ゆる“くない”キャラGP中傷合戦 接戦トップ3サポがSNSで

 全国のご当地キャラクターたちが人気を競う「ゆるキャラグランプリ2018」(18日、大阪・花園中央公園)で、三つ巴の“仁義なき投票合戦”が繰り広げられている。公式ページによると最新順位は、1位「こにゅうどうくん」(三重県四日市市)、2位「ジャー坊」(福岡県大牟田市)、3位「一生犬鳴!イヌナキン!」(大阪府泉佐野市)。今月1日から票数を非表示としたが、直前の得票では3体が他を引き離し、ともに110万票前後で大接戦。4位は約77万票、5位は約17万票だった。

 この3体のバトルを巡り、SNS上でそれぞれのサポーターによる“中傷合戦”も起きている。「ここに来て1日3万票の明らかな組織票」「税金投入してるらしい」「きったない汚い○○が1位?」などと不自然な投票に疑いの目を向ける投稿が相次いでいる。

 ゆるキャラグランプリ実行委員会にも同様の報告が届いており、「3体には不自然な投票の可能性がある」という。具体的には、同時間帯に、よく似たメールアドレスのアカウントから、大量の投票が行われるなどの現象が起きているという。

 投票はID取得が必要。メールアドレス1つにつき、IDが1つ割り当てられ、1日1回投票できる。フリーメールなどで使い捨てのアドレスを作り、IDを大量に取得した可能性があるという。実行委員会は「不自然なアドレスは、サーバー会社に調査を依頼し、投票を無効として対応する」としている。投票は9日午後6時締め切り。

 スポニチ本紙の取材に「ジャー坊」(大牟田市)の担当者は「高齢者らスマホやパソコンが苦手で投票できない人のためにIDを用意した。不正ではない」と回答。「こにゅうどうくん」(四日市市)の担当者は「市ぐるみで、大量にIDを取得した事実はない」とした。

 「イヌナキン」の泉佐野市は「業務を委託した業者から連絡させる」としたが、6日午前0時までに連絡はなかった。同市は返礼品として全国各地の名産約1000種類を用意し、昨年度のふるさと納税で全国最多の135億3300万円を集めて話題になった。

 ゆるキャラグランプリ実行委員会は「ゆるキャラの目的は地域活性化。大切なのは順位ではない。全国区になるより、地域で愛されることを目指してほしい」とクリーンな戦いを願っている。

 ▼ゆるキャラグランプリ(GP) 地域活性化などを目的に第1回が2010年に開催。第2回王者のくまモン(熊本県)や第3回のバリィさん(愛媛県今治市)が全国区となり、大きな経済効果をもたらしたことなどから、年を追うごとに参加数が増加。今年は507体(企業・その他部門は402体)がエントリーするなど規模が拡大している。今年のGPは17、18日に大阪府東大阪市の花園中央公園で開催される。

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