UNISON SQUARE GARDEN 新曲「Catch up, latency」に隠された意味

TOKYO FM+

2018/11/7 17:00

UNISON SQUARE GARDENが11月6日放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」にゲスト出演。パーソナリティのとーやま校長とあしざわ教頭が、11月7日リリースのニューシングル「Catch up, latency」について聞きました。



とーやま校長:この曲は、テレビアニメ『風が強く吹いている』の主題歌にもなっているんですよね。「latency」ってあんまり聞き慣れない言葉ですけど、どういう意味ですか?

田淵智也(Ba):音楽のデジタル機材用語で、「遅れ」っていう意味があるんですね。デジタル機器で声を録音するときに、声を発したタイミングとスピーカーから音が出るタイミングに少しずれがあるんですよ。処理能力の関係で。それを“latency”っていうのが、音楽業界の中だと一番思い当たる例です。

鈴木貴雄(Dr):そもそも今回のテーマが『(才能の)潜伏期間』なんです。これはlatencyに「潜伏」という意味も確かあったと思うんですが……。

田淵:そう。俺、取材されて初めて知ったんですよ。「『潜在能力』って意味ですよね。すごい意義深いタイトル付けましたね」ってキラキラした目で聞かれて、「やべー、『遅れ』っていう……しょうもない……」。

斎藤宏介(Vo/Gt):「ヤベー、違ぇ!」って(笑)。

田淵:「そんなにすごくない!」って(笑)。原作が三浦しをん先生の小説『風が強く吹いている』っていう作品なんです。「10人みんなで駅伝を目指しましょう」って物語なんですけど、みんなのスタート地点にズレがあると言うか。駅伝をやってたヤツ、昔走ってたけど今は走ってないヤツ、そもそも走ったことがないヤツみたいな。それぞれのズレが「箱根駅伝を目指すぞ」っていう行為によって、徐々に遅れが埋まって追いついて行く……みたいなニュアンスを込められたらな、と思って付けたタイトルです。なので、一応意味はあるんです(笑)。

とーやま校長:そこで「Catch up」だから……。

田淵:“追いつく”みたいなね。

とーやま校長:“手を伸ばす”とか、そういうことじゃないですか。3人が前のめりに、色んな方向に向かって色んなものを取りに行っている……っていうイメージだったんですよ。それぞれにやったらバラバラになりそうなのに……最後サビ前の間奏とか、あれは1人でも気を抜いちゃったら成立しないようなところですよね。でもそれがちゃんと「UNISON SQUARE GARDENとして成り立っているんだな」と感じた曲でした。

田淵:なるほどですね。「高い演奏技術ですね」とか「きめが細かいですね」とかよく言われるんですけど、「高い演奏技術を出して行くぞ」とかいうつもりでやってきたわけではないんです。本当に普通にやってたら、「まぁ、15年もやってればちょっと上手にはなりましたね」みたいな。自分たちがかっこいいなと思うものをたまたま選んでたら、たまたまそれだっただけなところはあるので。それがバンドの個性には繋がってるのかな、とはすごい思いますけどね。

とーやま校長:貴雄先生は、この「Catch up, latency」はいかがですか?

鈴木:本当に普通ですよ。「力を抜いてもこれぐらいはできるな」っていうことですね。楽に走ってますよ。

とーやま校長:斎藤先生も今うなずいていらっしゃいましたけども、同じ感覚だったんですか?

斎藤:そうですね。“普通にやったら、こういうものができる”っていうところまで、今、UNISON SQUARE GARDENは来てるのかもしれないですね。ユニゾンをやるのが、3人ともすごくうまくなりましたね。

とーやま校長:“ユニゾン”が“ユニゾン”をやる!

斎藤:他のバンドにできないことをやってるなっていう自負はあるんだけど、でも「演奏能力が高いか?」って言われると、そうでもないような気もしています。ユニゾンに特化したミュージシャンにどんどんなって、そういう僕らが普通にやることで、自分が自分の持ち場をまっとうしたら、勝手にユニゾンになるっていうとこまで来てるのかなって思ってますね。

とーやま校長:ミュージックビデオのショートバージョンも公開されていますけど、あれ面白いよね!

あしざわ教頭:めちゃくちゃ面白い! まさかあんな展開になると思わないから、ビビりますよね(笑)。「大丈夫? ベース当たんない!?」みたいな(笑)。

斎藤:そうそう(笑)。あの後も、結構ぶっ飛んだものが色々出てくる予定です!


【UNISON SQUARE GARDEN「Catch up, latency」ショートver.】

とーやま校長:来年2月からは北海道のZepp Sapporoを皮切りに、『UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2019「MODE MOOD MODE ENCORE」』の開催が決定ということで。これもおめでとうございます!

田淵:先週までやっていたツアーで、「ほどよく売り切れたら、行ってない長崎とか徳島に行かせてください」って言って決まったツアーなんですよ。東京やそこそこでかい所でやったんですけど、近くに行かないと観れなかった人もいるから「周りましょうや」っていうことで。

とーやま校長:ラスト、3月21日は沖縄!

田淵:沖縄も行きます!

さらに、12月26日にはライブBlu-ray/DVD「UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2018MODE MOOD MODE at Omiya Sonic City」を発売。また当番組とともに、2018年3月に閉校した北海道旭川東栄高校の生徒のために作った合唱曲『学び舎の春~LAST RUNNERS~』の音源と楽譜が、12月7日より番組のスペシャルサイトにてダウンロード販売することが決定。斎藤さんは「シンプルにいい曲なので、聴いて欲しいですね。楽曲として楽しんで欲しい」と話していました。

----------------------------------------------------
【▷▷この記事の放送回をradikoタイムフリーで聴く◁◁】
聴取期限 2018年11月14日(水)AM 4:59 まで

スマートフォンでは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員に登録の上ご利用ください。
----------------------------------------------------

<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:とーやま校長、あしざわ教頭
放送日時:月~木曜 22:00~23:55・金曜 22:00~22:55
番組Webサイト ⇒ http://www.tfm.co.jp/lock/

あなたにおすすめ