『手を上げて渡りましょう』はもう古い 「子供にも教えちゃった」「知らなかった」

grape

2018/10/12 04:30


※写真はイメージ
「横断歩道などを渡る時は手を上げて渡りましょう」

子どものころに一度は聞いたことのある言葉ではないでしょうか。親になり、子どもに「手を上げよう」と教えている人もいるかもしれません。

しかし、国家公安委員会が交通ルールを定めた『交通の方法に関する教則』にそういった記載がされていたのは、随分と昔のことだったようです。

いまは違うの!?

産経ニュースによると「手を上げて渡りましょう」と『交通の方法に関する教則』に記載されていたのは、実は40年も昔のことだといいます。

実は40年前の昭和53(1978)年に教則が改正されるまで、「車がくる道路を横断するときは、手をあげて合図をし、車が止まったのを確かめてから渡りましょう」と書かれていた。改正で文言が消えていたのだ。
産経ニュース ーより引用では、改定後の教則にはどのように書かれているのかを見てみると…。

(1) 近くに横断歩道橋や横断用地下道など安全に横断できる施設がないときは、道路がよく見渡せる場所を探しましよう。

(2) 歩道の縁や道路の端に立ち止まつて、右左をよく見て、車が近づいて来ないかどうか確かめましよう。特に、左方向から進行してくる車は、遠くにあるように見えても、横断中に近づいて来ますので、注意しましよう。

(3) 車が近づいているときは、通り過ぎるまで待ちます。そして、もう一度右左をよく見て、車が近づいて来ないか確かめましよう。

(4) 車が近づいていないときは、速やかに横断を始めましよう。車が止まつてくれたときは、ほかの車の動きに注意し、安全を確認してから横断を始めましよう。この場合、道路を斜めに横断したり走つたりしてはいけません。

(5) 横断中も車が近づいて来ないかどうか周りに気を付けましよう。止まつている車の陰から別の車が突然出てくることがありますから注意しましよう。
交通の方法に関する教則 ーより引用どこにも『手を上げて道路を渡る意思を伝える』という記述はありません。

なぜ記述がなくなったのかについては、記録が残っていないためはっきりとは分からないそうです。

諸説ある中では、このような理由が挙げられています。

・手を上げればどのような道路状況でもわたることができると誤解される。

・手を上げることでバランスを崩してしまう。

・タクシーが間違って止まってしまう。

大阪府警では新たな手を上げるスタイルを取り入れた『ハンドサイン運動』を始めているそうです。

新たに推奨する方法は、歩行者は手を高くあげるのではなく、ドライバーの視野に入る程度に手を軽く前に出して横断する意志を示すというもの。

ドライバーにも、歩行者のサインを確認したら片手を前に差し出し、「どうぞ」のポーズで応答することを勧めている。
産経ニュース ーより引用道路を横断する時は、手を上げるものだと思っていた人たちからは、驚きの声が上がっていました。

・え、子どもにも「手を上げましょう」って教えていました。

・教則なんて普段気にしないから、気付かない人が多いでしょう。

・手を上げている子どもをみると微笑ましいものですけどね。

教則に記載がなくなったとはいえ、手を上げて横断することが禁止になったわけではありません。

手を上げても上げなくても、交通事故にあわないように細心の注意をはらうことが大切です。


[文・構成/grape編集部]

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