「ルームロンダリング」池田エライザインタビュー! 『明日が少し豊かになる作品になっています』

ザテレビジョン

2018/11/7 06:00

MBSは毎週日曜、TBSでは毎週火曜に放送中のドラマイズム「ルームロンダリング」。

事故物件に住み込み、その事故履歴を帳消しにする仕事“ルームロンダリング”の仕事をする御子(池田エライザ)が、幽霊となってその部屋に居座る元住民たちの悩み相談に振り回されていく姿を描く。7月にはすでに映画も公開され、数々の映画祭に出品された話題作で、ドラマ放送前から注目を集めた。

映画版に引き続きドラマ版でも、映画同様主人公・御子を演じる池田をはじめ、御子の叔父・悟郎役のオダギリジョー、幽霊になってもなお夢を諦められない公比古役の渋川清彦、御子が住み込んでいた部屋の隣人・亜樹人役の伊藤健太郎が続投している。

今回、「ザテレビジョン」では主演の池田エライザにインタビューを実施。個性豊かな登場人物たちが織りなす本作の魅力や、撮影中のエピソードについて語ってもらった。

――ドラマの撮影を終えての感想をお願いします。

映画の撮影から1年半と少し時間は空いてしまったのですが、撮影現場に集まったオダギリさんをはじめとするキャストの皆さんが、変わらず「ルームロンダリング」の空気をまとって現場にいらっしゃってくださったので、いいスタートが切れました。映画を見てくださった方が、久々にまた「ルームロンダリング」に触れて温かさを感じてくれるんじゃないかなって思います。

――ドラマ版が決まった時の周りの反応はいかがでしたか?

周りからは「いいなあ~」って言われました(笑)。映画の撮影が終わって「寂しいなぁ…もうみんなに会えなくなるんだな」って思っていたのですが、「でもまだ終わらないぞ!」って言ってもらえた安心感がありました。また1年半後にお会いするのだから、どこか成長した自分で会いたいなっていう心地のいいプレッシャーと、でも御子ちゃんは御子ちゃんでありたいなっていう作品に対する誠意。そういう思いがこの撮影期間までずっとありました。

でも、映画版のキャストさんが続投してこの作品に携わってくださって。最初にオダギリさん演じる悟郎さんを見た瞬間、きーさん(清彦)の公比古を見た瞬間に「ああ、ルームロンダリングだ」って感じました。「ただいま」「おかえり」って思えた瞬間があって、幸せな瞬間でしたね。

■ 多感な御子ちゃんを演じてすごく楽しかったです

――成長を感じた部分はありましたか?

自分の成長のことは、あまりよく分かっていないです(笑)。ただ、映画から少し前に進んだ御子ちゃんがまた新しい人たちに出会って、また感じたことのない感情に出会って、触れて、さらに成長するかと思いきやたまには引っ込んじゃったりして…。どこまでも御子ちゃんだなぁ、って思う瞬間があります。

でもそれって御子ちゃんが繊細で、一つ一つに敏感で丁寧に生きているからこそだなって思いましたし、そんな多感な御子ちゃんを演じてすごく楽しかったです。

ドラマの御子ちゃんは、映画の時よりもオフじゃない御子ちゃん。前はもっとオフにしていて「(幽霊たちを)感じないようにしよう」と、目を背けようとしていた部分があったので、その頃よりも少し人間らしくなったと思いますね。

――以前と違うところを感じた共演者はいましたか?

健太郎くんがちょっとハンサムになっちゃって、片桐健滋監督に「おい、ハンサム出てるぞ」って言われてました。監督、寂しかったんでしょうね(笑)。久しぶりに会ったら、いいドラマにも出演しているし活躍していらっしゃるから「亜樹人はもっとダサいから! ハンサムにならないようにね!」って。でもそれを言われた後に、健太郎くんはさらに亜樹人になるんですよね。「亜樹人と御子ちゃんは自分だ」って監督はいつも言っているので、さすが生みの親だなって思いました。

監督も、さらに監督らしくなっていた気がします。今回は映画を経てのドラマということもあって、落ち着いていらっしゃるというか、さらに委ねてくださっている感じがします。「僕はこう思っているから、こうしたいと思ってる」と、相談してくださったりもしてくださいます。ドラマは、短い時間の中でお見せしたいことがたくさんあって、それは見ている方へのメッセージなので、流れていってほしくない大事な部分。なのでもちろんそこは話し合って、「このシーンにおいてこの言葉は一番大事ですよね」と、お互い確認し合う作業はしていますね。

――御子に共感できる部分はありますか?

家の中で動きながら、幽霊のまくず(生駒里奈)としゃべっているシーンや、洗濯物を畳みながらまくずの話を聞いているシーンはすごくやりやすかったです。御子ちゃんはまだ面と向かうことが苦手なので、距離が離れた状態から少しずつおせっかいして、成仏させようとすることで距離が縮まっていくんですね。

何もせずに聞いていると、全部気持ちが幽霊たちに向かっていってしまうけれど、映画の時より御子ちゃんは生活感が出ています。そんなことをしながら幽霊の話を聞いたりとか、いいなって思いました。

――役作りは、難しかったですか?

難しい部分もありますね。御子ちゃんはどうしても御子ちゃんなので、「私だったらこうするけど、御子ちゃんはこうするだろうな」と、考えるようにしています。あくまで御子ちゃんを思って、一つ一つ作り上げていったのでそこの細かい作業は難しかったです。

■ 確証があるものしか信じられないタイプなんです

――御子ちゃんのように、不思議な体験をしたことはありますか?

何か全部気のせいのような気がしますけどね(笑)。怖がりなんで、「今、何かいた!」っていうことも多々あるんですけど、毎回「気のせいか…」って。確証があるものしか信じられないタイプなんです。お化けがいても、「どういう仕組み? どういう構造?」みたいな(笑)。もし、御子ちゃんのような能力があったとしたら、成仏させてしまうかもしれませんね。でも性格の不一致もありますから、性格次第かな(笑)。

――2018年、大活躍でしたがどんな一年でしたか?

まだまだ働きます! なので、また締めくくる気分にはなっていないですね。1月、2月に撮った作品のことも鮮明に覚えているし、その時出会った人たちとの会話も覚えているんです。本当に時がたつのが早く感じるけど、一つ一つの仕事を丁寧にやってこれたなと思うし、それがこれからの作品につながっていくと思っています。

――改めてドラマの魅力をお願いします。

映画を見てくださった方には、このドラマをいとおしく感じてもらえるような要素がたくさんあると思いますし、ドラマから見るという方も、自分の中で置いてけぼりにしている気持ちや、何となく適当に生きているなぁっていう部分をすくい上げてくれる作品です。疲れて家に帰ってきてテレビをつけたら、「ルームロンダリング」がやっている。そう思うと、放送される時間帯もちょうど良いんじゃないかなって思いますね。御子ちゃんが一生懸命いろんな人間の感情を知ろうとしているのを見て、一緒に「最近こんなこと感じたことなかったな」とか「こんなあったかい気持ちになってなかったな」とか、「自分もまだまだこういう気持ちになれるんだな」って思ってもらえたらいいなって思います。役者さんもみんな面白くて「ふふっ」と笑えると思うので、明日が少し豊かになる作品になっています。ぜひご覧ください!(ザテレビジョン)

https://news.walkerplus.com/article/168385/

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