累計発行部数300万部突破『惡の華』、井口昇監督で実写映画化

クランクイン!

2018/11/8 08:00

 累計発行部数300万部を突破した押見修造の人気コミック『惡の華』が、井口昇監督によって実写映画化されることが決定。井口監督は「『惡の華』を初めて読んだ時、最初の数ページで『これは絶対に映画にしたい。そのために映画監督になったのではないか』と全身に電流を浴びたような衝撃と直感に満ち溢れました」と明かしている。

【写真】2013年に開催されたイベント「惡の華 ~ハナガサイタヨ会vol.2~」の模様

本作は、「絶望」をテーマに主人公の鬱屈とした青春と行き場のない衝動を描き、別冊少年マガジンで2009年から5年間に渡って連載された『惡の華』を実写映画化。同作は2013年にテレビアニメ化、2016年に舞台化されている。

詩集『惡の華』に憧れを抱く文学少年の春日高男は、教室でクラスのマドンナ・佐伯奈々子の体操着を盗んだことを、クラスの変わり者・仲村佐和に目撃されてしまう。それから仲村と春日の奇妙な共犯関係がはじまるが、仲村の命令が日々エスカレートしていき…。

数多くの映画化オファーを受けたものの、映画化は押見からの逆指名により井口監督に託された。井口監督は「長い片思いのような気持ちを抱え続け、遂に実現できる事になりました。毒のある過激さだけではない普遍性と、孤独を感じる少年少女への共感が、『惡の華』に人々を惹きつける理由だと思います」とコメント。「今を生きる観客が求める題材とリンクしてきた『惡の華』こそ、今映画にするべき作品だと思っています」とも話している。

脚本を手掛けるのは『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』を手掛けた岡田麿里。「自意識の暴走と、どうしようもない焦燥と、それらが引き起こす羞恥と、土地がもたらす閉塞感と……。『惡の華』が持ついくつかのテーマは、誰しもの思春期と重なる部分があると思います。皆さんの中の少年少女が疼くような、そんな作品になるといいなと思います」と期待を込める。

原作の押見は「井口昇監督に『惡の華』を撮って頂くことは、長年の夢でした。僕の魂を救ってくれて、物語の作り方の手本にしてきたのが井口監督の作品だったからです。『惡の華』を描く上でも多大な影響を受けました。ですので、1番楽しみにしている観客は僕だと思います!」と熱く吐露。続けて「岡田麿里さんの脚本が絡み合うことで想像以上のものが出来ると思っています。本当の、切実な、胸に突き刺さる『変態』を観れることを心待ちにしています」とメッセージを寄せている。

映画『惡の華』は2019年全国公開。

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