大阪のおばちゃんは「お姉さん」で振り返り、おっちゃんは見えない銃で撃たれてくれる!

テレビドガッチ

2018/10/12 14:00

大阪は楽しい街だ。何が楽しいって人が楽しい。同じ大都会でも東京にはない人の面白さと温かみがある。東京の人が見知らぬ人との関わり合いを避けようとするのに対し、大阪の人は面識がなくても話しかけてくれる。コミュニケーションを楽しみ、それによって人生を楽しむ人びとではないか。

だからなのか、世界住みやすい都市ランキングでウィーン、メルボルンに続いて3位に選ばれたという。大阪の楽しさを世界も認めてくれたのだ。
10月18日(木)よる9時から放送予定の「秘密のケンミンSHOW 2時間スペシャル」では、秘密のOSAKAゴールデンベストと題して同番組が長年取材して来た大阪府民の魅力をたっぷりお届けする。10年前のユニークさをいまも大阪は保ち続けているのか、確認する企画だ。

最初の秘密は「大阪のおばちゃんはお姉さんと呼ぶと振り返る」というもの。10年前のロケでは、商店街を歩くおばちゃんたちに「お姉さん」と呼びかけると例外なく振り返ってくれた。

今回のロケでもなにげに歩くおばちゃんに「お姉さん!」と呼びかけるとほぼ全員が振り返ってくれた!「いやらしねえ」と照れながらも、おばちゃんと呼ばれても振り返らないがお姉さんなら振り返る、と言ってのける。「お嬢さん、ならどうですか?」と聞くと「もっとうれしい!」と堂々と言うのだ。
笑いながらそう言うおばちゃんたちは、なんとも可愛らしいではないか。日本人は年齢を気にし過ぎだとよく言われるが、若々しくありたい気持ちは素晴らしい。いつまでもお姉さんであり、お嬢さんでいてほしいと思う。次のテーマは「大阪府民は見えない銃で撃たれ、見えない刀で切られる」というもの。そんなことノリのいい一部の人だけだろうと思いきや、大阪のおっちゃんたちを番組スタッフが見えない銃で撃つと「うわああ、やられた」と言ってくれる。見えない刀で斬りかかると「うううう!」と痛がって手をつくほど倒れてしまう。そうだ、大阪府民はみんなノリがいいのだ。見知らぬ相手なのに「バキュン!」と撃つとどんなに急いでいても必ず反応してくれる。「もうええちゅうねん!」と言いながらなぜか「ありがとう」と言ってくれる。楽しい一瞬に感謝してくれるのだ。
これを東京の街でやったらどうだろう?怪訝な顔をされて逃げていくか、ヘタをするとギロリとにらまれてしまうかもしれない。もちろん見知らぬ人にやることとしては、馬鹿みたいで失礼な行為かもしれないが、人生を楽しんでいるのは大阪府民のほうではないだろうか。最後は大阪府民の知らないこと。「タンメンを大阪府民は知らない」のだと言う。確かに10年前の大阪府民に「タンメンって知ってますか?」と訊ねると知らないと答えていた。どうやら関西の文化にはないらしい。だが10年経って大阪にもタンメンが伝わっているかもしれない。

今回のロケで聞くと「知ってる」という反応が!だがどんな味かを聞くと「辛いやつ」と言う。よくよく聞くと、担々麺のことだと勘違いしていたのだ。他にも「知ってる」とおばちゃんが言うのだが、「餃子みたいなの」と説明するのでワンタンメンと勘違いしたとわかった。さらに「短い麺でタンメン」と言ったり「タンのメンズ?短い男?」などと全然違う方向をイメージする人もいた。どうやら10年経ってもタンメンは大阪に伝わっていなかったとわかった。
10年前もいまも同じように楽しい大阪府民。「ケンミンSHOW」では大阪ネタがひとつの定番になっている。番組のネタ振りに毎回見事に応えて笑かしてくれる大阪府民は愛すべき存在だ。「ケンミンSHOW」にはその面白さを味わいつくすべく取材を続けてほしいものだ。

(文・境 治)

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