「村上虹郎がこの世にいてくれて良かった」『銃』武正晴監督に言わしめる


第31回東京国際映画祭のアウォード・セレモニーが2日、東京・六本木のEXシアター六本木で行われ、『銃』の武正晴監督が「日本映画スプラッシュ」部門の監督賞を受賞。また、『銃』で主演を務めた村上虹郎が、宝石の原石(ジェムストーン)のような輝きを放つ若手俳優を表彰する「東京ジェムストーン賞」に輝いた。

武監督は、アウォード・セレモニー後に行われた記者会見で、村上の起用について「タイミングがすごく良かった。二十歳の村上虹郎という素材を、この『銃』という作品の中でとれたというのがすごく良いタイミングで、映画というのはタイミングが大事なんだなとつくづく思いました」とコメント。「村上虹郎がこの世にいてくれて良かった」と語った。

そして、「この世にいてくれて良かった」と言わしめた村上の魅力について聞かれると、武監督は「『銃』という映画の主人公は誰もがやりたがる役ではない。人を銃で殺めてしまうという役を、若者である虹郎くんが、自分の精神がどこにいるかわからないくらいまで自分を追いつめてその役に挑んでいく。貴重な存在」と、全力で挑む姿勢を称賛。「人がやりたがらないものをちゃんとやって体現してくれる、それが俳優の仕事だと思う。そういう俳優がたくさんいる中の一人として、村上虹郎という俳優がいてくれてありがたいなという思いです」と説明した。

なお、「日本映画スプラッシュ」部門の監督賞は、武監督と『メランコリック』の田中征爾監督が受賞。「東京ジェムストーン賞」は、村上、木竜麻生、リエン・ビン・ファット、カレル・トレンブレイが受賞した。

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