釈由美子が「キャベツ湿布」実践を明かし批判 出産・育児中の女性を取り巻く医学的根拠の薄い民間療法

wezzy

2018/10/20 18:15


 2016年に男児を出産した釈由美子(40)が『今夜くらべてみました 直美&だいすけお兄さん豪華女子会2時間SP!』(日本テレビ系)にて、授乳期の乳房に「キャベツ貼ったり」と発言し、ネット上で物議をかもしている。

釈由美子の「キャベツを貼った」発言は、番組中盤の「だいすけお兄さんvs面倒なパパママ会」での一幕だ。釈は、つるの剛士(43)、井上和香(38)、加藤夏希(33)らの子持ち芸能人、そして『おかあさんといっしょ』(NHK Eテレ)で第11代目・うたのおにいさんを務めていた横山だいすけ(34)も交え、パパママトークで盛り上がっていた。

卒乳後のバストサイズの変化について、「インドカレーのナンってあるじゃないですか。お代わり自由の2枚目のナン」「やる気のないナン、みたいな」と自虐的に明かした後、MCの後藤輝基が授乳期の妻のバストについて「子どもができて張った時はすごかった」「ちょっと痛々しくもあった、パンパンで」と、経験談を語ると、釈は乳が張って痛かった時期には「キャベツを貼ったり」と発言。他の参加者を驚かせていた。ちなみに井上和香はキャベツを貼ることはなかったそうだ。

産後しばらくは胸がパンパンに張ってしまい、痛くてたまらなかったという経験を持つ女性は多い。釈由美子が実践した“キャベツ湿布”は、産後の乳腺縁対策として主にネットで語り継がれる民間療法で、検索すれば簡単にたどりつく。キャベツのみならずジャガイモ湿布、サトイモ湿布などをすすめる記事もあるが、そうした野菜を痛みの患部に貼るといい、というものだ。実は筆者も産後、ものすごく乳房が痛くなったとき、冷蔵庫にキャベツがあったので、試しに貼ってみたことがある。冷たくて気持ちいいと感じたが、それは水をしぼったタオルでもまったく同じだっただろう。“キャベツだから良い”という根拠はどこにもない。

おりしも『今夜くらべてみました』の放送日であった10月17日、BuzzFeedが小児科医の森戸やすみ氏による『「キャベツ枕」「キャベツ帽子」で熱が下がる?』という記事を配信し、話題を呼んでいた。

『「キャベツ枕」「キャベツ帽子」で熱が下がる?』は、「子どもの熱が出たときに、キャベツの葉を頭にかぶせるといい、毒素が体外に出て熱が下る」と勧める記事を医学的に否定した内容で、キャベツが体内をアルカリ性にする、キャベツが“毒素”を吸い出す、などの説に明確なNOを示している。

野菜湿布についてはむしろデメリットがあるとして、〈生の野菜には、リステリア菌などの細菌が付着しています。キャベツでついたその菌を授乳の時に赤ちゃんが口にして感染する恐れ〉〈かぶれたりすることもあるので、保冷剤のほうが安全〉と森戸氏は説いている。

この記事が話題となっていた時期だけに、釈由美子の不用意な発言をバッシングする向きもネットにはある。釈にも番組制作側にも悪気はなかっただろうが、この発言を流す以上は、“キャベツ湿布”は医学的根拠のない民間療法であり、危険な側面もあることを補足する必要があっただろう。

出産や育児を取り巻く根拠なき“珍説”がネットには多く蔓延っている。ネットに限らず、残念ながら本や雑誌にも、医学的根拠のない民間療法をすすめるものはある。特に初めての出産や育児で不安な気持ちを抱え孤立しがちな女性にとって、そうしたものを頼りになると感じ、誤った情報を信じてしまうことは、決して珍しいことではない。タチの悪いものになると、母子の身体を蝕んだり、金をむしりとったり、というケースもある。

情報を鵜呑みにしない冷静さを持ちたいが、人には冷静でいられない時期もある。その渦中にいる人に対して、周囲が関心を持ってあげること、「これはおかしい情報では」と気付いたら指摘することなども重要だろう。また、親切のつもりで無根拠な情報を「ネットで見たよ」とアドバイスするのはご法度だ。すべての民間療法が否定されるべきではないが、怪しい話を信じてしまうとき、根底には不安がある。そのことを周囲も理解してほしい。

当記事はwezzyの提供記事です。

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