シングルマザー、「育児に疲れた」子供2人を道路脇に置き去り(米)

このほど米ノースカロライナ州で、シングルマザーが路上に子供2人を遺棄した罪で逮捕された。母親は同州「セーフヘイヴン」法に則り子供たちを置き去りにした行為は違法ではないと信じていたようだ。『Inside Edition』『New York Post』などが伝えた。

ノースカロライナ州ウェイク郡に住むシングルマザー、ジェニファー・ウエストフォール(38歳)は10月2日、同州ケーリーにあるリーディー・クリーク小学校の近くの路上脇に9歳と1歳7か月になる2人の子供を置き去りにした。

この光景を目撃した女性によると「母親は学校の外に車から2人の子供を降ろすと、すぐにスピードをあげて走り去った」そうで、その女性が子供たちの手を引いて学校へ連れて行った。その後、学校の事務員が警察に通報し児童保護サービスにも連絡した。

ノースカロライナ州では生後7日未満の赤ちゃんに限り、病院、警察署、消防署、社会福祉事務所などの職員や、責任ある大人に引き渡すことが可能とされる「セーフヘイヴン」法、いわゆる“赤ちゃんポスト”が設けられている。親はこの法律により、遺棄する理由を言わずとも手放すことを許され、罪に問われることもない。しかしジェニファーの子供は年齢からみても条件に適さず、遺棄行為は立派な犯罪となる。従ってジェニファーは、2件の児童虐待をした軽犯罪で10月29日にフキー・ヴァリナにある自宅で逮捕された。彼女はケーリー警察の取り調べに対し「子供たちを学校の敷地内で降ろした。女性が2人を連れて行くのを見てから、その場を去った」と目撃者の証言と異なる主張をし、「子供を学校の近くに遺棄することは法律違反にはならないと信じていた」とも供述したようだ。逮捕後、ジェニファーはこのように話している。

「なんてことをしてしまったのかという気持ちでいっぱいだ。悪いことをしたというのはわかるけど、ひとりでの子育てにただただ疲れ果ててしまっていた。子供たちの世話のためにしなければならないことをする強さはあっても、生活を支えるための収入を得るスキルもなく、いろいろ探してみたけれどどこも雇ってはくれなかった。多分今回のことで、私はもう二度と子供たちを取り戻せないだろう。」

11月1日に拘置所から保釈されたジェニファーは、今月末、裁判所に出廷予定だそうだ。現在、2人の子供たちは里親の保護下に置かれているという。

画像は『New York Post 2018年11月2日付「Woman who abandoned kids was ‘so tired’ of being single mom」(Wake County Sheriff’s Office)』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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