違った感想が出てきそうですね。

お金で買えない幸せを味わって、貧困女子の汚名返上!


貧困女子が生まれてしまうのは「都内の家賃相場が異常に高すぎる」「不況で給料が上がらない」という社会的な問題。
それを承知の上で頑張ろうとしているのが私たち若者世代なのではないでしょうか。
それを、バブル世代が上から目線で「かわいそう」などと言う姿にイラッときた視聴者が多かったようです。
今は物質の豊かさよりも心の豊かさが語られ始めた時代です。
この不況も、身の丈以上の住宅ローン(サブプライムローン)や、金融バブルが巨大になりすぎて起こったリーマンショックが要因と言われています。
このことからも、お金で幸せは買えないということが身にしみました。
お弁当作って、お散歩デートして、ロハスなライフスタイルで心を磨いて、「貧困女子」の名を返上してやりましょう!
Written by 浅川有紀


公開日:2012年5月22日
更新日:2018年11月8日


Photo by thesleepless

あなたにおすすめ