ようやくオープンした豊洲市場……周辺は「渋滞で大混乱が当たり前」になる懸念も

日刊サイゾー

2018/10/12 19:00


 紆余曲折を経て、ようやくオープンした豊洲市場。開場に向けてさまざまな問題が噴出。結局、様々な不安を抱えたままの開場となった。場内での運用に向けた課題は山積みだが、問題は市場の外にも広がっている。周辺道路の渋滞が、それだ。

これまでの築地市場よりも都心部から離れた豊洲へと移動した新市場。その大きな問題は、アクセスの悪さ。これまで買い付けに訪れていた業者は、移動に時間を浪費することを余儀なくされる。そのロスをより増やしているのが、周辺道路の渋滞である。

湾岸部の埋め立て地に位置する豊洲市場は、都心からのアクセス幹線道路は晴海通り1本だけという状況。オープンした11日には、予想をはるかに超える渋滞が起きた。何しろ、都心から豊洲市場に向かおうとすれば、勝どき橋を渡って、清澄通りと交差する勝どき交差点を直進。さらに、運河を船がくぐるために、やたら傾斜の急な晴海大橋を渡り、少し進んで交差点を右折。なお、市場に入ろうとしたら、さらにもう一度左折……。

晴海通りというのは、ただでさえ狭く交通量の多いルートだ。この通りは都営バスも数多く走っているが、時刻表は一種のネタ。時間通りにバスが来るのは早朝か深夜くらいである。これに加えて、豊洲よりもさらに先の有明方面も近年はタワーマンションが建つなど人口が増加中。このあたりの住民は自家用車の所有率も高い。

つまり、ただでさえ道路が狭く、交通量も増加傾向にあるところに豊洲市場という新たな渋滞要因が増えたわけだ。

近隣を走るタクシー運転手に聞いたところ「深夜早朝に晴海通りから、勝どきや有明方面への利用客は多いが、渋滞でクレームが増えるのではないか」と懸念していた。

今後、環状2号線が開通すれば都心へのアクセスも改善されるといい、この11月には、暫定開通するというが、しばらくの間、周辺一帯は渋滞地獄に悩まされそう。

加えて、年末のコミックマーケットの時期も、ゆりかもめは例年以上にとんでもないことになる予感。いろいろ懸念ばかりが増えていく。
(文=特別取材班)

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