「北海道ガーデン街道」を巡る! 90歳のおばあちゃんが愛するガーデン

TheNews

2018/11/7 16:00

北海道の紫竹ガーデン


北海道ガーデン街道の中でも、帯広にある「紫竹ガーデン」は特別でしょう。園主は「紫竹おばあちゃん」の名で親しまれる紫竹昭葉(しちくあきよ)さん。紫竹ガーデンが生まれたきっかけは、長く連れ添った夫を亡くし何年も悲しみに暮れていた昭葉さんに、娘さんが呟いた一言だったといいます。「お父様は、お母様のことを、明るい太陽やヒマワリのような人だよねって、いつも言ってたよね」その言葉で、昭葉さんは悲しみから覚め、自分らしく生きようと決意したのだそうです。

紫竹ガーデン

紫竹ガーデンの向日葵ひまわり

1989年、紫竹さんが63歳の時に、花畑ではなく、「子供のころに遊んだ、野の花が咲く野原のような風景を作りたい」と考え、そうして林ができ、森になって、1500坪の敷地は、すばらしい景観に満ちた野山になりました。園内では、植物たちの世話をする紫竹おばあちゃんに会えることもあり、全国からファンが駆け付けています。ガーデンとしては珍しく、農薬は一切使用していないほか、消毒もしていません。そして、ここ数年は水やりも行わず、本格的に自然の中で育てるというコンセプトでガーデニングが行なわれています。

紫竹ガーデンの自然の野山

春はチューリップ、ムスカリ、クリスマスローズ、初夏はデルフィニウム、ルドベキア、秋はヤナギバギク、紅葉(モミジ、ブルーベリーほか)などが見ごろとなり、季節ごとの花々が道の両脇で出迎えてくれます。ステキな東屋のある「リボン花壇」、緑の芝生にパレットを広げたような「パレット花壇」に思わず見とれてしまいます。「紫竹ガーデン」は、「自然」に元気をもらいたい、そんな方にオススメできる唯一無二のガーデンです。

紫竹ガーデンの花

紫竹ガーデンの豚の置物装飾

六花亭が運営する、北海道の六花の森


「六花の森」は、今や北海道を代表する老舗菓子店の"六花亭"が運営するガーデン施設で、同社のペーパー・バッグやラッピングに使われている「十勝六花」の世界を現実にした庭園です。

ガーデン六花の森

山岳画家、坂本直行さんが六花亭の包装紙に描いた北海道の山野草が、四季折々咲き誇ります。中でも十勝六花といわれるエゾリュウキンカ、エゾリンドウ、オオバナノエンレイソウ、カタクリ、シラネアオイ、ハマナシの6花にスポットが当てられており、園内ではこれらの山野草をはじめとした、様々な草木を見て歩くことができます。訪れた日は、ハマナシの花が青空に映えていました。

ガーデン六花の森

ガーデン六花の森

ガーデン六花の森の花

ガーデン六花の森の花

また、敷地内には美術品を鑑賞できる作品館や記念館などがいくつも置かれているほか、広大な丘には彫刻作品も見られます「レストハウス&ショップ」では、その製菓店の商品やオリジナルグッズなどが販売されています。併設されるカフェでは、開放的なロケーションの中で、優雅にお茶を楽しむこともできます。

ガーデン六花の森の花のレストランショップ

個性的なガーデニング、北海道の真鍋庭園


「北海道ガーデン街道」の中でも、特に個性的なガーデニングが行なわれているのが、「真鍋庭園」です。日本初のコニファーガーデンとしても知られる真鍋庭園は、1966年から時代と共に刻々と変化・拡張を続け、25,000坪におよび日本庭園・西洋風庭園・風景式庭園で構成されています。

真鍋庭園

造園会社がプロ用に植栽のイメージを伝えるためにつくられたもので、財団法人日本植木協会が認定した北海道唯一の見本園です。針葉樹を中心に、樹木はもちろんグラウンドカバープランツも多彩です。個性あるガーデニングもさることながら、植物園としても魅力ある施設として、道内外の方々に愛されています。都会からかけ離れた空間は、きっと日頃の疲れを癒してくれることでしょう。

真鍋庭園 真鍋庭園の花

真鍋庭園

真鍋庭園の花 花を愛で、花に誘われ、花と語らう時間の始まりです。さて、どの花の小径から歩いてみましょうか。

真鍋庭園

撮影・文 / Shimazaki

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