“おうちハロウィン”は、ピンクッションで大人っぽく【花と素敵な週末を Vol.13】

レタスクラブ

2018/10/12 20:00

こんにちは!「ウィークエンドフラワー」プロデューサーの小川典子です。こちらでは、旬の季節に楽しみたい花の、“長もちさせるハウツー”や“簡単おしゃれなコーディネイトのコツ”をお伝えしていきます。花瓶がなくても大丈夫。少しの花材と身近な雑貨を組み合わせて、家のなかに自分のお気に入りの花コーナーを作ってみませんか?

■ 10月第2週のおすすめは「ピンクッション」

10月のウィークエンドフラワー.その2/ピンクッション(和名:ー、英名:Pincushion)

●原産国: 南アフリカ南東部沿岸

●主な生産地: 南アフリカ、オーストラリア

フラワーショップの軒先には、オレンジ色のミニパンプキンや、こっくりとした秋色の花、紅葉した枝葉たちが並び、ハロウィン気分を盛り上げてくれています。10月31日まではあと2週間ほどありますが、ウィークエンドに飾る花をちょっとハロウィンテイストにすると楽しい気分になりそう。今週はユニークな花姿の「ピンクッション」をチョイスしました。

なんとも不思議でエキゾチックな雰囲気の「ピンクッション」は、大地のエネルギーを感じるアフリカがルーツの花。現在人気再燃中の“ネイティブフラワー”のひとつで、オーストラリアや南アフリカから輸入され、晩夏から秋口に最盛期を迎えます。今回のアレンジに登場する「リューカデンドロン」も同じネイティブフラワー、ヤマモガシ科の仲間になります。

「ピンクッション」はその名のとおり、“針山”のようなユニークな花姿が特徴。つやつやしたプラスチックのような糸状のものが雄しべになります。つぼみのときには、産毛のような細かい毛(花被)に包まれていて、そこから雄しべが飛び出すように開くそうで、どこをとっても珍しい生命力溢れる花です。花もちがよいことから秋色アレンジに重宝され、きれいなドライフラワーになるので、スワッグの花材にも向いています。

そして、すっかり日本ナイズされて、子どもも大人もワクワクするイベントとなったハロウィン。今年のトレンドは、家の中で家族や仲間と楽しむ“おうちハロウィン”です。子ども向けのキッズパーティでは、ハロウィングッズ満載な感じのコーディネイトが楽しいですが、大人が集うハロウィンナイトではあまりグッズに頼らずに、ちょっと怖~いテイストの花でウィットを効かせたデコレーションがおすすめ。パンプキンにシックな花やキャンドルをプラスするだけで、ぐっと大人っぽいハロウィンの演出になります。

■ 不気味な花で楽しみたい、大人ハロウィン

悪魔という名の「ディアボロ」や、魔女のほうきのようなケイトウなど、ハロウィンにちなんだモチーフや不気味な表情の花をチョイスするのが、ハロウィンアレンジのポイントです! 色合いは、ハロウィンカラーのオレンジ系のグラデーションがまとめやすいと思います。アクセントに濃いパープルの花や黒い葉と実、さらにキャンドルをプラスすれば、少ない花材でも不気味で素敵な(!?)ハロウィンデコレーションができあがります。

■材料(花材費合計=1500円前後)

●花材(画像下・左から)

グニ―ユーカリ/1本

ピンクッション「アップルコーズ」/2本

リューカデンドロン/1本

ディアボロ(黒い葉の枝)/1本

コニカルブラック(※上の作品画像、左の小瓶&手前の木皿の黒い実)

●器について

昨今のインダストリア風男前インテリアの人気で、すっかり定番の雑貨「薬瓶」や、ボトル形の器を花器に選びました。こげ茶色のガラスが、ネイティブフラワーの質感にぴったり!理科の実験室のようなどこか懐かしい雰囲気が、ガーリーな花や人気のドライフラワーなど、どんな花とも似合うので持っていると重宝します。

●コーディネイトについて

ハロウィンデコレーションの鉄板は「オモチャカボチャ」といわれる、観賞用のカボチャ! 一般的なオレンジ色のミニパンプキンだけでなく、恐竜の卵のような不思議な色柄のカボチャや、最近は白色やアンティークカラーのもカボチャも人気があります。今回は中型のオレンジ色のカボチャ、よく「ジャック・オー・ランタン」に使われる「ブッシュ」を選びました。少し個性的な表情のカボチャを並べると、ワンランク上のコーディネイトに見えて素敵です。

今回は黒い天板の家具の上に飾っています。「黒の面積を大きく、オレンジ色をアクセントに」というバランスが大人っぽくまとめるコツ。黒っぽいトレーや板の上に載せるなどするとよいでしょう。

今回のように、大きさが異なる複数の器を並べて飾ると、それぞれに花をいけるのが簡単なうえ、全体的に「ディスプレイコーナー」っぽくなりますので、おすすめです。もちろん、大きな瓶に、全ての花をまとめていけても↓、素敵ですよ~。

■3ステップでアレンジ

1、 器を複数用意し、それぞれに切り花鮮度保持剤を希釈した水を入れます。水に浸かる部分の葉を取り除きます。

2、 ひとつの器に、ピンクッション1輪とユーカリ、もうひとつの器にピンクッション1輪、リューカデンドロン、ディアボロの順番にいけていきます。小さな器があれば、ディアボロの葉やリューカデンドロンの切り落とした花、コニカルブラックを小さくいけます。

3、 2本のピンクッションがま横に並んで見えないように、花の高さに高低差をつけたり、器の位置を前後したり、空間のなかでバランスのよい場所を見つけます。オモチャカボチャ、キャンドルなど小物も合わせて楽しく飾りましょう♪

※ディアボロをはじめ、紅葉の枝ものはとても水が下がりやすいです。フラワーショップでの購入時に、ちゃんと水があがっているものを選び、自宅でも水から離さないようにしましょう。葉に霧吹きをしてあげると、もちが違います。

■ピンクッションを長く楽しむコツ

*とても扱いやすい花ですが、水が汚れたら交換しましょう。

*葉が黒くなり始めたら、傷んだ葉を取ってください。

今回、花器に選んだ薬瓶は…数年前にオーストラリア・メルボルンを旅した際に出会ったシーンからも影響を受けています。カフェなどのおしゃれな空間で、リューカデンドロンやユーカリ、カンガルーポーなど南半球の花々が、この「薬瓶」にお約束のように飾られていたのがとても印象的でした。

メルボルンのカフェ「SEVEN SEEDS」。こげ茶の薬瓶に、ネイティブフラワーの「リューカデンドロン」、インダストリアルな内装に合っていてカッコいいですね!

メルボルンのカフェ「Market Lane Coffee」。春のチューリップにユーカリの実とカンガルーポー、店内のあちらこちらに飾ってあってかわいかったです。

■ 「ハロウィン」ってどんな日なのでしょう!?

収穫の秋は、昔から1年のなかで、もっとも幸せなシーズンだったのではないでしょうか。ハロウィンはもともと、ヨーロッパに住むケルト民族の収穫感謝祭でした。11月1日に行われるキリスト教の諸聖人を記念する「万聖祭」の宵祭りで、ケルト人たちは昔、かがり火を焚いて、その火を提灯(ランタン)に入れ、村を練り歩き悪霊を追い払ったといわれています。

発祥の地であるアイルランドやスコットランドでは、提灯にはカブを用いたそうです。やがて、風習がアメリカに渡り、アメリカで手に入りやすかったカボチャに替わったそう(笑)。にんまり笑うオレンジ色のカボチャは、"ジャック・オー・ランタン"と呼ばれ、ハロウィンのシンボルとなりました。

アメリカ暮らしが長かった料理研究家の方によると、ハロウィンにおいてカボチャは神聖なものなので、食べないそうです。パンプキンのスィーツがいろいろ楽しみなのに(笑)

ハロウィンをお花でもっと楽しく! さあ、イマジネーションを総動員して、ハロウィンデコレーションを楽しんでくださいね♪ 花屋さんにも素敵なヒントがきっとありますよ!

ではでは皆さま、花と素敵な週末を。

produced by WEEKEND FLOWER(レタスクラブニュース)

https://www.lettuceclub.net/news/article/165383/

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