Googleの検索履歴が消しやすくなった! でも、その理由はティム・クックによる個人データ保護への訴え?

181104_safety_security_making_it_easier_control_your_data_directly_google_products
Image: Getty Images News/Leon Neal/ゲッティ イメージズ

背後には色んな事情があるようですが、便利になるなら大歓迎。

検索履歴と聞くと、Google ChromeやSafariなど、ウェブブラウザが記録するものを想像するかもしれませんが、履歴を記録しているのはブラウザだけじゃありません。忘れがちですが、Googleの検索エンジンそのものも、ユーザーの動きを記録しています。

Googleはその小窓で「何を検索したのか?」、アクセスしたウェブサイト、見た動画などを収集しているわけです。このデータはGoogleアカウントにログインしている場合、確認することができます。

収集したデータは、Googleのサービスがユーザー1人ひとりにとって使いやすくするために利用されますが、ユーザーのプライバシーにはうるさいこのご時世です。この度、Googleが収集している検索履歴を管理しやすくなりました。

トップページからカンタン管理


デスクトップブラウザでGoogleのトップページにアクセスし、右下の「設定」>「検索におけるデータ」に飛ぶと、新しい1本の動画が貼られています。動画では、検索をどのようにコントロールし、検索結果がいかに役立っているかを説明するされています。



そして動画の下にある「最近のアクティビティ」には、最近Googleで検索した履歴が残されています。Chromeのブラウザじゃなくて、Google側がこんなデータをとっていたなんて知ってました?

その下にある「1時間以内を削除」「検索アクティビティをすべて削除」のいずれかを選ぶようになっています。

AndroidとiOSのモバイル版でも数週間以内に、出来るようになるとのことです。

今後も便利になる


Googleの公式ブログでは、履歴の削除がカンタンになったことについて説明しており、来年はGoogleマップにも、その後はほかのGoogleアプリにも同様の機能が実装されます。

また、プライバシーのコントロールも簡単になり、個人に向けた広告の非表示も可能に。アプリからアクティビティを保存できるようにもなるとのこと。

機能実装の裏には……


この発表が行なわれた同じ日、ブリュッセルの欧州議会では、近年増えてきた個人データの悪用を問題視し、「個人データ産業複合体」からユーザーのプライバシーやデータを護るために法整備を訴えました。はい、訴えたのは、Apple(アップル) のCEOティム・クックです。

私たちの個人データは、“軍事的効力と共に私たちへの脅威になるだろう”と述べました。

この状況をオブラートで包むべきではありません。これは監視なんです。膨大に積み重なった個人情報は、それを収集する会社だけを豊かにし、我々を不快に、そして不安にさせるのです。

Googleが発表したこの機能実装の裏には、ティム・クックの世界的なスピーチの影響が伺えます。なのでこれからどんどん、ユーザーが自分の個人データを安全に管理できるようになりそうですね。



「ロケーション履歴」をオフにしてもGoogleはボクらの位置データを集めている。しかも、止めるのはめちゃややこしい
位置情報を人知れず集めたかったら、その手があったか!と思わず膝を打つニュース。「ロケーション履歴をオフにしてもGoogleが位置情報を回収・保存し...

https://www.gizmodo.jp/2018/08/google-stores-location-data-even-with-location-history-turned-off.html

Source: Google, YouTube, NBC News

あなたにおすすめ