【ネタバレ注意】『ウォーキング・デッド』の主人公リックが“異例な形”で番組を卒業、そして○○の発表も!?


 シーズン5を境に「登場人物が増えすぎて、キャラクターの描かれ方が雑になってきた」「人気キャラが、あっさり殺された」「暴力的なグロシーンが急増」「ストーリーがワンパターンでつまらない」と酷評されるようになり、視聴率が低迷し始めたゾンビドラマ『ウォーキング・デッド』。7月に、シーズン9で主人公リック・グリムスを演じてきたアンドリュー・リンカーンが降板することが発表された際には、「主人公が交代だなんて。もうこのドラマも終わりだ」という厳しい声が上がるようになった。

しかし、現地時間11月4日に放送された、リックの最終出演回となるシーズン9第5話「What Comes After」を見たファンたちは「感動的!」「これぞ『ウォーキング・デッド』!」「原点に戻った最高のエピソード」と大絶賛。ネット上には「涙が止まらない」という声が飛び交い、近年まれに見るほどの大盛り上がりを見せたのだ。

【以下、ネタバレ注意】

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10月28日に放送されたシーズン9第4話終盤で、落馬した際にワイヤーメッシュ(溶接金網)が脇腹を貫通して身動きがとれなくなったリック。そこに、大量のウォーカー(ゾンビ)がじわりじわり迫り来て、絶体絶命の大ピンチとなった。

第5話では、リックがワイヤーの串刺し状態からなんとか抜け出し、白馬に乗ってウォーカーから逃げようと前に進む。重傷を負ったリックは繰り返し気絶し、「保安官時代の元同僚で、妻を寝取ったシェーン」「首を切断され亡くなったハーシェル」「ウォーカーになってしまったサシャ」ら故人たちに次々と会う。「家族を探している」と焦るリックを、3人は諭すのだった。

気絶しているリックは、シーズン1の第1話を彷彿させる世界をさまよう。そして恋人ミショーンの幻影に励まされたリックは力を振り絞り、ウォーカーの大群を橋に誘導し、その重みで橋を崩落させてウォーカーを川に流す作戦を試みる。だが、橋は頑丈で壊れない。絶望しそうになるが、積まれたダイナマイトが視界に入り、リックはそれを銃で撃つ。すると大爆発が起こり、橋は崩壊。作戦は見事成功したが、炎が上がる橋を見て、仲間のダリル、ミショーン、キャロルたちはリックの死を確信し、涙を流すのだった。

しかし、リックは生きていた! 川の土手へと吹き飛ばされ息絶え絶えとなっていたところを、元「清掃人」のリーダー・ジェイディスに救われ、ヘリコプターで手当を受けながら、未知の世界へ移送されたのだった……。

シーズン9の放送前には死をもって同番組を卒業すると思われていたリックだが、なんと生きたままの卒業となった。これには、「生き延びられてよかった」「ヒーローっぽくて最高!」という声がネットに広がる一方で、同番組の卒業=キャラクターの死であることから、「反則!」「特別扱いすぎる」という声もあり、まさに賛否両論が飛び交う事態に。

興奮冷めやらぬ中、番組の直後に放送された解説番組『トーキング・デッド』で、製作総指揮者のスコット・M・ギンプルは、さらりと「リック主演のテレビ映画を制作する」と発表。今後、3本のテレビ映画が制作される予定で、「リックの『ウォーキング・デッド』は終わったけど、リックの物語は終わりじゃない」「過去、未来、いろいろな角度でリックの物語を描く予定。今もストーリーは拡大中」とドヤ顏で明かした。

『ウォーキング・デッド』での最後のシーンの撮影を4カ月前に終えたアンドリューは、番組のインタビューを祖国イギリスで応じ、「本当はシーズン8で降板したかった」「リックを死なせる計画もあったんだけど」と告白。「撮影最終日に、現場から衣装や小道具を記念に持ち帰った?」という質問には、「僕はなにも持たずに来て、なにも持たずに去るタイプなんだ」「(ダリル役の)ノーマン(・リーダス)は毎シーズン、バイクやらジャケットを持ち帰ってるけどね」と大笑いしていた。

同作のキャスト・スタッフはとても仲が良く、誰かが降板するたびに、さよならパーティーである“デス・パーティー”を開催することで有名だが、リックの“ノン・デス・パーティー”では「女性はアンドリュー、もしくはリックに仮装。ノーマンはミショーンに変身して、パーティーを開いてくれた」と楽しそうに回想。業界誌「The Hollywood Reporter」でもこの秘話を披露しており、「ジョシュ・マクダーミット(ユージーン役)は赤ん坊だったジュディス(リックの娘)に扮して、オムツだけはいていて」「パーティーでは服を着たままプールに突き落とされてね」と、楽しそうに語っていた。

リックが生き延びたことを「反則」「ほかのみんなは死んでしまったのに不公平」と感じる人もいるようだが、ファンは大歓迎。来年始動するという映画で、リックにまた会えることを楽しみにしている。テレビ映画の放送はまだ先の話だが、ファンは「待ちきれない!」と、そわそわしっぱなしだ。

これまで「中だるみしている」と嫌みを言われてきた『ウォーキング・デッド』だが、今回のエピソードでスタート当初を彷彿させるシーンや人気キャラが登場し、「見直した」という声が続出。最後に、刀を背負い、ホルスターを腰に巻き、父親のテンガロンハットをかぶったたくましく成長したジュディスの姿もちらりと映り、「今後の展開が、かなり期待できそう!」だという声も多数上がっている。

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