狭小住宅でも快適に住める!「ちっちゃな家の空間3原則」って?no.2

日刊Sumai

2018/10/12 17:50

「ちっちゃな家」シリーズで有名な、建築家・杉浦伝宗さんの名言、狭小住宅の空間3原則「透ける・抜ける・兼ねる」
前回は「透ける」についてお話しましたが、今回は「抜ける」ついてお話いたします。
狭小住宅テクニックの「抜ける」とは?
杉浦さんが提唱した住宅の「抜ける」は、ファッションで言うところの「抜け感」とは異なります。
カジュアルファッション
ガチガチに決めず、カジュアルアイテム等で「すき」を作るのがファッションの抜け感
狭小なのに広く見える住宅には、以下のこんな共通点がありませんか?
それは、「取り払われた壁」「高い天井」「吹き抜け」「オープンなロフトや階段」などで、開放感のある空間になっている点です。
開放感のある空間
つまり床壁天井等を上手に抜くと、風が抜ける・光が抜ける・そして視線が抜けるので、広く快適に住めるという事なんですね。

「抜ける」は3原則の中でもハードルが高い?
しかし、この「抜ける」の場合は、「設計段階でないとダメでしょ」とか、「既にでき上がっている家や賃貸住宅では無理!」と思われるかもしれません。
確かに床壁天井を抜いたり、階段に手を加えるのは、基本大規模な工事になってしまいます。
ですが、うまく使って空間に「抜け」を作ることが可能、しかも知らない人はいないポピュラーなアイテムがあります。
そう、それは鏡・ミラーを使うことです!
鏡

その先も空間が続いて見える!「鏡」の有効活用法
鏡空間
鏡は、左手の壁に大きく貼られています
この場合、できればなるべく大きくシンプルな鏡を選び、床も映り込む位置に設置すると効果は抜群です。
壁一面に大きな鏡を貼ったヨガやダンススタジオが、驚くほど広く見えることを思い出してください。

ヨガスタジオ
つむぎ / PIXTA(ピクスタ)
ただし、場所の検討は充分に行いましょう。
鏡に映ったテレビとローテーブル
鏡に映ったテレビとローテーブル
落ち着かないと感じる人もいますし、もし多くの物が映り込んで、ごちゃつき感が倍になってしまっては本末転倒です。

これは筆者の狭小平屋での導入例です。
長方形の鏡
長方形の鏡を前の家では、姿見として縦長に使っていましたが、ふと思いついて窓の上に横長で当ててみたら、なんだかとても新鮮に見えたんです。
長方形の鏡
しかも照明が映り込んで、光熱費ゼロで明るくなる(笑)というオマケが付いてきました。
長方形の鏡
ペンダント照明、実際は2つなのに3つ分の明るさ(右が鏡に映ったもの)
ペンダント照明、実際は2つなのに3つ分の明るさ(右が鏡に映ったもの)
このように部屋とバランスが取れていて、インテリアにマッチすれば、サイズやフレームデザインは好みのものでも、充分その効果を狙えるでしょう。
もう一つ「抜ける」のお手軽な取り入れ方を。
大きめのテーブルの天板がガラスだと、視線が床壁に抜けて、圧迫感がありません。
天板がガラスのテーブル
これは置くだけでできる、「抜ける」と「透ける」の合わせ技ですね。

いかがでしたか?
気になる技がありましたら、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
次回は3つ目の「兼ねる」です。

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