準惑星ケレスで炭酸ナトリウムを見つけた探査機ドーン、ついに燃料切れでサヨナラする

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Image: NASA/YouTube

夜明けという名の探査機にも、ついに夕暮れがやってきました。

宇宙空間で活躍する探査機はいくつもありますが、いつかは寿命がきてしまいます。これまでも、そしてこれからだって、いずれも黄昏が訪れます。

そのひとつが、2007年に打ち上げられ、計画より3年も長く運用された探査機ドーン(Dawn)。NASAによると、それが11月1日、ついに燃料切れで任務を終えたことが確認されました。

かつてはドラマ『スター・トレック』で出てきたイオン推進装置を具現化し、これまで、準惑星ケレスと小惑星ベスタの情報を地球に届けてくれたドーン。

関係者がその活躍を振り返る映像をご覧ください。


ふたつの天体


太陽系の中にある小惑星帯で、もっとも巨大で主要な天体ケレスとベスタ。これらは太陽系が成形された初期に生まれた天体ですが、ベスタは乾いて岩だらけの月のような準惑星で、ケレスは多くの水を湛えた月のような小惑星と、まったく個性が違います。

ドーンの功績


ドーンがケレスで炭酸ナトリウムを見つけたときは、NASAの一同がビックリしたそうです。太陽系では非常に珍しい物質で、土星の第2衛星エンケラドゥスと地球の湖から立ち昇る様子が確認された程度。そんなものが宇宙の真ん中に存在していたのです。

力尽きた夜明け


燃料のヒドラジンが尽き、そのまま小惑星帯を永遠にさまようことになったドーン。最低でも今後50年は安定しているであろう軌道で、向こう20年は周回し続けるだろうと考えられています。

この名前「Dawn」は夜明けや曙という意味があります。宇宙時代幕開けの一端を担ったドーンは、これから明けることのない夜へと向かうのです。

ありがとう、そしてさようならドーン。

Source: YouTube via NASA

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