うつ病、引きこもりから脱却するも女性不信に…結婚に憧れる男のなげき

日刊SPA!

2018/10/16 15:51



人のモテ度はこれまでの育ち方で養われる。たとえば、男子校出身の人間が大人になっても女性との接し方が苦手だと言われるように……。今回紹介する「結婚できない男」は、少年時代に家庭の事情からうつ病を発症し、コミュニケーション障害になったと話す大橋康太さん(仮名・34歳)。そんな状態でも、女性にモテたい一心で様々なアルバイトを経験したという大橋さんの闇を聞いてみた。

◆母親が原因で周囲から孤立。セックスに明け暮れる毎日

「幼い頃に両親が離婚し、僕は母親に引き取られました。飲み屋を経営していた母は、昼間に知らない男をしょっちゅう家に連れ込むようなだらしない人間という印象が強かったです。虐待はなかったのですが、学校から帰ると近所の祖父の家に行くようにと母から言われていたので、夜は祖父の家で過ごすことが多かったです」

地元は東北の田舎ということもあり、母の男関係の噂は近所で有名だった。そのため、学校では孤立していたという。

「いじめとまでは言いませんが、話しかけてくるクラスメイトは少なかったです。中学に入り思春期になると母に対する嫌悪感が強くなり、その反抗心から家に引きこもるようになりました。それでも、“女の子にモテたい”という普通の男子が抱く欲求があったことはよく覚えてます。そんな僕でしたが、祖父が『高校にだけは行ってほしい』と言って受験をさせてくれたのは今でも感謝しています。しかし高校に入学して間もなく祖父が他界。以来、うつ病を発症したんです」

それから、再び引きこもる日々が続いた大橋さん。病んだ生活の中でセックスに溺れたという。

「引きこもっているときに当時流行っていた、出会い系にハマっちゃったんです。プロフに『うつ病です』と書くとなぜか病んでいる女の子ばかり釣れるんですよね。みんな病んでるとチャットでは言いつつ、わざわざセックスするために他県まで会いに来るバイタリティーを持っていてビックリしましたね。このときは車を持っている年上の女性とばかり遊んでいました。遊ぶ場所は相手持ちでラブホテルに行くかカーセックスが定番でした」

色白で筋肉質の大橋さんは、外見だけで見ると女性受けしそうだ。高校時代はセックスに明け暮れていたが、どうにか卒業だけはすることができ、上京を決意した。

◆出会い系は卒業するも、一切モテず……

「地元にいる意味がなかったので、なんとなく上京したという感じです。とはいえ、金も学歴もない僕ができることといったらアルバイトぐらい。しかもうつ病になってからは出会い系ばかりやってきたもんですから、普通の女の子と会話をするのが苦手になってしまい、東京に出てきても全くモテなかったんです。どうにか克服しようと、女の子にモテそうなバイトばかりしていましたね。ライブハウスのスタッフ、バーテン、お笑い芸人など……。

でも、そういう場所に集まる女の子ってなぜか病んでる子が多いんです。中でも1番キツかったのがバーテン。ストーカーみたいな女性客が多かったんですよ。カッコイイ先輩が1人いて、その先輩の仕事が終わるのを何人もの女性客がずっと待ってるんです。最初は羨ましいと思ったんですが、先輩がお持ち帰りした客にホテルで寝顔の写真を撮られてサイトに載せられたなんてことも。それで客同士が店でケンカして、止めようとしたらボトルを投げられて顔に大けがをしたこともあります。そんな現場ばかり見ていたので、克服どころか逆に女性不信になっちゃいましたね……」

現在はネットカフェと日雇いのアルバイトで生計を立てているという大橋さん。女性不信になった今、男だらけの職場がラクなのだそうだ。

「最近はネットゲームにハマっていてたまにオフ会で女の子と遊ぶぐらいですが、セックス止まりでそれ以上発展することはありません……。マトモな家庭で育っていないので、結婚に対する憧れは強いのですが、その前に普通の恋愛をできる気がしないんです。」

周囲の影響により女性不信になった大橋さん。ネットゲームにハマる現状は、上京前ほどではないにせよ引きこもりの兆候が現れている気がしなくもない……。そんな彼に必要なのはまず、異性を恐れず、女性ときちんとした付き合いを始めることからなのかもしれない。

――シリーズ―「結婚できない男のため息」vol.4――

【結城(ゆうき)】

恋愛ライター。鋭い視点で世の男女を観察し、夫婦問題からイタい火遊びまで、幅広いエピソードを華麗に紡いでいく。Twitter:@yuki55writer

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