「堂本光一はジャニーズ後継者争いに負けた」との報道を本人が否定

wezzy

2018/11/3 13:15


 3日放送の『SONGS』(NHK)に堂本光一が出演する。堂本光一は今年の夏から秋にかけて、東京・帝国劇場などで上演されたミュージカル『ナイツ・テイル-騎士物語-』に出演していた。『ナイツ・テイル』では「ミュージカルのプリンス」との異名をもつ井上芳雄と共演し、今夜放送される『SONGS』でも井上芳雄との歌唱を披露したり、お互いのミュージカル人生について語り合うトークも放送されるという。

堂本光一といえば、「日経エンタテイメント!」(日経BP社)2018年11月号で興味深いことを語っていた。「ジャニーズ事務所後継者問題」に関することである。

既知の通り、滝沢秀明は2018年いっぱいで芸能界を引退し、その後はジャニー喜多川社長の下でジャニーズJr.の育成や、舞台・コンサートのプロデュースを手がけていくことになる。

このニュースを受けて、メディアでは「近藤真彦、東山紀之、堂本光一の3人は後継者レースに負けた」との報道が飛び交った。

「日経エンタテイメント!」で堂本光一は、こういった報道で自分の名前が出たことに関して<僕自身、戸惑っている部分もあります>としつつ、<「光一は落選」と報道しているところもあるようですけど、「そもそも俺、立候補してないのにな」>と笑う。

そして、堂本光一は「ジャニー喜多川社長の後継者」という話題のつくり方そのものにも疑問を投げかけていた。

<ジャニーさんは「タレントはタレントが育てる」という考え方です。先輩のバックで踊ることをはじめ、あらゆる点で。ゆえに、その仕事は僕らタレント全員が受け継いでいくんだという意識を改めて持たなければと思っています>

「後継者」というものがあるのだとすれば、それはジャニーズ事務所のタレント全員である、ということだ。堂本光一がこのように語る背景には、ここ最近のジャニーズ事務所のお家事情があるようだ。
堂本光一はジャニーズ事務所全体で後輩育成に取り組むと宣言
 現在のジャニーズ事務所はKinki KidsがCDデビューした1997年に比べて巨大化し、ジャニー喜多川社長の手も回らなくなっている。

Kinki Kidsと同時期までにデビューしたグループのライブにはジャニー喜多川社長も必ず足を運び、直接アドバイスをもらっていたのだが、最近ではデビュー組ですらジャニー喜多川社長から直接指導されたことがないケースもあるという。堂本光一はその状況に<ジャニーさん流のステージの作り方というものがだいぶ薄まってしか伝わりません>と危機感を募らせる。

<僕らタレント全員が受け継いでいくんだという意識を改めて持たなければと思っています>と発破をかけたのは、ジャニー喜多川社長から直接アドバイスをもらってきた世代のタレントとしての責任感なのであろう。

実際、滝沢秀明本人も、自分だけでジャニー喜多川社長の仕事を継承しようとは思っていないようで、「週刊新潮」(新潮社)2018年10月4日号のインタビューでは<実際のところは、ジャニーズはタレント皆が団結してやろうという思いが強いんです。僕は引退しますが、関係は変わらず、先輩は先輩、後輩は後輩。今まで以上にとことん甘えていきたいなと思います>と語っている。

その通り、後輩育成に力を入れているのは滝沢秀明だけではない。堂本光一も自身が座長を務めるミュージカル『Endless SHOCK』にジャニーズ事務所の後輩タレントを入れているし、また、東山紀之もジャニーズJr.の育成やプロデュースに深く関わっている。

『ザ少年倶楽部』(NHK BSプレミアム)内の「東山紀之 presents スペシャルステージ」や、2018年1月に帝国劇場で上演された『JOHNNYS’ Happy New Year IsLAND』第2幕の演出などを担当しているが、東山紀之はジャニー喜多川社長のもつ「トンチキ」なエッセンスを継承しているとファンの評価も高く、『JOHNNYS’ Happy New Year IsLAND』に関しては、ジャニー喜多川社長も<負けましたよ>(2018年1月3日付ニュースサイト「スポーツ報知」)と、その手腕を認めている。

滝沢秀明や堂本光一など、今回の「ジャニーズ後継者問題」の報道で名前があがったタレントのみならず、これからは「後輩グループの育成やプロデュース」という仕事で中堅以上のタレントが新しい魅力を発信する機会が増えるのかもしれない。

(倉野尾 実)

あなたにおすすめ