二日酔い防止に役立つテクニック 複数組み合わせれば効果あり!?

日刊SPA!

2018/10/12 15:54



― 30代が知らないと恥ずかしい! 今さら聞けないお酒のキホン第19回 ―

1人飲みであれば、自分のペースで飲めばいいだけです。とはいえ、他の人と飲むのであれば、そのペースに引きずられることもあるでしょう。そんな時のために、同じ量を飲む場合、なるべく酔わないように、二日酔いにならないようにするテクニックを紹介します。もちろん、常識中の常識もありますが、いくつかを組み合わせることで効果を期待できます。

◆二日酔い対策の基本は空腹で酒を飲むのを避けること

まずは、空腹で飲むのをやめること。つまみと一緒に飲むのは基本ですが、その前にも腹に何か入れておきたいところです。腹ぺこの状態で夕方の宴会が始まったなら、しばらくは酒量を抑え、食事メインでかき込んでおくといいでしょう。メニューは何でも構いません。もちろん、肝機能を強化するとか胃壁を保護する効果のある食材に越したことはありませんが、1食分くらいで1回の飲み会で飲むアルコール量をどうこうできたりはしません。

◆酒を飲む前に水分をたっぷり補給しておく

水分を取るのも基本です。酔い具合は血中アルコール濃度で変わるので、汗をかいて喉が渇いている状態で酒を飲んだらあっという間に酔いが回ってしまいます。逆にたっぷり水を飲んでいれば、同じ量のアルコールでも酔いを押さえられます。水を頼みにくい場合は、ウーロン茶を頼んでもいいですし、ハイボールや水割りなど薄めた飲み物にするのもいいでしょう。それ以前に、飲み会に向かう途中にペットボトル1本を補給しておくことをオススメします。

リラックスすると、酔いが回ります。BARではたくさん飲めるのに、自宅だとビール1缶で酔ってしまう、というのもそのためです。もし、酔いたくない飲み会なら、高いスーツや時計などで装備を固めて出撃してはいかがでしょうか。汚したりなくしたら一大事なので、気を緩めずにいられるでしょう。

一気飲みをすると酔うのは理解できると思うので、その逆にゆっくりと飲むことです。水を飲み、つまみを食べながら、ちびちびと飲めば酔いにくくなります。

また、複数の種類のお酒を飲むちゃんぽんが酔うというのはありません。一般的には、色々飲むと分量の把握ができず、飲み過ぎてしまいがちになるためと言われています。ただ、人によっては少量でも酔いが加速したり頭が痛くなるお酒があるケースも考えられます。その際は、苦手なお酒を把握しておくことをオススメします。

ちなみに、筆者はジンが大好きなのにほとんど飲めず、悲しい思いをしています。また、酔っているときにスポーツドリンクを飲むと酔いがひどくなるというのも都市伝説です。確かにスポーツドリンクの吸収は早いですが、アルコールには影響ありません。逆に効率的な水分補給ができるので、飲み会後にはオススメできるほどです。

◆お酒に酔いやすいあるあるは本当か?

ストローで飲むと酔いやすいというのも間違いと言われています。ただ、これに関しては実際に酔う現象に遭遇したことが何度もあるので、半信半疑という所。あまり強いお酒を無理にストローで飲むのは避けたほうがいいかもしれません。

気圧が低いと酔います。富士山の頂上で酒盛りをしたとき、ビールしか飲んでいないのに想像以上に酔って驚いたことがあります。飛行機の中も気圧が低くなっており、酔いやすいと言われています。実際に事件も頻繁に起きていますね。先日(10月5日)も、ANAのパリ支店長が自社のビジネスクラスに乗ってワインを6杯飲んで酔っ払い、近くの女性に頸椎捻挫のけがを負わせました。航空会社で出世している人でもコントロールがきかなくなってしまうのが怖いですね。

ちなみに、気圧が低いために酔うメカニズムは低気圧による血管拡張やアルコール分解に使われる酸素濃度の違いといった説がありますが、明確には解明されていないようです。

寝不足やストレスも酔いを加速します。飲み会を避けられないなら、なんとか午後に昼寝の時間を確保しましょう。スポーツジムやサウナに行くのも最高ですが、その際はいつもより多い水分補給を心がけてください。

◆二日酔いを避けたいなら飲んで帰ってもすぐに寝ないことが重要

翌日つらい二日酔いも避けたいところです。そもそも、前述のテクニックを使って酔わなければ二日酔いにもならないのですが、ちょっと飲んでしまった場合に備えたテクニックを紹介します。何より、すぐに寝ないことが重要です。

酔っていれば幸せですし、眠りたいでしょうし、翌日も早いかも知れません。それでも起きたままアルコールを分解してから寝るのと、即寝では翌日の体調が違います。寝ているときは、起きているほどアルコールを処理できないのです。飲酒運転の事例では、前日の晩に飲んでたっぷり睡眠を取った翌朝に摘発されていることがよくあります。起きていればなんと言うこともない量でも、寝ていたので分解しきれなかったのです。寝る間に1時間白湯を飲みながらゆったり過ごせば、睡眠の質を少しは改善できますし、二日酔いになる可能性も抑えられるので覚えておきましょう。

個人的にはサプリや薬などにあまり頼らないほうがよいと思います。特に、頭痛がするからとアルコールと鎮痛剤を飲むようなことは避けましょう。アルコールを分解すると謳っているドリンクも、先に飲んでしまうと結局飲む量が増えてしまう可能性があるので、中盤もしくは飲み会が終わった後に飲むことをオススメします。

今日から、上記のテクニックのうち少しでも実践し、カラダを大事に飲みましょう。末永くお酒を楽しむために、普段からの心がけが重要です。

【柳谷智宣】

お酒を毎晩飲むため、朝出勤する会社勤めが無理ということで20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープンし、国内外5店舗を展開。2年前には海底熟成ウイスキーを扱う「トゥールビヨン」を立ち上げた

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