見た目も中身もカリスマ! 藤田ニコルが支持されるのは“時代への醒めた目”だった?

日刊サイゾー

2018/11/2 21:00



どうしてあのタレントは人気なのか? なぜ、あんなにテレビに出ているのか? その理由を、業界目線でズバッと斬る「ズバッと芸能人」。

今回取り上げるのは藤田ニコルだ。Twitter、Instagramのフォロワーはそれぞれ240万人、230万人。これは、愛知県名古屋市の人口と同じくらいの数字である。そんな彼女の活躍は、ここのところ、さらに目覚ましい。

11月2日『#ミレニアガール』(フジテレビ系)

11月3日『有吉ジャポン』(TBS系)

11月3日『来週からカラダWEEK!あなたのカラダ何歳ですか?』(日本テレビ系)

11月3日『オスカル!はなきんリサーチ』(テレビ朝日系)

11月4日『ポケモンの家あつまる?』(テレビ東京系)

11月5日『上田晋也の日本メダル話』(日本テレビ系)

11月5日『ヒルナンデス!』(同)

11月5日『有吉ゼミ』(同)

と、枚挙にいとまがない。

ちなみに、10月28日に出た『おしゃれイズム』(同)は10.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区 /以下、同)だった。7日の同番組は6.4%(ゲスト・黒木華)、14日が9.7%(賀来賢人、鈴木伸之、太賀)、21日が9.9%(勝地涼)なので、やはりある程度「もっている」のであろう。

そんな時代に求められる理由は、生き方を自由に泳ぐところにある。「にこるんビーム」を繰り出し「おバカ」キャラとして世に出た頃は、テレビ各局とも、正直、鈴木奈々や今井華などモデル出身の女性タレントとほぼ同列でキャスティングしていたものの、正直どこが人気なのかわからないまま起用していたフシもある。

だが、そんなおバカ全開だった頃でも、ワイプでのコメントは単なるおバカタレントとは一線を画していた。残念ながら知性は感じないが、なぜか妙にひっかかるというのか、かなりクールな物の見方をするなというのが印象だった。もちろん辛らつというわけでもなく、「寂しさ」が裏側に潜んでいるような感じのコメントぶりだったのだ(これは有吉弘行マツコ・デラックスにも共通して言える)。

よってニコルが昨年、「Popteen」から「ViVi」の専属モデルとなり、ビジュアルから脳みそまで入れ替えたのかというぐらい考え方もフルモデルチェンジされたことに驚きを感じながらも、自分を俯瞰で見る能力に長けていると思ったのも事実である。

そもそも、タレントは(特に若い頃は)一度そのキャラが浸透してしまうと、そこからの脱却が難しいし、それをした途端にオファーがかからなくなる危険性がある。だが、ニコルはそうした不安にも臆することなく自分を変え、脱皮していった。そして、それがまたウケている。りゅうちぇるなどもそうだが、誰かに言われるわけでもなく、自分がこうしたいからそうしているのだ、という「生き方」で支持されている稀有なタレントであろうと思う。

だが、小倉優子が「こりん星のりんごももか姫」という設定を「あれはキャラだった」と自ら告白することで“ひと稼ぎ”したのとは違い、そこまで自分を偽ってはない。ビフォーもアフターも、藤田ニコル本人であるのだ。だが、今あえて「にこるんビーム」をイジられると、激しく嫌がるのは、あまりに近い歴史であることと、20歳の若さゆえだろう。何年かすると自らイジりだすのかもしれないが、逆にそれをすると我々は引いてしまうかもしれない。

そんな中、彼女にはひとつ心配なことがある。先の『おしゃれイズム』で彼女は、「もし好きな人がいて、結婚しようと言われたらしちゃうタイプ」と自らを分析したのだ。つまり、いまやファッションプロデュースなどに貪欲に進出している身であるにもかかわらず、そこまで芸能界への執着もないように見える。もちろん、結婚後も仕事を続ける可能性もあるが、いわゆる「ママタレ」で、自らの子育て生活を切り崩しながら生き永らえるタイプにも見えない。

だが、若干20歳、これからどんなことを企んでいるのか、その可能性は無限大、未知数な気がする。その意味では、彼女はまだブレーク前夜なのかもしれない。

(文=都築雄一郎)

◆「ズバッと!芸能人」過去記事はこちらから◆

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