維新派 松本雄吉 追悼イベント『阿呆らし屋の鐘が鳴る』を東京で開催

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2018/11/5 18:00



2016年6月18日に他界した松本雄吉(維新派主宰)を追悼するイベント『阿呆らし屋の鐘が鳴る』が、2019年2月11日(月・祝)に新宿 LOFTで開催される。

大阪を拠点に、劇団維新派を47年の長きにわたり率い、数多くの作品を世に生み出しながら、2016年6月にこの世を去った松本雄吉は、多くの人に愛されていた。そんな故人を偲び、演劇界、映画界の仲間達が語るトークイベントと、一緒に作品を作り続けた戦友、共に影響を与え合った朋友を始め維新派所縁のアーティスト、松本氏の背中を見てきた者たちが、自分達の“今”を捧げるライブパフォーマンスイベントを行う。

イベント内容は次の通り。
【第一部】 トークショー ■トーク①「映画界の方々からのお話」
登壇者:磯見俊裕(映画美術)、杉本信昭(映画監督)、山本政志(映画監督)ほか ■トーク②「演劇界の方々からのお話」
登壇者:天野天街(劇団少年王者舘主宰)、松井周(劇団サンプル主宰)、小堀純(編集者)
【第二部】 ライブパフォーマンス ■ライブ:井上大輔/真嶋淳太/岩村吉純+夕沈(少年王者舘)/slonnon
■ライブ:知久寿焼
■ライブ:おおたか静流(共演:内橋和久)
■ライブパフォーマンス:内橋和久×麿赤兒
【維新派ポスター展】 歴代の公演ポスターを展示

第一部のトーク①のゲスト、杉本信昭は維新派のドキュメンタリー映画「蜃気楼劇場」監督。映画美術の磯見俊裕は、是枝裕和監督の「誰も知らない」、崔洋一監督の「血と骨」などの作品の美術を手掛け、維新派では 1991年東京汐留で行われた作品「少年街」で舞台監督を務めた。その時の美術監督は三池崇史監督の「十三人の刺客」、庵野秀明監督の「シン・ゴジラ」などの映画美術をやられている林田裕至だった。磯見俊裕は現在、東京芸術大学、映画学科の教授で、講義の中で林田を招いて、往年の維新派の話をしている。林田は都合がつけば登壇する可能性ありとのこと。また、もう一人のゲスト、山本政志監督も松本雄吉さんと親交が深かった。

トーク②のゲスト、劇団「少年王者舘」主宰の天野天街は 1987 年に名古屋の白川公園の野外特設劇場で劇団日本維新派+少年王者舘の合同公演『少年の玉』を行い、1992年には「高丘親王航海記」(原作:澁澤龍彦)を松本雄吉主演で上演、2013年に松本が演出されたパルコプロデュース『レミング』(原作:寺山修司)の脚本も共作した。

劇団「サンプル」主宰の松井周は、2014年に新国立劇場で上演された「十九歳のジェイコブ」(原作:中上健次)の脚本を担当、松本との親交を深めた。トーク②の司会進行は、今回の松本の著作本の編集長であり、長年に渡り、松本を見守り続けた編集者の小堀純。

二部のライブパフォーマンスでは、「南風」で主題歌を歌った知久寿焼、「王國」の主題歌を歌ったおおたか静流を迎え、各45分のライブや、音楽監督として松本と一緒に維新派の作品を作り続けた内橋和久と、同時代を共に生きてきた麿赤兒が、初めての音楽と舞踏のセッションを行う。そのほか、維新派の役者、スタッフを経て現在、自分たちの表現活動を続けている者たちが、“今”の自分達の表現方法で松本を追悼するライブパフォーマンスを行う。

当日は、会場内で維新派歴代のポスター展を同時開催し、2018年10月10日に発売された著作集「維新派・松本雄吉 1946~1970~2016」の販売も行う。「追悼イベントではあるが、故人を悲しむ為の物ではなく、松本への感謝の気持ちを胸に、それぞれが未来へ繋げて行く為のイベントにしたい」と、主催者は述べている。

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